ミニマリストだってモノを大切にしている。むしろ本質的なモノをすごく大切にする考え方なんだよって話です。
目次(2017/08/01更新)
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10年間捨てずに飾っているモノがある
これまでも何度か、ミニマリストな生活を心がけていることは記事にしてきました。
新しく買ったモノを1週間もせずに捨ててしまったり、月に1度は部屋の大掃除をしてゴミ袋を2つも3つも出してしまうほど。
そんな行動を端から見たら「モノを大切にしない非情な人間」と映っているようで、家族にも冷たい目で呆れられております。
ミニマリストに対する一般的なイメージも、「100個以下しかモノを持たないことに執着する」とか、「『もったいない』精神に欠ける人間」なんてのがあるように思います。
しかし、そんなわたしでも約10年間、捨てずに持っているモノがあります。
それが、冒頭の画像にある手づくり置き時計です。
中学の修学旅行で手づくりした時計
簡単に紹介しますと、これは中学の修学旅行で、沖縄へ行ったときに制作した時計であります。
時計のキットに、ガラスの破片や貝殻、サンゴなどをグルーガンを使って自由に飾り付ける体験教室に参加してつくったモノ。
もちろん見栄えはよくないし、100円の値段もつくかどうかといったレベルの素人作品なのですが、これがとっても思い出深いモノだったりします。
10年以上前のことなので記憶も曖昧ですが、当時作品を見てもらった店員さんに「すてきだね〜」と言われた経験があるんです。
そのときまで、自分の美的センスに欠けていると思い込んでいたわたしなのですが、店員さんの一言で「自分ってセンスあるのかも!」という自信を持てるようになったんです。
それ以来、ファッションに関しても自分のセンスを信じて独自のスタイルを確立できたり、当ブログのキャッチ画像を選ぶセンスを褒められたりもしています。笑
いまのわたしにとっての、大きなルーツになっていることは間違いありません。
また、その体験教室へいっしょに行こうと誘ってくれた、親友との思い出の品にもなっています。
誤解されがちな「ミニマリストの本質」
で、結局なにをいいたいかというと、モノを減らすことがミニマリストの本質ではないということを主張したいんです。
モノを減らそうとしているのではなく、大切なモノだけを大切にするために、ノイズとなってしまう余計なモノを処分しているだけ。
決してモノに対する愛着心がなかったり、限りある資源をどうでもいいなんて思ってないんですよね。
美術展だって、あまりに多くの絵画が壁一面に飾ってあったら、ありがたみがないですよね。
それよりも、広い壁の中央に1点だけ、輝くような名画が飾ってある方が、ずっとずっとすてきだと思います。
わたしたちも日々の生活のなかで、自分にとっての輝く名画を見つけ出し、それを大切にするべきじゃないかなと思うのです。
形式的なミニマリストではなく、本質的なミニマリストを目指そう
実はこの時計、秒針の機械が調子悪いみたいで、電池を入れるとかなり大きい音でカチカチ鳴ってしまうようになってしまいました。
なので現在は、電池を抜いて単なるインテリアとして飾っております。
まあそんなことは置いておいて。
現在ミニマリストの方も、ミニマリストってなに?という方も、自分にとっての宝物を大切にし、その宝物のノイズとなってしまう余計なモノを処分する。
そんな生活を目指してみてくださいね。
おすすめ本
当ブログイチオシのミニマリスト本は、こちらのタイトル。
未読の方は、ぜひ手にとって読んでみてください。