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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

ミニマリストはスタート地点。そこから何を増やしていくかが大事だと思う

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賛否両論ある「ミニマリスト」。生活に必要な最低限のものだけを残し、余計なノイズを排除した暮らしには、私も憧れていた時期がありました。実際にミニマリスト的な暮らしを実践してみると、たしかに便利で快適ではあるんですが「このままじゃダメだよね」って思うことがしばしば。

大事なのは、ミニマリストになったあと、何を増やしていくかって点だと思うんです。

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1.便利で快適なミニマリストの暮らし

数年前からミニマリスト関連の本やミニマリストブロガーさんの記事などを読んで、ミニマリストの暮らしに憧れたことがありました。必要最低限のものしか持たず、余計なノイズを減らして本質的なことだけに集中する。

まさに「選択と集中」って感じがしていいなって思ったものでした。

もともと非常にものが多い暮らしをしていたことがあって、学生時代には足の踏み場もないほど散らかった部屋で生活していたこともあったんですよね。その頃は貧乏学生のくせしてやたらとものが多く、遊びにきた友人たちがみんな「ものが多いな」ってぼやくくらいでした。笑

実家も似たような惨状だったもんで、ミニマリストの考え方に触れてからはその反動でまったくものを持たない暮らしを目指し始めました。たとえば、現在では電子レンジも洗濯機も所有せず、冷蔵庫すら持たずに生活しております(洗濯機はレンタル中)。

おかげで狭い部屋でも快適に暮らせて家賃が抑えられますし、生活費も大幅ダウン。長時間働く必要もなく、「仕事を失ったら生きていけない…」みたいなプレッシャーからも解放されていったのです。

2.投資も勉強もミニマムにしてしまってはNG

ただ、シンプルな暮らしを目指して生活費を抑えようと思うと、どうしても投資や勉強のためのお金も削ってしまいがちになります。

たとえば、余計なものが増えてお金もかかるからと、本を買わなくなってしまうこともあるでしょう。かさばるからといってパソコンを処分してしまえば、これからの人生の可能性を閉ざす結果になるはず。

そんなことをしてしまえば、たしかにものは減って生活費も減らせるかもしれないけど、自分の可能性までミニマムにしてしまうことになります。結果、成長が見込めず現状維持の毎日になってしまうでしょう。

私も一時期「本を買うのは月1万円まで」なんて制限を設けて、ミニマリストの方々のような生活費を節約しようと考えたことがありました。でも、それって月3万円本を買う場合に比べて、成長の機会が3分の1になっているってことになります。それではマズいよねって思い始めました。

こうして「減らすべきでないもの」まで減らしてしまい、後悔したときに見えてきたのが「ミニマリストってスタート地点だよね」って発想でした。

3.自分の「目的」に沿ってものを増やしていく

人生を作業机のようなものと考えてみると、ものにあふれてごちゃごちゃした暮らしは、仕事も勉強もできない最悪な状態といえるでしょう。そこから仕事と勉強に最低限必要なもの(パソコンやノート・ペン)だけを残して、それ以外のものを処分してしまった状態がミニマリスト。

私たちが目指すべきなのは、さらに仕事や勉強が捗るようなデスクライト・電子辞書・外付けキーボードとマウスなんかを揃えて、生産性を上げること。それがミニマリストよりも一歩進んだ考え方なんじゃないでしょうか。

たとえば私だったら、本を読んで好奇心を満たし、新しい知識を身につけることが人生の楽しみの1つです。iPhoneやMacをはじめ最新のガジェットを使うことも、私にとっては非常に楽しいこと。

加えて本やガジェットをブログで取り上げることで、Amazonから紹介料をもらうこともできる。楽しみにつながって、さらにお金も稼げるんだったら、出費をミニマムにせずどんどん買っていくべきでしょう。

同じように、自分の人生の「目的」に沿ったものであれば、どんどん増やしていくべき。それが可能性を広げ、人生をより豊かなものにしていってくるんじゃないかと思っております。まっさらな作業机ではなく、生産性を上げるアイテムを揃えた作業机で、仕事や勉強に取り組みたいですね。

まとめ

以上、「ミニマリスト」ってのはスタート地点で、大事なのはそこから何を増やしていくかって点だよねって話を書いてきました。ミニマリストに対して否定的な書き方をしているように見えたかもしれませんが、いったんミニマリストになるのはどんな人にとっても有益だと思います。

まっさらな状態のミニマリストになってから、再び自分の目的に沿ったものを買い集めて揃えていく。ミニマリストになって以降の過程を大事にしたいものです。