英語の学習方法の1つに「多読」というものがあります。名前の通り、とにかくたくさんの英語に触れることが目的です。
英語多読の一環としてスマホやパソコンの表示言語を変えるってのが、英語に触れる機会を増やす費用対効果の高い方法だと思ったので、それを紹介。
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1.私も受験生時代に触れた「多読」
『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』という本では、英語学習にあたって多読って方法をとることが、いかに効率のいいやり方かってことが述べられています。
多読に挑戦することは、リーディングやライティングはもちろん、リスニングやスピーキングにも効果があるとのこと。「まずは英会話教室に通ってテキストを訳して…」といった、従来の学校教育的なやり方に慣れている人からすると、「そんなバカな」と思われるかもしれません。
ですが私個人としては、受験生時代に多読に近いようなやり方を実践しておりまして、そのおかげで5教科の中で英語がもっとも得意な分野になった経験があります。
知っている人はよく知っていると思うんですが、「Duo3.0」っていう英語本をひたすら読んで、ひたすら聞くことを実践しておりました。学習用CDを1.5倍速とか2倍速にして、1日1回通読することを習慣にしたおかげで、センター試験でも高得点をマーク。
「とにかく英語にたくさん触れて、英語の勘みたいなものを身につける」って方針で勉強していたおかげで、一気に得意な教科になったわけですね。そんな経験から、多読ってやり方は「まあ、そうだよね」とすんなりと腑に落ちるメソッドなわけです。
2.多読3原則とは
『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』で紹介されている多読がどんなものかをチラッと紹介しますと、まず冒頭から「多読3原則」なるものが紹介されています。これが結構びっくりする原則で、その内容は以下の3つ。
① 辞書は捨てる ② 分からないところは飛ばす ③ 自分に合わないと思ったら投げる
①の辞書を使わないって方針はよくわかります。英語を読んでいる最中にわからない単語が出てきたからといって、いちいち調べていたら飽きてしまいますからね。②のわからないところを飛ばすって話にも通じることです。
奇妙なのが「③ 自分に合わないと思ったら投げる」の3つめの原則でしょう。「投げるってどういうこと?」と思ったりしますが、要は「わからない部分が多すぎたり、ストーリーがつまらない本は、投げ出して次の本を手に取ろう!」ってことです。
そうやって勝手気ままに手に取っては投げ、手に取っては投げていると、 何冊かに一冊、さらさらと読めてしまう本や、最後まで楽しめるアニメやドラマに当たります。
「投げ出す」っていうとネガティブな響きがあるかもしれませんが、自分に合った本や作品を探すためには必要なステップなわけです。ほかにも「まずは絵本から始める」とか「多読をともに始める仲間を見つけよう」といったことが書かれていますので、詳しく知りたい方は『英語多読 すべての悩みは量が解決する!』をどうぞ。
3.まずはスマホとPCの表示を英語に
んで、英語多読の本質は「英語に触れる機会を増やす」ってことにあると思っています。いきなり海外留学したらいつの間にか英語ができるように、強制的に英語に触れる環境を用意すれば、自然と英語が使えるようになるものです。
それを日本にいながら疑似体験しようとするなら、やっぱり浴びるように英語に触れるのが一番だぞってことであります。
とはいえ、絵本からスタートするとはいっても、英語圏の本を読み進めたり、字幕なしで洋画を見たりするってのは結構努力を必要とするものです。まとまった時間も必要でしょう。
そこで私が提案したいのは、肌身離さず持っている「スマホ」を英語表示にしてしまうことです。大半の人は日本語表示でスマホを使っていると思いますが、設定から言語を変更してすべて英語表示にしてしまおうってことですね。
そうすれば、スマホを手に取るたびに英語に触れることになります。1回ごとの情報量は少ないかもしれませんが、1日に何十回、何百回と目にするスマホの表示が英語になっていれば、自然と英語に対する親しみが生まれてくるはず。
これなら努力を必要とせず、無意識のうちに英語に触れることになります。LINEの「既読」が「Read」に変わるくらいの小さな変化かもしれませんが、着実に英語力は身についていくでしょう。
同じように、パソコンや普段使っているWEBサービス、アプリなんかの表示も英語に切り替えてみてはいかがでしょうか。仕事で使っているWindowsやOfficeを英語にすると、不具合を起こしやすいので控えた方がいいですが、MacやChromeあたりを英語表示にするのはおすすめです。
ついでにゲームアプリの言語も英語にして、英語学習をしながら遊ぶ仕組みをつくってみましょう。英語の本を読むよりずっと簡単に、英語が身につくんじゃないかなと思いますよ。
まとめ
以上、「英語多読」の一環としてiPhoneやMac、Chromeの表示言語を英語にしてみようって話を書いてきました。実際に私も、仕事用のMacや、Kindle PaperWhiteなんかをはじめとして、英語に切り替えられるものは全部英語に切り替えてしまいました。
日本語よりも英語で書かれていた方が、なんだかかっこいい気もしますしね。Kindle PaperWhiteなんかを英語にすると、言語処理の負荷が減るせいか動作が軽くなったりもします。
「英語の勉強をしたいけど、本を読むのはめんどくさい…」って方は、まずスマホを英語表記にすることから始めてみてください〜。