コピペ作業を支援する「Clipy」というMac向けアプリがあります。
コーディングやブログ執筆にも便利なこのアプリは、実はクラウドワーカーにとっては必須ツール。
ここでは「Clipy」を使ったクラウドワーク効率化の例を紹介します。
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1.クラウドワークで稼いでます
クラウドワークってのは、昔でいう「内職」とか「在宅ワーク」みたいなものであります。
URLのコピペといった単純作業をはじめ、主に企業が事業のアウトソーシングとして使うサービスです。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「シュフティ」といったサイトが有名で、一度は聞いたことがある人も多いはず。
私はランサーズに登録してさまざまな案件を同時並行しつつ、月に役10万〜15万ほど稼いで生活しております。
その仕事の中でずっと使っている「Clipy」というアプリが、私の仕事の生産性を大いに高めてくれるんですな。
2.単純作業のクラウドワークにはClipyがおすすめ
そもそもクラウドワークってのは、企業の社員がめんどくさくてやりたがらないような単純作業を、主婦・学生などに代行してもらっているもの(と、私は考えています)。
クラードワークスやランサーズ上で依頼される仕事も、わりと単純作業が多いわけです。
特に私のような専門的なスキルを身につけていない人が受注できる仕事の最たるものが、コピペ作業であったりします。もちろん、デザインやライティング、コンサルティングなど専門性の高い仕事も存在しますが。
そんなコピペ作業を効率化して生産性を上げ、クラウドワークでの時給を高めていくために便利なのが、Clipyなのであります。
3.便利な使い方とショートカットキー
「Clipy」は、コピーした文章や画像の履歴を残してくれるアプリ。
あらかじめ決めていた定型文をショートカットキーで呼び出せる「スニペット」という機能もついた、高機能なコピペアプリであります。
たとえばコピペ作業の際、一つひとつ画面を切り替えることで時間と手間がかかっているのであれば、コピーを一括で済ませてしまって、Clipyの履歴を呼び出しながら一括でペーストするって使い方ができます。
なかなか画像で説明するのが難しいんですが、
- コピー、ペースト、コピー、ペースト、コピー、ペースト
とコピーとペーストを交互におこなうんじゃなくて、
- コピー、コピー、コピー、ペースト、ペースト、ペースト
と、一括コピー/一括ペーストの作業になるのがイメージできるでしょうか。
同一のページ内でのコピペ作業だと変わりませんが、これに画面の切り替えやアプリの切り替えが加わると、生産性が大きく異なってきます。
スニペットに定型文を登録して使う
あるいは、チャットワークで使う定型文をスニペットとして登録したり、毎回の仕事の際に使うテンプレート(雛形)を登録して使うのもおすすめ。
ちなみに私の場合、現在抱えている案件で、定型文をコピペして報酬が発生するという仕事があります。
そのため私のClipyでは、[command] + [option] + [1][2]で定型文を呼び出し、すぐに貼り付けられるように仕事用のショートカットを設定しております。
↑こんな感じでスニペットごとに特定のショートカットキーを割り当てることができるんで、[command] + [option] + [3]のキーでブログの定型文を…という使い方も可能。
私はブログを書く際にもClipyを使っておりまして、改行タグや見出しタグなど、ちょっと面倒なタグの挿入作業でもスニペット機能を活用しています。
ユーザー辞書にない「改行」を挿入できることが特徴
「ユーザー辞書を使えばいいじゃん」という声も聞こえてきそうですが、残念ながらユーザー辞書の場合、改行を含めた定型文登録ができません。
たとえば、
1文
2文
と改行を入れてユーザー辞書に登録しようとしても、
1文 2文
のように改行なしで挿入されてしまうんですな。
そのため基本的に改行なしで終わる短い定型文はユーザー辞書ですませ、改行を含む長い定型文はClipyに登録する…みたいな併用する形がベストじゃないかと思います。
まとめ
- クラウドワークは企業がやりたがらない単純作業が多い
- その単純作業の生産性を上げて、効率よく報酬を稼ごう
- 特にコピペ作業は「Clipy」を使うとめっちゃはかどるぞ
以上、「クラウドワーク経験者がおすすめする「Clipy」を使った時短&収入UP術」という記事でした。
クラウドワークは今ではひとつの働き方として認知されてきており、主婦や学生の方以外にも、うつ病で自宅療養中の方や海外に住んでいる方の働き手も増えています。
大企業の多くはアウトソーシング先として使っていますし、クラウドソーシングへの発注自体を外注している(企業と働き手の間に、もう1つ仲介する企業がある)場合もあります。
外へ出ては働けないけど、自宅でパソコンを操作することはできる…みたいな高齢者が参入してくれば、さらにメジャーな仕事として広まるでしょう。
この先仕事の機会が増えたとしても、Clipyなどの効率化ツールを使いながら、高い生産性を維持して働きたいですね。