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音声入力だけじゃない!Googleドキュメントがブログ下書きにおすすめな7つの理由

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Evernote、MindNode(マインドマップ)、はてなブログ標準の編集画面など、ブログの下書きのためにさまざまなサービスを使ってきた私。最近はGoogleドキュメントで書くのが最強なんじゃないかと思い始めています。

今回はGoogleドキュメントがブログの下書き作成に役立つ7つのポイントを紹介していきます。

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1.コメント機能で構成メモを残せる

まず私が重宝している機能の第1位が、「コメント」機能です。本来このコメント機能は、同じドキュメントを編集している人に情報を共有したり、文章の修正を依頼したりする際に使うもので、Wordにも同じような機能があります。

私一人で使うGoogleドキュメントのシートに、なぜ共有機能の1つであるコメント機能を使うのか。それは、ちょっとしたアイデアのメモに使えるからです。

私はブログを書くときに、あらかじめ保存してあるテンプレートを呼び出し、仮タイトルを決め、見出しを先にすべてつくってしまいます。そのあと見出しに沿って本文を書いていき、1つのブログ記事にしていくフローになっています。

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この見出しを決める際に「あ、あれのこと書いておきたいな」と思うことがよくあるんですが、そうしたちょっとしたアイデアを見出しの下にメモしてしまうと、本文を書き始めるときにジャマになってしまうんですよね。

しかし、コメント機能を使って見出しにコメントを付け、「ショートカットキーについて書く」みたいなメモを残しておくと、本文を書く際にジャマにならず、かつアイデアを忘れずに書き留めることが可能になります。

support.google.com

ちなみに、コメントをつける際には見出し部分をトリプルクリックして1文丸ごと選択して、ショートカットキー[command + option + M](Windowsなら[Ctrl + Alt + M])で機能を呼び出すと便利に使えますよ。



2.「ドキュメントの概要」で見出しにジャンプできる

Googleドキュメントには、タイトル・サブタイトル・見出しといった書式があらかじめ用意されていまして、[command + option + 1]のショートカットで見出し1、[command + option + 2]で見出し2の文字スタイルを呼び出すことができます。

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この機能を使って見出しを設定すると、左側「ドキュメントの概要」にそれぞれ見出しを一覧表示してくれます。ドキュメントの概要を表示するためには、メニューバーの[表示]→[ドキュメントの概要を表示]をクリックすればOK。

これだけでもアウトラインが把握できて便利なのですが、この見出しの文章をクリックすると、その見出しがある場所までジャンプしてくれるんです。「あれ、見出し1でも重複したこと書いてたかも?」と前の文章をチェックしたくなった際にも、1クリックでジャンプできるわけです。

1000文字程度の短い記事、見出しの少ない記事の場合にはあまり使わないかもしれませんが、3000文字〜5000文字と長文になり、見出しが多くなるにつれて重宝する機能になるはずです。

ちなみに、「ドキュメントの概要」を表示するためのショートカットは少し複雑でして、Macなら[Ctrl + command + A]を押してから、[Ctrl + command + H]を押すものになっています。このときCtrlとcommandは押しっぱなしで、Aキー→Hキーと切り替えるのがコツです。

3.文字カウント機能が標準装備(おすすめアドオンあり)

Googleドキュメントには、標準で文字カウント機能が付いています。ショートカットキーは[command + Shift + C]。ある部分だけを選択してショートカットキーを押せば、選択した部分だけをカウントして文字数を表示してくれます。かゆいところに手が届く感じです。

また、Googleドキュメントには、「アドオン」と呼ばれる拡張機能を追加することができます。日本語に対応したアドオンは少なく、ほとんどが英語の拡張機能になっているんですが、「Better Word Count」を使うとリアルタイムに文字数を表示することが可能です。

https://chrome.google.com/webstore/detail/better-word-count/infombfbhnnccmkhpgbgnkbbilklhnlhchrome.google.com

文字を入力するにつれて、画面右側のBetter Word Countウィンドウに表示される文字数(Characters)が増えていき、「3000文字まではあとどれくらいかな?」なんて目安にすることができます。

特にBetter Word Countウィンドウを開きながら音声入力で書いていると、どんどん文字数が増えていって気持ちがいいですよ。地味に文字の大きさ(SとLサイズ)、文字の色(グレーと黒)を切り替えることもできます。

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4.自動保存・自動同期・同時編集が可能

類似サービスのWordとは異なり、Googleドキュメントは自動保存・自動同期をしてくれます。文字を1文字入力するごと、1文字削除するごとに保存してくれて、Googleドライブを通じて同期してくれるわけです。

いちいち[command + S]で保存する手間がありませんし、「見出し3を書き直したけど、やっぱり前の文章に戻したい」ってときには、「変更履歴の表示」機能を使うことで、以前の版を参照したり、復元したりすることも可能です。

さらに、複数人で共有して作業することに強みを持っているだけあって、複数の端末で同時に編集するにも便利です。たとえば、Macでブログの下書きドキュメントを開きながら、iPhoneでも同じドキュメントを表示する…といったように。

ブログ記事の校正を依頼したいときにも便利ですし、後述する音声入力をする際にも同時編集機能が役立ってくれます。自動保存・自動同期するタイミングで別の端末のドキュメントにも同じ文章が追加されていくため、まさにリアルタイムで共同作業ができてしまいます。

5.Google音声入力で執筆スピードアップ

Googleドキュメントといえば音声入力です。というのは、MacでもGoogle音声入力を使える唯一の手段だからです。

私はiPhoneとMacを使う人間ですが、よく「音声入力はGoogleの方が精度が高い」という話を聞きます。Appleの音声入力は「てん」「まる」と話すことで、「、」「。」を入力でき、「かいぎょう」と話せばエンターキーによる改行も入れてくれるのが便利だったりします。

しかし、日本語への変換精度の高さはGoogleの方が勝っているみたいなんですよね。実際、私もGoogleドキュメントでGoogle音声入力を試してみると、「Appleのよりいいかもなあ…」と感じることが多いです。

んで、このGoogle音声入力をiPhoneやMacで使いたいと思っても、実は普通にやっていたら使えないんですよ。Macに「Google日本語入力」アプリをインストールしても、Google音声入力には非対応。

iPhoneにはやっとGboardというGoogle製日本語入力アプリが出ましたが、こちらも音声入力は実用レベルではありません(機能自体は追加されているものの、アプリを切り替えなければならず不便)。

ところが、MacのChromeでGoogleドキュメントを開くと、Appleの音声入力はもちろん、Googleの音声入力も利用できるんです。ショートカットキーは[command + Shift + S]。

Googleドキュメントでこのショートカットを使わない限り、MacでGoogle音声入力は使えません。それこそAndroidスマホを買ったりしなければ、Appleの音声入力しか使えないわけです。

つまり、GoogleドキュメントはMacでGoogle音声入力を利用するたった1つの手段なのであります。精度の高いGoogle音声入力のおかげで、ブログ執筆のスピードアップを図ることができるでしょう。

音声入力のスピードを極めたいって場合には、MacとiPhoneで同じGoogleドキュメントを開き、iPhoneで音声入力しながらMacで修正する…というハイブリッド的な使い方もあります。

実際に私もこの方法を試してみたのですが、2つの端末を使うってのがどうも煩わしくって、iPhoneの音声入力もうまくいかず(同じ文章が重複してしまう)、それほど速さを求めているわけでもないしな、ってことで今は利用しておりません。

普通に[command + Shift + S]でGoogle音声入力を呼び出し、文章を喋りながら「、」「。」はキーボードでその都度入力すればいいんじゃないかと思います。個人的にはAppleの音声入力で「てん」「まる」と喋る方がスピードが落ちる気もしたり。

6.Googleドライブの容量を気にせず量産できる

GoogleドキュメントのファイルはGoogleドライブに保存されます。Googleドライブは無料で15GB使える太っ腹なクラウドストレージで、私も愛用しています。

nogunori.hatenablog.com

「とはいっても、画像入りのブログ記事を書いてストックしてたら容量がパンパンになりそう」と思う場合もあるでしょう。しかしご安心を。Googleドキュメントはいくら使ってもGoogleドライブの容量を消費せず、常に0バイトです。

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つまり、容量無制限にブログ記事のファイルを量産できるってわけであります。もちろん画像を挿入しても容量は消費されず、使い放題です。ExcelにあたるGoogleスプレッドシート、PowerPointにあたるGoogleスライドも同様に、容量を消費しません。

実はこのあたりの容量無制限ってポイントが、私がEvernoteからGoogleシリーズへ引っ越した理由の1つでもありました。

nogunori.hatenablog.com



7.同じウィンドウ内でGoogle検索ができる

最後のおすすめポイントは、Googleドキュメントのアプリ内でGoogle検索ができる点です。ドキュメント上では「データ探索」と呼ばれる機能となってまして、ショートカットキーは[command + option + Shift + I]。

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すると画面右側に「データ探索」ウィンドウが表示され、まるでスマホ画面のようなGoogle検索が利用できるようになります。

普通のGoogle検索のようにキーワードを指定して検索できるほか、Google画像検索、Googleドライブ内検索にも対応。検索結果をクリックして表示する際には別タブが立ち上がります。

SEO対策を施してブログを書くなら、キーワードのリサーチは不可欠。簡易的ではありますが、執筆画面内でGoogle検索ができるのはブロガーにとっては非常にうれしい機能でしょう。

ほかにも画面右側ツールを利用して、Googleのメモアプリ「GoogleKeep」を呼び出したり、フリー画像を検索したりすることもできます。ほかにも「辞書」機能があって単語の意味を調べてくれるっぽいですが、私の環境ではうまく動作せず。日本語には非対応かも?

まとめ

  • Googleドキュメントは無料・無制限かつ高機能なブログエディタツール
  • 自動保存・自動同期・同時編集が可能で執筆環境を選ばない
  • Macで唯一Google音声入力が利用でき、iPhoneとの合わせ技で文字入力爆速化も?

というわけで、Googleドキュメントを使ったブログの下書き作成がおすすめな理由を紹介していきました。これまでEvernoteやマインドマップを使って下書きを書いてきましたが、Googleドキュメントが今までで一番使いやすいように思っています。

注意すべきポイントとしては、スマホ向けGoogleドキュメントアプリの容量がでかいこと。Googleドライブなどとの連携機能があるためか、文書作成アプリにもかかわらず200MB以上あります(iOS向け)。

その点さえ気をつければ、高機能なブログエディタとして活躍してくれるでしょう。個人的には、Googleドキュメントを利用して1日の日記を書いたりもしているんで、1日に最低2回はお世話になっている計算です。

もし有料になったとしてもそのまま使い続けるでしょうが、これからもGoogleドキュメントには軽量・無料・高機能な素晴らしいツールであり続けてほしいものです。

以上、『音声入力だけじゃない!Googleドキュメントがブログ下書きにおすすめな7つの理由』という記事でした。

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