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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

『空気を読んではいけない』を読んで、孤独な暮らしも悪くないかもと思った話

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3年前からフリーランスとして独立し、以来ほぼ自宅だけで仕事をしてきた私。ごくまれにクライアントと面談することはあるものの、月のうち9割は一人で過ごすか、家族とともに過ごす生活スタイルだったりします。

そんな暮らしを「ヤバいかも?」と思うことも少なくなかったんですが、『空気を読んではいけない』って本を読んで「孤独でもいいんじゃない?」と思えるようになった話です。

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1.孤独なフリーランスの私

私は現在、フリーのライターとして生計を立てています。広告や本の書き手として、お客さんからお金をもらって文章を書いているわけです。当然会社に雇われている身分ではありませんので、働く場所の拘束はありません。

カフェや図書館、レンタルオフィスで働いてもいいし、自宅で働いていたって文句はいわれません。良くも悪くも成果主義の世界ですんで、お客さんが求める品質のコンテンツさえ提出できるなら、海外で暮らしていたっていいわけです。

そんな環境で働いていますと、もともと人と関わるのが苦手な私はどんどん一人で過ごすようになっていきます。学生時代の友人とも疎遠ですし、社会人になってからの友人もほとんどいない。となると、コンビニやスーパーの店員さんくらいしかコミュニケーションをとる相手がいなくなるわけです。

独立当初から「そんな暮らしでいいのか?」という思いは常にありました。いくらネットでいつでもつながる時代とはいっても、仕事の紹介や役立つ情報ってのは、やっぱり人と会って話をして得られるもんなんじゃないか、と。

2.『空気を読んではいけない』著者には友達がいない?

でも『空気を読んではいけない』を読んだことによって、そんな考え方もガラッと変わりました。むしろ私の場合、孤独なほうが幸せになれるんでは?といまでは思っているくらいです。同書の一文を紹介しますと、

大人になった今でも友達はいない。ただ、もはや友達が欲しいとは思わない。友達がいないほうが都合がいいとさえ思っている。

だそうで、著者の青木さんは友達がいない!ってことを公言しています。友達をつくれないのではなく、積極的に友達をつくらないようにしているってわけですね。

友達という存在がなければ、人間関係の悩みを抱えることも少なくなる。友達なんて持たずに、自分の思ったように生きる。そうすることで、やるべきことに集中できる。

まさに『嫌われる勇気』で説かれている、アドラー心理学の「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」って考え方を体現している感じです。

成り上がりたかったら、群れてはいけない。周りと一緒にいると、知らず知らずのうちに周囲と同化してしまう。
才能のないものが成り上がるためには、周りを切らなくてはいけないのだ。

周囲と群れていれば、周囲と同じレベルの人間にしかなれない。でも孤独でいれば周囲に影響されることなく、どんどん成長していける…ってことでしょうか。

3.自分の価値観にマッチするなら、孤独は役に立つ

要は、自分の価値観次第だと思うんですよ。もし自分が人を導くリーダーみたいな存在になりたいなら、もちろん人との接触は多くしないといけません。一方で職人気質で1つのことをとことん極めたい!みたいな人間には、人と群れることは悪影響を及ぼすでしょう。

親友がいると寿命が15年伸びる!」って説もあるので、親友と呼べるような仲のいい友人はいても悪くないのかもしれません。でも、友人の数は多ければ多いほどいい!って考えは、全ての人には当てはまらないんじゃないでしょうか。

私自身を振り返ってみても、もともと孤独が苦にならない性格だったので、フリーランスになって人との交流が少なくなってからむしろ日々の幸福度は上がったように感じたりもします。大好きなアニメを見たり読書をしたりして過ごす毎日は、学生時代にサークル仲間と飲み会ではしゃいでいたときよりも楽しいと感じるわけです。

もちろん逆の人もいるでしょう。そういう人は、積極的に人の輪を広げていけばいい。私みたいなタイプは、とことん孤独を愛したっていいんじゃないか。そんな風に思ったのでありました。

まとめ

以上、『空気を読んではいけない』って本を読んで、孤独な暮らしも悪くないかもと思った話について書いてきました。つまりは、孤独が好きならそれを恥じる必要はないし、孤独が耐えられないなら積極的に友人をつくろう!がベストなんじゃないかと。

私もこれからは、孤独な生活に負い目や罪悪感を感じることなく、独身貴族(?)を謳歌したいと思ったのでした。