iPhoneには、AppストアからインストールすることでSafari内で表示される広告をブロックしてくれる機能があります。さらに「AdBlock」や「AdGuard Pro」というアプリを使うと、Safari以外にもアプリ内広告、Chrome内の広告までブロックしてくれるようになります。
「AdBlock」と「AdGuard Pro」は似た機能を持ったアプリなのですが、実際に両方使ってみた私としては「AdGuard Pro」のほうがおすすめ。その理由を書いていきます。
- 1.iPhoneのあらゆる広告を削除してくれる「AdBlock」と「AdGuard Pro」
- 2.「AdBlock」は動作が不安定?
- 3.「AdGuard Pro」はVPNマークすら非表示にできる
- まとめ
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1.iPhoneのあらゆる広告を削除してくれる「AdBlock」と「AdGuard Pro」
iOS向けの広告ブロッカーには、Safari内に表示されるWEBページに埋め込まれた広告を削除するものと、アプリ内に表示される広告も含めて削除してくれるものとの2種類があります。
前者の代表的なアプリは「280blocker」でしょう。有料アプリランキングでは常に上位にランクする人気アプリです。こちらはSafari内の広告を徹底的にブロックし、SNS共有ボタンなんかも非表示にしてくれるんで、通信量の削減が期待できます。
後者の代表的なアプリが、「AdBlock」と「AdGuard Pro」の2種類。「AdGuard」という無料アプリもありますが、こちらは280blockerと同じくSafari内の広告のみブロックするアプリなのでご注意を。
AdBlockやAdGuard Proの恩恵を特に受けるのは、iPhoneでChromeを使っているユーザーでしょう。280blockerなどのアプリは、Safariブラウザでのみ有効になり、Chromeでは有効にできないんですよね。
なのでiPhoneで普通にChromeを使っていると、ひたすら広告が表示されまくります。記事の中に挿入されるちょっとした広告ならまだしも、画面上部半分を占める動画広告や、全画面に出てくる広告はさすがにイライラするものです。
私のようにMacでもChromeをメインに使っている者としては、Chromeを含めたすべてのアプリ内広告をブロックしているAdBlockやAdGuard Proは、非常にうれしいアプリなのであります。
2.「AdBlock」は動作が不安定?
んで、AdBlockとAdGuard Proのどっちを使えばいいのかというと、個人的にはAdGuard Proをおすすめします。
というのも、私はAdBlockがアプリ内広告を削除してくれる唯一のアプリだと思い込んでいた時期がありまして、長くAdBlockのみを使っていたんですが、その頃は広告が表示されたり非表示になったりと動作が安定しなかったんですよね。
https://ottan.xyz/ios-adblock-content-blocker-local-dns-6173/ottan.xyz
AdBlockの使い方に関しては、めちゃくちゃわかりやすくまとめてくださっているブログがありますんで、こちらの記事を参照ください。私もこちらの記事の手順で280blockerのフィルタを入れて使っておりました。
ところが、ふと見てみるとWifiマークの右の「VPN」マークが消えてしまっていて、広告ブロック機能が無効になっていることが多々あったのです。そのたびにAdBlockアプリを再起動して調整しておりました。
3.「AdGuard Pro」はVPNマークすら非表示にできる
対してAdGuard Proは、これまで1ヶ月ほど使っておりますがAdBlockのような不具合はまったくありません。急に広告が表示されるってこともないですし、VPNが無効化されているシーンにも遭遇しませんでした。
https://ottan.xyz/adguard-pro-vpn-adblock-6486/ottan.xyz
使い方は、先にも紹介したブログの別記事をご参照ください。こちらは自作フィルタの自動更新を設定できるため、280blockerのフィルタをいちいちコピペしたりWorkflowを走らせたりする手間もありません。
さらに、「Advanced Settings」の「TUNNEL MODE」項目にて「Full-Tunnel」にチェックを入れることで、Wifiマーク右のVPNマークを表示にすることも可能。VPNマークが気になるって方にもおすすめです。
まとめ
- AdBlockは動作が不安定
- AdGuard Proなら動作が安定しているうえ、フィルタの自動更新にも対応
- AdGuard ProはVPNマークを非表示にすることもできる
以上3点の理由から、iPhone向け広告ブロックアプリはAdBlockよりもAdGuard Proを使うことをおすすめします。
いずれも240円の有料アプリではありますが、スマホの半分を占めるような動画広告や誤タップを誘う広告に困っている方は、ぜひ導入してみてください。