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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

どちらか一方にこだわらず、田舎と都会のいいとこどりをしよう

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田舎は空間的にのびのびと暮らせるが、都会ほど人間関係はラクではない。

そう実感して思ったのは、「田舎と都会のいいとこどりをして暮らすのが一番だよね」ってことでした。

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1.おおげさに宣言して田舎に帰った私

nogunori.hatenablog.com

以前、こんな記事を書いたことがありました。

当時はイケダハヤトさんの考えにのめりこんでおりまして、「田舎バンザイ!」「都会はクソだ!」なんて話も書いていました。

その後いろいろあって、現在は仙台市郊外で生活しております。

大見得を切って「田舎に戻るぜ!」宣言をしたものの、結局は仙台の都市部に近いところで生活しているっていう感じです。

2.田舎もいいけど、都会も悪くない

いまの仙台市郊外に1年ほど住んで、気がついたことがあります。

それは、「田舎も都会もどっちもどっち」ということ。

3年間住んだ横浜は、すんごく人が多くて窮屈で、狭苦しい思いをしていました。

いまの住まいに引っ越してからは、そうした窮屈な思いからは解放され、空間という意味ではのびのびと過ごせるようになりました。

その一方で、ベタベタな人間関係に悩まされることになります。

たとえば、マンションの住人にかんする個人情報を部外者にいいふらしてしまう管理人とか、近所の若者の結婚事情にやたらくわしいおばちゃんとか。

そういう個人のプライバシーにずかずか入り込んでくる人間があまりに多く、「田舎暮らしは別の意味で狭苦しい思いをするもんだな」と実感しているところです。

人の入れ替わりが少なく人口密度も低いせいで、こういう人たちが多くなってしまうんでしょう。

その意味では、都会っていい意味で人が多いため、個人のプライバシーを守れる環境にあると思うのです。

都会は人間関係の窮屈さから解放してくれ、田舎は空間的な窮屈さから解放してくれる。

つまりどっちにもメリットがあるし、デメリットがあるってことですな。

3.いいとこどりしたハイブリッドな暮らしがベスト

友達が「都会の持っている毒を田舎は解毒してくれて、田舎の持っている毒を都会は解毒してくれる。そういう相互補完関係があるんじゃないか」と言っていて、なるほど、その通りだ、と思った。

最近読んだ『持たない幸福論』でも同じような話が紹介されていました。

都会と田舎には「相互補完関係がある」。

なかなかの至言ですね。

私も同じ意見で、都会と田舎のいいとこどりをした生活ってのが、ベストな暮らし方なんじゃないかと思うのです。

解剖学者の養老孟司さんがよく「都会だけで暮らしていると生活が歪むので、一年に何カ月かは田舎で暮らすという参勤交代制度を義務化するべきだ」ということを言っているのもそういうことだろう

養老孟司さんも同じようなことを述べています。

私のようにフリーランスで働く場所を選べるのであれば、生活コストを抑えられる田舎に軸足を置いて、ときどき都会に移り住んでみる。

会社勤めの人であれば都会のマンションで暮らしつつ、有給や連休を使って田舎の実家に帰ったり、田舎を観光したりする。

このような生活って、なんだか魅力的に感じられますよね。

どちらか一方にこだわるのではなく、2つの暮らし方のいいどこどりをすることによって、「都会の持っている毒を田舎は解毒してくれて、田舎の持っている毒を都会は解毒してくれる」はずです。

まとめ

  • 田舎は空間的に解放され、のびのびと暮らせる
  • 都会は人間関係から解放され、のびのびと暮らせる
  • どっちにもこだわらず、両方の暮らしのいいとこどりをしよう

以上、『どちらか一方にこだわらず、田舎と都会のいいとこどりをしよう』という記事でした。

私は以前まで、田舎で生活コストを抑えながらのびのびと暮らすのが一番だと考えていました。

しかし実際に住んでみると、密な人間関係が窮屈に感じ、「やっぱり都会のほうがいいかも」なんて考えたりしてしまいます。

アリストテレスがいったように、極端な考えではなく中庸を目指すのがベストってのを体感した出来事でした。