2017年の新しい研究によると、"アレ"が視界にあるだけで集中力が低下してしまうんだとか。仕事も勉強も効率が落ちてしまう私たちの敵といえるでしょう。
では集中力を取り戻すために、私たちはどんな対策を取ればいいのかを考えていきます。
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1.視界にあるだけで集中力が落ちるあるモノとは
結論から先にいいますと、視界にあるだけで集中力が落ちるモノとは「スマホ」です。
テキサス大学による2017年の研究では、520人の学生向けに作業を指示し、
- 電源をオフにしたスマホを目の前に置いたグループ
- スマホを遠ざけたグループ
の2つに分けて集中力を測定したそうな。すると、
結果は、スマホを近くに置いたグループの惨敗でした。完全にスマホの電源は切った状態だったにも関わらず、もうひとつのグループにくらべて、学生の集中力は半分に減ってしまったのです。
※『最高の体調』より
とのこと。電源を切った状態にも関わらず、ただ視界にあるだけで集中力を奪ってしまう…。たしかにスマホが手元にあるだけで「通知がきてないかな?」「ゲームして動画を見たいな」なんて思ってしまいますんで、わからんでもない話です。
よく「自宅じゃ勉強できないから」といってカフェや図書館で作業する人がいますが、そんな人たちも席に座ってすぐにスマホをテーブルの上に出してしまえば、どこに行こうと集中できないってことですね。
私なんかは常に自宅で働くフリーランスって立場ですんで、スマホによる集中力低下の悪影響はモロに受けてしまいそう…。なんとかスマホを遠ざけて、集中力を維持したいところです。
2.最低でも引き出しにしまい、できれば玄関に保管するのがベター
そのために有効なのは、まずスマホを見えなくしてしまうことでしょう。引き出しにしまうでもOKですし、カバンに入れておくのでもOK。視界からなくしてしまいさえすれば、集中力低下の影響は抑えられます。
さらにできることなら、自宅では玄関や物置部屋的なところにスマホを保管して、物理的に距離を置くようにしたいところ。職場ならロッカールームにしまっておいたり、郵便受けに入れておく…みたいな工夫をするといいかも?
「脱・依存症!「やめたいのにやめられない」を解消する3つの対策」って記事でも書いた通り、物理的な距離をおくだけでスマホいじりは防止できます。当ブログでも何度か紹介している「タイムロッキングコンテナ」を使うのもいい方法でしょう。
3.そもそも解約してしまってもいいのでは?
ただ、個人的にはもうスマホを持たない生活にシフトしてしまってもいいんでは?と思ったりもします。というのもスマホやタブレットって、SNSやゲームや動画をするのがメインの利用用途だと思うんですが、そうした使い方ってまったく価値を生み出してないしなって感じるからです。
一方でパソコンは、仕事で使って価値を生み出し、給料を生み出しているといえます。画像や動画を編集したり文章を書いたりメールのやりとりをすることは、スマホを使った「消費」行動とは違って「生産」する行動です。
もちろんスマホには、メモや時計、財布、電卓、カメラといった役割もあり、大変役立つものです。ですが、それらはアナログ式に切り替えて、もう一度スマホを持たない暮らしに戻ってみるのもアリなんじゃないでしょうか。
賃貸契約などでは電話番号が必須ですので、電話番号を持たないってのは現実的ではないでしょう。それでもガラケーとかガラホって呼ばれるものにシフトして、電話は使えるようにしつつ、SNSやゲームのアプリをインストールできないような端末に切り替える。
そうすればスマホの使いすぎに気を病むことはなくなりますんで、今よりずっと生産的になれるのかも…?という気がしてなりません。安くていい端末が見つかったら、私自身もiPhoneを解約し、ガラケーやガラホを使いたいところであります。
まとめ
以上、視界にあるだけで集中力が削がれる「スマホ」について書いてきました。電源を切ったスマホがあるだけで集中力が半分に低下する。だったら電源がオンで通知がいつでも届く状態のスマホなら、さらに集中力は削がれることでしょう。
私たちの生活がスマホに支配されてしまわないよう、自分たちでできる対策をとっていきたいですね。