以前の記事でも書いたとおり、私はMacでの日本語入力ソフトとして、ATOKをずっと使い続けております。Mac標準の日本語IMや、Google日本語入力を使ってもいいんですが、それら2つは私の環境とは相性が悪いようで、不具合が頻発するんですよね。
とはいえ、ATOKも万能というわけではなく、設定項目がめちゃくちゃ多く、調整に手間がかかることが不便だったりします。今回はそんな不便を解消するため、見直しておきたい設定を紹介します。
SPONSOR LINK
1.設定多すぎなATOKPassport
Mac用の日本語入力ソフトっていえば、標準でインストールされている日本語IM(旧ことえり)だったり、無料で使えるGoogle日本語入力だったりが有名です。どちらも愛用している人は多いでしょう。
ですが、私の環境ではこのどちらとも、不具合が出てうまく使えなかったりするんですよね。消去法的な選び方ではありますが、一番不具合が少ないATOKを利用することで、今は落ち着いております。
ATOKは前出の2つに比べて、設定項目が非常に多いことが特徴の1つ。隅から隅までこだわりたいって方にはいいかもしれませんが、「最低限ここは設定したいけど、あとはおまかせでいい」っていう私のようなライトユーザーにとっては、設定が煩雑で困ったりもします。
2.最低限、クラウドサービスはオフに
特に不快なのが、ATOKPassportという月額課金型になったATOKに標準でついている、各種のクラウドサービスでしょう。ユーザー辞書を同期する「ATOKSync」とか、ニッチな単語をカバーする「ATOKクラウド推測変換サービス」とか。
こうした追加機能は、あったらあったで重宝しそうではあるものの、なくても全然使いものにある印象があります。むしろMacのアクティビティモニタで調べてみると、クラウドサービス系のプロセスがたくさん走っていて、Macのリソースを圧迫しているのが気持ち悪いところ。
ですので私は、めんどうですがいったんATOKをアンインストールしてしまって、再インストールの際にクラウドサービス系を全部オフにするよう設定しております。各種クラウドサービスはATOKにプラスアルファの機能を追加するだけですんで、なくても全然平気。
むしろ設定項目が減りますし、クラウド上のデータ(どのユーザー辞書が反映されているのか、みたいな)を気にしなくてすむようになったので、毎日快適です。ユーザー辞書の同期をするATOKSyncって同期の仕組みがわかりづらくて、Mac側を優先するのか、クラウド側を優先するのかわからなかったりしますしね。
3.ユーザー辞書への自動登録もオフにした方がよさげ
また、ATOKのイヤな点としてもう1つ。ユーザー辞書に単語が自動登録されるというところがあります。
たとえば「100均」なんて単語は、普通変換して一発で出てくることはありません。でも何度も「100均」「100均」と入力していると、ATOKが「あ、これはユーザー辞書登録案件だな」って判断して、勝手にユーザー辞書に登録してしまうわけです。
「100均」みたいな単語だったら、まあ困ることはありません。しかしまれに、誤字や誤変換まで自動登録されることがあるんですよ。「ありがとうございます」の誤字、「ありがとうごあじます」がユーザー辞書に登録されていた…みたいな。
個人的にはこの自動登録機能はまったくなくていいものだと思ったんで、手動でオフにすることにしました。
やり方は難しくありません。ATOKの環境設定を開いて「辞書・学習」タブを選び、右側真ん中の「詳細設定」を選びます。
すると「ひらがな後変換」から「細切れ」って項目まで、全部自動登録が指定してあるはずです。これをすべて「しない」に変更してOKを押すだけ。これでユーザー辞書への自動登録を防ぐことができます。
まとめ
以上、Mac版ATOKPassportの設定が多すぎて使いづらいので、とりあえずクラウドサービス系と単語の自動登録をオフにして使おう!って話を書いてきました。おそらくこの2つの設定をするだけでも、ATOKは快適に使えるようになるはず。
願わくは、ATOKもライトユーザー向けに「シンプル設定」みたいな項目や、設定項目の検索機能なんかを追加してほしいところなんですけどね〜。シンプル版ATOKが出たら、即乗り換える予定でおります。笑