別に悪口をいいたいわけではないんですが、見た目がだらしない人の話って、どうしても頭に入ってこなかったりしますよね。いかに魅力的な話をしていようとも、その人自身に魅力を感じなければ納得感は薄れてしまうもの。
これは心理学でいう「ハロー効果(デビル効果)」や、「メラビアンの法則」で説明がつくかもしれません。
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1.某自己啓発本・著者のオンラインサロンに入ってみた
最近読んだビジネス本の著者が、どうもオンラインサロンを主催しているらしい。しかも月1,000円前後で参加することができて、過去何十本もの自己啓発系の動画が見放題らしい。
なんてことをその本のなかで知りまして、「そんなに高くないし、加入してみるか」と思って参加してみたことがあったんですね。私は数年前からメンタリストDaiGoさんのニコニコチャンネルに入っていたので、そんなに抵抗感はありませんでした。
んで、先日加入手続きが済んで、Facebookグループに参加してウリの動画を見てみたんですよ。そしたら著者の方があんまりにも不潔感の塊だったもので、全然話が入ってこない。
肥満体型で、典型的な中年のオッサンって感じの著者さんだったんです。グループに参加している人数はそれなりの規模だったので、しょーもないことを発信しているってわけでもなさそう。
だけど私にとっては、不潔感がダメで、その人がしゃべっている動画からなにも学ぶことはできず。すぐに解約して退会してしまったのでした。
2.見た目が悪いと能力も低いと思える「ハロー効果(デビル効果)」
そんな経験から、「清潔感がなかったり肥満だったりすると、それだけで説得力がなくなるよね」と思うように。これは心理学的にも認められている現象で、逆パターンの方がよく知られているでしょう。
つまり、イケメンの人は仕事ができて、性格もよく、家族思いである…みたいな思い込みのことです。「顔が整っている」という長所が1つあるだけで、有能で人格者で愛のある人間のように思えてしまうわけですね。
これを専門用語で「ハロー効果」といいます。「ハロー」ってのは「後光」のことで、仏様が後ろからの光に照らされて、まぶしく輝いているイメージであります。んで、マイナス方向に働くハロー効果のことを「デビル効果」って呼んだりもします。
要は、ブサイクな人は仕事ができず、性格はねじ曲がっていて、DVにも手を出す…みたいな。当然、イケメンな人に比べるとブサイクな人は、発言に対する説得力も乏しくなってしまうでしょう。
3.視覚情報が印象を左右する「メラビアンの法則」
それからもう1つ、よくコミュニケーションに関する本で引き合いに出される「メラビアンの法則」ってのがあります。「人は話す内容よりも、話し方や見た目の方が大事…なんじゃないの?」って話です。「7-38-55ルール」とも呼ばれるアレですね。
この説によると、どうも人間は言語情報よりも、ジェスチャーや身なりの方を重視するっぽい。おそらく人類史の中では、言葉や文字よりも仕草によるコミュニケーションに頼っていた時間の方が長かったでしょうから、納得できる話です。
同じように考えると、身なりの整っている人は信用できそうだと判断したでしょうし、身なりが汚い人は「ヤバい人だ」とみなすのが人の本能なのでは?と思ったりもします。
ですので、もし私が人前に出て話したりする機会があれば、ちゃんと身だしなみを整えてから登壇しないとな、と思ったのでした。
まとめ
以上、「清潔感がない」「肥満体型」ってだけで、説得力は落ちるような気がするって話を書いてきました。おそらくハロー効果とかメラビアンの法則といった働きにより、実際に説得力が落ちるのでしょう。
これでは学びの効率も落ちてしまうので、今後メンターや師匠を選ぶ時には、その人の身なりにも気を遣ってみようと考えております。