BBD

「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

下り/上りより大事!スピードテストで「PING」を重視すべき理由とは?

f:id:rough-maker-an9:20171128202606j:plain

ガジェット好きの人々のうちでは「スピードテスト」が欠かせない存在になっています。

固定回線やモバイル回線が、どのくらい速いのかを計測するサービスですね。

そこで今回は、Webページを1日に何度も開く私は、ダウンロード/アップロードよりもPINGを何よりも重視しているよって話です。

SPONSER LINK

1.スピードテストの結果に表示される「PING」

格安SIMやWiMAXなどの回線がどのくらいスムーズかを測定するための、「スピードテスト」というサービスがあります。

Google検索で「スピードテスト」と入力するだけでも測定がおこなえますし、以下のようなスピードテストの専門サービスもあります。

sourceforge.net

beta.speedtest.net

こうしたスピードテストでは、ダウンロード速度(下り)・アップロード速度(上り)のほかにも、PINGという数値が返されます。

一般的には下り・上り速度が注目されがち。

しかしこの「PING」の数値が悪いと、Webページを表示するのに時間がかかったり、LINEの通話でズレ・ブツブツ音が生じる原因になってしまいます。

重視されることが少ないものなんですが、ネットを使う私たちにとって非常に重要な数値なんですな。

2.「PING」の表す意味とは

自宅の固定回線につなげてiPhoneを使っていると、外出先で4G回線でネットを見るよりも、少し速くWebページが表示される気がする…。

そんな経験をしたことはありませんか?

この現象も、実はダウンロード速度が速いかどうかよりも、PINGの数値が良いか悪いかに起因することがほとんどなんです。

PINGは、別名「応答速度」とも呼ばれます。

応答速度って文字の通り、レスポンスの速さを表す数値ですね。

スマホのブラウザからGoogleのサーバーに対して、「Googleのホームページを表示してください」って要求が送られ、Googleのサイトから「はいどうぞ」と返ってきて、私たちはGoogleのホームページを目にすることができます。

応答速度が速いと、この「〜を表示してください」から「はいどうぞ」のスピードが速くなるイメージです。

つまり、Webページを高速に表示できるようになるってわけですな。

Webページを高速に表示できる?

「Webページを速く表示するためには、ダウンロード速度を速くすればいいんじゃないの?」と思っている方も多いでしょうが、実はちょっと違います。

スマホにアプリをインストールするシーンをイメージしてみてください。

たとえばLINEのアプリをインストールするとき、アプリストアから「インストール」のボタンを押しますよね。

ここで「インストール」ボタンを押してから、実際にダウンロードが開始されるまでの速さを決めるのが「PING」

ダウンロードが始まってから、どのくらいの時間で完了するかを決めるのが「ダウンロード速度」です。

いわばPINGは瞬間的な速さを表し、ダウンロード速度は中長期的な速さを表す…ということになります。

3.PINGが低ければネットが速くなる

このPINGという数値は、100msとか50msといった単位で計算されます。

この100とか50といった数字が小さければ小さいほど、応答速度が速く瞬間的なスピードが高速になるイメージです。

一般的には、モバイル回線は50〜100ms前後、固定回線は5〜50ms前後になります。

たとえばPINGが10msでダウンロード速度が2Mbpsの回線と、PINGが100msでダウンロード速度が20Mbpsの回線とを比べる場合、Webページの表示は前者の方が体感的に速く感じられます。

もちろんアプリのダウンロードをするなら後者の方が速く完了しますが、画像や動画を多用されているWebページでもない限り、体感速度がアップするのはPINGの低さです。

Webページを1日に何度も表示するような仕事をしている場合、アプリが早くダウンロードできるかどうかよりも、Webページが早く読み込まれるかの方がずっと大事なはず。

毎日多数のWebページを開いて仕事をしたり、ブログを書いたりする私にとっては特に重要です。

そのため、PINGが大きく応答速度が遅い回線から、PINGが小さく応答速度の速い回線へ乗り換えたりするわけです。

参照:
【固定回線 & Wifi & 4GLTE】複数の回線を束ねて高速化する「Speedify」を使ってみた

私が格安SIMを使わずキャリア回線(SoftBank)を契約し続けている理由



まとめ

  • PINGはWebページを高速に表示する
  • ダウンロード速度は、アプリのダウンロードを早く終わらせる
  • たくさんWebページを表示するシーンでは、圧倒的にPINGの方が大事!

以上、「下り/上りより大事!スピードテストで「PING」を重視すべき理由とは?」という記事でした。

あくまでも個人的な意見ですが、モバイル回線の場合、

キャリア回線>WiMAX>格安SIM

の順でPINGが小さくなると思っております。

WiMAXや格安SIMを使うよりも、おとなしくdocomoやSoftBankのキャリア回線を使った方がWebページが早く読み込まれるってことですな。

早く読み込まれるとはいっても、「ワンテンポ速いかな」くらいのレベルなんで、普段気になることはないでしょう。

でも、ネットを使って仕事をする人の場合、Webページを1日に何十何百と開くことは珍しくありません。

その何十何百というページの表示を、ワンテンポずつ早めることができるとしたら、1日の仕事の生産性は大きく向上する気がしてきませんか?

だからこそ私は、少しでもPINGが小さいものを選んだ方が良い、そのためにベストなモバイル回線を探そう!と思うのです。

もちろん、最高クラスのPINGを求めるなら、はじめから固定回線を引くべきなんですけどね(自宅が固定回線が引けない部屋なんです…)。