私は2017年の4月以来、ずっとMacの日本語入力にATOKを使ってきました。ATOK Passportというサブスクリプション契約で、最新のATOKを毎日使い続けてきたわけです。
なぜMac標準の日本語IMや、無料で高性能なGoogle日本語入力を使わないのか。その理由も合わせてATOKを愛用するわけを紹介します。
- 1.MacとWindowsでIMEの統一ができる
- 2.クラウド文章校正やリフレッシュナビが便利
- 3.(私の環境では)不具合が少ない
- 4.ただし、設定項目が多すぎるデメリットあり
- 5.ATOK Passportなら月286円から試せるぞ!
- まとめ
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1.MacとWindowsでIMEの統一ができる
一番大きな理由は、MacとWindowsでIMEを統一できることにあります。MacにはATOK for Mac、WindowsにはATOK for Windowsをインストールすることで、Mac・Windowsを問わず同じIMEを使って違和感なく文字入力ができるようになります。
私はWindowsパソコンでATOKを使っていたわけではありませんが、Mac上にParallelsを使ってWindows10を動かして使い続けています。Windows向けのExcelやWindowsでしか動かないソフトを使用するため、Mac内にWindows10を共存させているわけです。
とはいえ、Windows10の操作中にはMacのIMEではなくWindowsのIMEが使われますので、ATOKなしだとMacでは日本語IM、WindowsではMicrosoft IMEを使わないといけなくなり、辞書を共有できないのはもちろん、予測変換の候補にもバラツキが出てしまいます。
それを解消してくれるのが、ATOKなのです。私はATOK Passportを契約し、Mac・Windows問わず10台までインストールできるプレミアムプランを申し込んでいます。これがあるおかげで、ユーザー辞書はもちろん予測変換の候補にもほぼ同じ単語が並び、違和感なく快適に文字入力ができるようになるのです。
2.クラウド文章校正やリフレッシュナビが便利
参照:http://www.atok.com/useful/atokchecker/index.html
ATOK Passportには、「ATOKクラウドチェッカー」という文章校正アプリが付属しています。約5万円で販売されている「Just Right!」という文章校正ソフトと同じエンジンを搭載したアプリが、WEB上で使えるサービスとなった形です。
私はこのATOKクラウドチェッカーを仕事でもブログの執筆でも愛用しており、文章の品質を高めるために使用しております。多い日には1日に10回以上使うことがあるほど。Wordの校正機能よりも厳しくチェックしてくれるので、ライターさんやWEBメディアの編集者さんにおすすめです。
ATOK Passportにはほかにも便利な機能がついていまして、Windows限定ですが「リフレッシュナビ」も役立ちます。文字通りリフレッシュするタイミングを指摘してくれるサービスで、誤入力が多くなったり打鍵数が多くなったりすると、「少し休みませんか?」と通知を出してくれます。
参照:https://www.justsystems.com/jp/products/atok/feature4.html#refresh
ATOKを使って入力した文字数も表示してくれるので、「今日は3万字書いた」「今週は平均で1万字くらいか」といったデータを振り返るのにも役立ちます。入力ミスをチェックして自分のコンディションを確認するのにも使えるんで、ぜひMacでも使えるようにしてほしいところ。
3.(私の環境では)不具合が少ない
Macの日本語入力ソフトといえば、Mac標準の日本語IM(旧ことえり)、Google日本語入力、ATOKの3つがあげられるでしょう。これは私の環境だけの問題かもしれませんが、それぞれ小さな部分で不具合が見つかります。
日本語IMはシフトキーを押しながら大文字アルファベットを入力すると、勝手に変換キーが押される不具合。Google日本語入力は、ChromeでGoogleドキュメントを使っていると推測候補のウィンドウがあさっての方向に飛んでいってしまう不具合を確認しています。
この2つと比べると、ATOKは不具合が少ない印象です。少なくとも大文字アルファベットの入力がうまくいかなかったり、Googleドキュメントでバグに遭遇することはありません。「ATOKがいい!」という積極的な理由だけではなく、「ほか2つがダメ」という消極的理由も、ATOKを選び続けている理由なのです。
4.ただし、設定項目が多すぎるデメリットあり
しかし、ATOKにも少なくないデメリットがあります。一番やっかいなのは、設定項目が多すぎること。
ATOKの環境設定を開くと、左側にずらっと設定項目が並びます。設定項目を検索する機能もないので、「あの設定を変えたい」と考えたら、一つひとつクリックしながら設定を調整しないといけません。これはめんどくさいです。
日本語IMやGoogle日本語入力ですと、むしろ設定項目は少なすぎるくらい。両者とATOKとの中間に位置するような、設定項目が少なすぎず多すぎず、快適に使えるIMEが出てくれるといいんですけどね。
5.ATOK Passportなら月286円から試せるぞ!
そんなATOKは、2017年12月、買い切り型のATOK2018は販売せず、サブスクリプション型のATOK Passportに一本化するというリリースを出しています。従来は高額なパッケージを購入しないと使えなかったATOKが、月500円程度で使えるようになるのはうれしいことですね。
先に紹介したクラウド文章校正機能が使えないなどの制限がついたベーシックプランなら、月286円 + 税から試すことができます。私は月476円 + 税のプレミアムプランを使用中。
初月無料でお試しできるので、気になった方は無料試用を申し込んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
というわけで、私がATOKを選び続けている理由を紹介してきました。「ATOKがいい!」という積極的な理由も、「ほかのIMEがダメ」という消極的な理由もあって、決して大満足ではないもののATOKを使うに落ち着いている感じです。
Macの中身はできるだけシンプルにしたい私としては、Mac純正の日本語IMを使いたいところですが、Windowsとユーザー辞書や予測変換の候補を共有してくれるのはデカい。なんだかんだでこれからも長くお世話になるであろうサービスの1つです。