高速通信を使い切って低速通信に切り替わったあとでも、ずっと1Mbpsの速度が出るという触れ込みの「スーパーホーダイ」。先日、私もこのプランを楽天モバイルで申し込みました。
「実際どのくらいの速度が出るの?」ってのは誰もが気になるポイントかと思います。なので私が普段使っている「dアニメストア」にて、「ふつう・きれい・すごくきれい・HD」のうち、どの画質までなら止まらず見れるか、チェックしてみました
- 1.楽天モバイル「スーパーホーダイ」を契約
- 2.WifiテザリングでPC動画を流したい
- 3.AmazonビデオもOK
- 4.dアニメストアでアニメを流してみた
- 5.スーパーホーダイの低速通信でもアニメは快適!
- まとめ
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1.楽天モバイル「スーパーホーダイ」を契約
先日楽天モバイルを申し込み、「スーパーホーダイ」プランを契約しました。これは電話かけ放題5分と、1Mbpsの低速通信使い放題がセットになった通信プランで、格安SIMのなかではかなりコスパの高い部類です。
常に1Mbpsの速度しか出ないというわけではなく、毎月決まった容量までは高速通信が使えます。たとえば、私が使っているプランSなら2GB、プランMなら6GB、プランLなら14GBが高速通信の割り当て量。
プランSなら、1ヶ月に2GBの高速通信を使い切ったあと、最大1Mbpsの低速通信に切り替わり、速度制限がかかるというイメージです。1Mbpsってのは、docomo・au・SoftBankなどの3大キャリアが速度制限したときにかける128kbpsの約10倍の速さ。
WEBページの表示にもストレスを感じず、YouTube動画も低画質に設定すれば止まることなく見れてしまいますし、Wifiテザリングでパソコンでの通信にもそれなりに使えます。「毎日大容量のファイルをDropboxにアップロードする」なんてヘビーユーザー以外には、大変便利に使えるプランだと個人的に思っています。
参照:楽天モバイル
ただし、ピーク時の12時台、18時台は最大1Mbps→最大300kbpsに制限されます。
3大キャリアの通信制限よりはマシですが、ほとんど使い物にならなくなるレベルですんで、昼休みや通勤時には高速通信に切り替えて使わないといけません。
2.WifiテザリングでPC動画を流したい
さて、私の場合、楽天モバイルのスーパーホーダイを契約したら、1つ確認してみたいことがありました。それは「アニメを流しっぱなしにできるレベルなのか?」ということです。
というのも、私はフリーランスとして1日中自宅で仕事をしている身分ですので、休憩がてらアニメを見たり、単純作業のときにはBGMとしてアニメの音声を聞いたりする生活をしているから。
ところが、そうした使い方をしていると、3日・10GBの通信制限があるWiMAXでは、すぐにリミットを超えてしまいます。すると翌日18時以降がめちゃくちゃ遅くなってしまうんで、これを回避しつつ、アニメでストレス解消できないかなあと考えていたわけです。
要するに、「1Mbpsのスーパーホーダイで、止まることなくアニメを流しっぱなしにできるのか?」というのが気になっていたということです。
3.AmazonビデオもOK
楽天モバイルはすでに手元に届きましたんで、さっそく試してみました。
まずは、Amazonプライム会員なら無料で視聴できる、プライムビデオにて実験。ちなみに視聴環境は、
- MacBook 12インチ・2015年モデル
- Google Chrome
- 楽天モバイルSIMをさしたZenFoneLiveのWifiテザリングを受信
という感じです。
実際に「化物語」を流してみた結果、止まらず見れることが判明。もちろん画質は荒くHD画質とはほど遠いものの、しっかり映像が流れて音声も聞こえるレベルでした。データを賢く使って、自動で最適な画質を選択してくれているようですね。
3大キャリアの128kbps制限下であれば、スマホの小さな画面でも動画を見るのは困難です。しかしスーパーホーダイの1Mbpsなら、スマホではなくパソコンの大きな画面であっても、止まらずに動画のストリーミング再生できることがわかりました。
4.dアニメストアでアニメを流してみた
続いて、アニメ好きな私がヘビーユースしている「dアニメストア」でも調べてみました。
ちなみにdアニメストアってのは、3大キャリアの1つdocomoが運営しているアニメ専門の動画サイトで、月400円で2,400以上の作品が見放題になります。個人的に好きな京アニの作品や、化物語シリーズのSS、幽遊白書なんかが配信されているんで、UIは微妙ですが重宝しております。
んで、そのdアニメストアには画質を3〜4段階に設定できる機能がありまして、
- ふつう
“きれい”選択時、再生が滞る場合などにご活用下さい。低速Wi-Fi時などでの視聴をおすすめします。(動画ビットレート:596kbps データ量:約100MB)
- きれい
ADSL、CATV回線など安定した速度が確保されている場合にご利用下さい。(動画ビットレート:1.7Mbps データ量:約300MB)
- すごくきれい
スマホ以上の最高画質にてご視聴頂けます。光回線など高速回線での視聴をおすすめします。(動画ビットレート:2.0Mbps~3.2Mbps データ量:約370MB~約600MB)
- HD
HD画質でご視聴頂けます。光回線でのご視聴をおすすめします。(動画ビットレート:3.4Mbps データ量:約700MB)
という最大5種類の画質モードを選ぶことができます。公式サイトによりますと、「ふつう」画質が一番荒くて、596kbps程度の回線速度があれば見れるそうな。であれば、1Mbps出るスーパーホーダイなら、ふつう画質でアニメを流すことは問題なさげ。
こちらも実際に「化物語」を流して調べてみました。すると、「ふつう」と「きれい」に加えて、「すごくきれい」も視聴が可能に!公式サイトによれば2.0Mbps以上の速度が必要な画質なはずなんですが、1Mbpsのスーパーホーダイ低速通信でも止まらずに見ることができました。
ただし、これはスーパーホーダイの回線をアニメ視聴だけに使った状態の話であります。たとえば、アニメを流している裏でEvernoteを同期させていたり、別の端末でもWifiテザリングを消費していたりすると、回線が圧迫され、すぐに映像が止まってしまいます。
ほかのことをしながらアニメを流したいなら、「ふつう」画質じゃないとダメですね。「きれい」でも、別のことに回線を使っていると止まってしまうことがありました。
5.スーパーホーダイの低速通信でもアニメは快適!
というわけで、1Mbpsしか出ないスーパーホーダイの低速通信でも、アニメを流すことはじゅうぶんに可能!ってことがわかりました。低画質〜中画質限定ではありますが、パソコンの大画面でも止まることなく動画が見れるってことですね。
もちろんYouTubeの動画でも、低画質〜中画質に設定すれば止まらず視聴することができます。具体的には360p以下となりましょう。720pとか1080pにすると確実に止まります。ほかのアプリやタブで余計な通信をしてなければ、480pでも大丈夫かも。
アニメのYouTubeも普通に視聴できるのを一度経験すると、「これほんとに低速通信なの?」と思えてくるほど快適です。3大キャリアの128kbps通信制限がとことんゴミに思えてしまいます。
「普段は別の格安SIMの高速通信を使って、動画を見たいときだけ楽天モバイルのスーパーホーダイを使う」なんて使い方もできそう。制限を気にせず使えるサブ回線的な役割ですね。
あるいは、私のようにSpeedifyを使って回線を束ね、既存のモバイル回線のパワーアップを図るのもおすすめです。
まとめ
- 楽天モバイル「スーパーホーダイ」なら、速度制限がかかっても1Mbpsのスピードが出る
- AmazonビデオもYouTubeも、低画質〜中画質なら止まらずに見れる!
- ほかのアプリやタブで回線を圧迫しなければ、やや高画質でも止まらず見れるかも?
ちなみに、スーパーホーダイにはバースト機能(バースト転送)という仕組みが使われていまして、ページへの接続直後は3Mbpsくらいの速めのスピードが出ます。ページを読み込み始めた最初だけバーストして、そのあと1Mbpsに急降下する、というイメージですね。
もしかするとこの機能があるおかげで、再生に1Mbps以上必要な「やや高画質」の動画も再生できるのかもしれません。ありがたいですね〜。
これだけ便利に使えるのに、楽天会員かつダイヤモンド会員であれば、1年間1,480円+税という低価格で運用可能な楽天モバイル「スーパーホーダイ」。格安SIMを知らない家族や友人にもおすすめしたくなってきました。
以上、『スーパーホーダイの低速1Mbpsでアニメを流してみた!止まらず見れた画質設定とは?』という記事でした。