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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

「好きを仕事に」の一番のメリットは、経費で好きなことをやれることだ!

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「好きを仕事に」的な考え方って、一部の人からはすんごく嫌われていたりしますよね。「好きなことを仕事にしたら楽しくなくなる」とか、「趣味と仕事は区別するべき」とか。

でも個人的には「好きを仕事に」は非常に理にかなった生き方だと思っています。その最大のメリットは「経費で好きなことができる」ことでしょう。

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1.幸福な人生の敵「税金」

「サラリーマンの生涯年収は3億円」という言葉は、だれでも聞いたことがあるでしょう。では、サラリーマンが生涯に支払う「税金」については考えたことがあるでしょうか?自分が人生でどれくらいの税金を納めているのか、『幸福の「資本」論』では、約1億円という数字が紹介されています。

この根拠は、日本の実質的な税率が約30%に達するというデータからです。

年収600万円(月収約 35 万円、ボーナス5カ月)の平均的サラリーマンは、所得税・住民税に社会保険料(介護保険料込み)を加えると年間114万円を日本国に納めています(実質税負担率 19%)。

ところが、私たちが支払っている税金は、さらに「企業負担の社会保険料」も含まれていると考えることができます。厚生年金や健康保険なんかは、会社が半分・自分自身が半分を負担する仕組みになっています。

社会保険料の2分の1は企業負担になっていますが、会社はボランティアで社員の保険料を払っているわけではなく、すべて人件費に織り込まれています。

この会社が払っている社会保険料分も、本来は自分がもらえるはずの額。それが税金として差し引かれていると考えれば、税金は以下のように計算できるわけです。

年収600万円(会社負担の保険料を加えた実質年収約686万円)のサラリーマンが1年に支払う社会保障費の総額は約173万円で、所得税・住民税を加えた実質税負担は約200万円、実質税負担率は 30%ちかくにもなります。

個人的な意見を加えますと、私たちはこれに加えて「消費税」ってものも払っています。同書で紹介されている30%の税金に8%や10%の消費税率を上乗せすれば、さらに税率が上がるとも考えられるでしょう。

一般的なサラリーマンは、3億円の生涯年収のうち、少なくとも1億円は税金としてもっていかれている…というのも納得できる話でしょう。

2.経費で好きなことをできる

ところで、会社員だと「年末調整」って制度で、会社がまとめて確定申告してくれる仕組みがあります。一方で私のような個人事業主やフリーランスの場合、自分で確定申告の手続きをすませないといけません。

1年の売上や経費を計算して、年間の所得額(利益の額)を自己申告して、所得税や住民税を払うってことです。

冒頭の話に戻りますが、「好きを仕事に」することで会社を辞めて、個人事業主として働くスタイルを選ぶと、会社員時代は無縁だった「経費」ってものを使えるようになります。

たとえば会社員がプライベート用に購入するパソコンはただの消費ですが、個人事業主が仕事用に購入するパソコンは経費です。

この違いがどう影響するかというと、最終的に支払う税金が減る結果につながるんですね。年間所得が100万円の人がいたとして、普通なら100万円に30%の税率をかけて30万円の税金(社会保険料含む)を払わないといけません。

ところが20万円のパソコンを経費として申告していれば、所得額は80万円になります。30%の税率をかけると、税金は24万円。極端な言い方をすれば、「好きを仕事に」の個人事業主になるだけで、6万円の節税ができるってことになります。

3.お菓子や映画、マンガだって経費にできる

会社勤めの人ならなかなかピンとこないかもしれませんが、やろうと思えばお菓子や映画、マンガといった嗜好品としか思えないような消費だって、経費に計上することが可能です。

どうすればいいかっていうと、一番簡単なのは「レビュアー」になることです。自分でお菓子の比較レビューサイトをつくって、さまざまな種類のお菓子を食べ比べするコンテンツでお金(広告料とか)を稼ぐ。

こうなれば立派なビジネスであり、お菓子の購入代も立派な経費です。お菓子を買わなければ、そもそも食べ比べができずレビューサイトがつくれないわけですから。

絵描きにとってのペンタブや、作曲家にとってのDTMソフト、物書きにとってのパソコンや文房具だって、問題なく経費に含まれます。もしこれらを趣味でやっていたとしたら、1億円の税金を払う運命からは逃れられません。

ですが「好きを仕事に」方式で個人事業主のビジネスとしてやっていたとしたら、すべて経費として計上でき、1億円の税金を大きく減らすことが可能になります。「好きなことを仕事にはしたくない」みたいな感情論をやすやすと無視できるレベルの、すんごく大きいメリットだと、私なんかは思うのであります。

まとめ

以上、「好きを仕事に」の一番のメリットは、経費で好きなことをやれることだって話を書いてきました。ビジネスに必要な道具としてパソコンとかを買えば、その代金を経費として計上し、税金を抑えることができるってわけです。

もちろん「好きを仕事に」には大変な苦労がつきまといますし、収入が安定せず不安になる時期だって経験するでしょう。それでも私なんかは、「経費で好きなことができる」ことのインパクトからはもう逃れられないような気がしております。