今日も頭痛が痛いです。
目次
気象病って知ってますか?
気象病(きしょうびょう、英: meteoropathy)とは、近年認知されつつある病名で、気象の変化によって症状が出現する,あるいは悪化する疾患の総称。
(中略)
メカニズムの詳細は不明であるが,気圧を感じるセンサーからの信号により自律神経系のバランスが交感神経優位となり,それがストレス刺激となってさまざまな疾患のメカニズムを惹起するという考えがある。また、気圧の低下により人体の押される力が減り血管が拡張しやすくなるのが原因。主な治療法は、「規則正しい生活」、「十分な睡眠」や「正しい食生活」などであるが、他の原因による症状についてはこの限りではない。体力のない人が気象病になりやすい。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E7%97%85
Wikiではこのようにまとめられている「気象病」ですが、私もその患者の一人で、
先日はあまりの頭痛にアルバイトを休んでしまったので、頭痛が回復してから
Kindleでこちらの本を買って読んでみました。
いやあ~Kindleいいですね。欲しいと思った本が10秒で買える!読める!ハイライトできる!
え?まだKindle使ってないんですか?人生損してますよ。
気象病のメカニズム
気圧が下がる(=天気が悪くなる)と、人間の体はこの変化をストレスと感じてそれに抵抗しようと交感神経が優位になります。そして慢性痛のメカニズから見ると、人間は外部からの負荷を跳ね返そうとする交感神経が活発になればなるほど、痛みが強くなってしまいます。気圧の変化に対応しようと興奮する交感神経により、古傷や慢性痛の痛みの回路が脳内で活性化することで、頭が重くなったり、片頭痛の予兆を感じたりするようになるのです。
これが、気象病の原理ですね。交感神経・副交感神経の2つ。すなわち自律神経が大きく関わっているんです。
鬱になる人もいれば躁になる人も
外部環境の急激な変化に対応しようとがんばるのが自律神経系の働きですので、上がっていた気圧が下がっていく場合でも、その逆に下がっていた気圧が急激に上がっていく過程でも、交感神経に乱れが生じ、血圧や心拍数も上がってきます。
私は、気圧が大きく下がるときに頭痛や気分の落ち込み、眠気を感じる体質ですが、
気圧が上がるときに症状が現れる人もいるようです。
また、昔から台風が来るとわざわざ外に出てはしゃぐような、軽い躁状態になる人もいますが、
このような人も気圧の影響で気分が高揚してしまう、一種の気象病なんだそうです。小中学校にいましたね〜そういう同級生。
天気痛になりやすいタイプとは
ただし天気痛になりやすい人のタイプや、天気痛を引き起こす詳細な原因、天気痛と内耳との具体的な相互関係については、まだ研究が進められている途中です。
しかしひとつ言えるのは、内耳も含めて、体や心の感覚や感性の繊細な方が、天気痛を訴えるケースが多いということです。
そうそう。「心の感覚や感性の繊細な方」ね。これ大事。テストに出るよ。「心の感覚や感性の繊細な方」私のこと。
やっぱり私、アーチストですから?
けっこうファッションセンスとかデザインのセンスありますからね。納得納得。
嵐の大野くんって…
嵐の大野くんなんかは当てはまりそうな気がするんですが(繊細な感性的な意味で)、天気悪い日に体調崩したりするタイプではないのかな?
…うーん。雨の日でも普通に釣りしてそうなイメージあるな。
大野くんは気象病じゃなさそう。勝手なイメージ。
こころと天気の関係
心の病に天気依存の方が少なからずいるのではないか、というのが私の見解です。
現状の医学ではうつや不安障害などの病状が表れた場合は、前途の薬を投与して様子を見ることになりますが、気圧の変動を受けて自律神経系が乱れるときの症状に、うつや不安感が挙げられるのは、繰り返しお伝えしている通りです。
こころと天気の関係ですね。これは私にとって大きな発見です。
私は上京して2年後、不安障害と診断されるうつ病を発症して現在に至りますが、
もしかしたら天気や気圧も関係して、調子の良し悪しが変化していたのかもしれません。
この後紹介する「痛み日記」をずっと前から知っていれば、私の場合のこころと天気の関係が明確になったのかもしれません。
天気の移り変わりと自分の症状の変化との関わりを知ることで、必要であれば薬を飲むタイミングを知ることができますし、漢方薬を取り入れるかどうかの判断や、薬以外の生活習慣の見直しの仕方など、体調に合った対策方法が明らかになってきます。 こうやって客観視をしていくなかで、激しい症状が永遠に続くわけではない、天気による一過性のものだと知ること自体が、天気によって引き起こされる痛みやめまいに対する不安を大きく減らし、症状の改善へと繋がっていくのです。
つまり、自分の体調と天気がどのように関係しているかを知れば、原因不明な体調不良への不安も和らぐし、対処方法も明確になっていくってこと。
私がはっきりと「自分は気象病だな」と自覚したのはつい最近のことですが、確かに自分の病名がわかると不安は大きく軽減します。
例えば…
例えば、原因不明の腹痛に襲われたとします。
痛い。痛すぎる。とりあえずスマホで検索しよう。
「腹痛 病気」ポチっとな
……多すぎる!お腹の病気多すぎるわボケェ!!!
(スマホ投げつける)
…チッ
(そして拾う)
何なんこの痛み…まじでヤバイんやけど…。うおお波が来たうおおおおお!!!
なんやこれなんやこれ誰か助けてヘルプミー救急車呼ぼかなそうしよ、うん……。
(数分後)
ウ〜ウ〜
(病院到着)
医「これは盲腸ですね。」
盲腸か。なんや手術すれば治るやん安心したわ〜。
みたいな。
極端な例ですが、やっぱり自分を襲っている病の名前を知るだけでも、
心なしか痛みが和らいだり、気分が安定したりするんですよね。
自分の体質を知ることが大事
だから、自分が「気圧や天気の変化に弱いタイプだ」と知ることができれば、
事前に酔い止め薬を飲んでおいたり、首周りや耳周りのストレッチをしたり、いっそ早めに就寝することができるんです。
じゃあ、どうやって自分の体調と天気の関係を知ればいいのか。「痛み日記」を書きましょう!
基本は1か月、天気と自分の体の状態、痛みの強さや弱さの移り変わりについて、簡単でいいのでメモを取って下さい。1か月を基本にしているのは、自分の痛みやめまいなどの症状の表れ方を把握するのと同時に、晴れ、曇り、雨、と、ひと通りの天気の変化を経験するのにちょうどいい期間だからです。
メモのコツは、具合が悪くなったときだけではなくて、「これから痛みやめまいが起こりそうな気がする。具合が悪くなりそうな予感がする」という〝要注意〟のタイミングも一緒に書き込んでおくことです。
また、本を購入すれば痛み日記のテンプレートを見ることができます。こんな感じね。
引用:http://kenkomemo.blog49.fc2.com/blog-entry-303.html
SPONSER LINK
天気痛に対する具体的な対処法
それでは、気象病について知ったところで、その痛みに対する対処法を見ていきましょう。
酔い止め薬
まず一つ目は「酔い止め薬」
乗り物酔いをしたときの、気持ちが悪くなる、吐き気、頭痛、眠気などの症状は、天気痛そのものです。原因が急激な内耳の揺れからきているところも同じです。
ポイントは「頭痛薬」ではないということ。
気象病に由来する症状で最も多い頭痛は、実は耳が関係していることを知りました。
乗り物酔いも耳が関係していることは有名ですよね。
また、飲み方についても丁寧なアドバイスが紹介されています。
薬を飲むタイミングは、痛みやふらつきなどの天気痛の症状が出る前がベストです。そのためにも、自分の痛みのリズムを知っておきましょう。気圧と体調の変化のタイミングが上手に計れないという方は、定期的に飲んでみるのでもいいでしょう。
でも、市販の酔い止め薬って意外と高いんですよね…。Amazonでベストセラーの酔い止め「アネロン」でも1日あたり約75円の計算です。
まずは薬に頼ることなく、痛み日記で精神的な不安を軽減するのがおすすめです。
耳を半分に折っちゃう
他にもストレッチやツボ押しマッサージで気象病の症状を軽減する方法も紹介されていて、特に私がやろう!と思ったのは、耳を半分に折るマッサージ。
乳様突起やツボの場所がよくわからないという方は、耳たぶを半分にぽこっと折るだけでも充分効果があります。耳の真ん中から、縦に2つに折り曲げてみて下さい。力を込め過ぎず、優しく行いましょう。さらに耳全体をマッサージするのもおすすめです。
これだけなら覚えやすいしこれから天気悪くなりそうだな、と思ったときにすぐできるので
周りの気象病の友人にも教えてみます。「耳を半分に折るとええで」
…これだけだと若干ホラーですね。
さいごに
古くから人間が振り回されてきた天気。「たかが天気、されど天気」です。 気象や自分の不調と上手につきあっていきましょう。
そして最後に私から……。「健康とは自分から積極的に取りに行くもの」です! その道具として、本書がみなさんの参考になれば幸いです。
非常にためになる本でした。著者の佐藤 純先生、ありがとうございました!
頭痛〜るの紹介
のぐのりお気に入りのおすすめのアプリの紹介です。
こちらの頭痛〜るというアプリ、私も普段から常用してますが
天気予報と気圧の変化が直感的にわかる便利なアプリです。
気圧が大きく低下するときには通知も表示してくれて、自分の体調管理に非常に役立ちました。
今の体調をメモする機能もあるので、痛み日記の代わりとしても使えますよ!
著者の佐藤先生が開発に携わっているということで、信頼性はバッチリだと思います。ぜひどうぞ。
おすすめ関連書籍
最後に関連書籍の紹介も。
それでは、今日はこの辺で!