「寒いです」「多いです」「危ないです」など、「〜い」で終わる形容詞+ですって使い方は、個人的になんとなく違和感を覚える表現でした。
『才能に頼らない文章術』という本の中でも、編集の現場では避けるようにしている表現とされています。形容詞+ですは、対義語+否定語で言い換えるといい感じになっておすすめだよって話です。
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幼稚な印象を与える「形容詞+です」
「大きいです」「かわいいです」「軽いです」など、形容詞+ですって表現は、なんとなく幼稚な感じがして好きではありませんでした。
サザエさんの中に出てくるタラちゃんの言葉遣いみたいな印象があって、子どもが使う表現ってイメージを持っていたのでしょう。
『才能に頼らない文章術』の中でも触れられていますが、誤用かそうでないかは今でも議論の分かれるところなんだとか。個人的には、誤用とは言わないまでも積極的には使わないほうがいいんじゃないかって考えです。
でも、この表現って割と言い換えるのが難しかったりするんですよね。
「〜よ」「〜ね」を付け加えるべし
『才能に頼らない文章術』でおすすめされているのは、「〜よ」「〜ね」といった語尾を付け加えることです。
- 「寒いです」「多いです」「危ないです」
は、
- 「寒いですよ」「多いですよ」「危ないですよ」
または、
- 「寒いですね」「多いですね」「危ないですね」
に言い換えようってことですね。
または、「形容詞+です」→「形容詞+のです」としても、違和感が軽減されます。
- 「寒いのです」「多いのです」「危ないのです」
みたいな感じで。
対義語+否定語で言い換えると格調高い印象に
ちなみに、個人的によく使うのが対義語+否定語で言い換えるというテクニックです。
- 「寒いです」「多いです」「危ないです」
は、
- 「暖かくありません」「少なくありません」「安全とは言えません」
とするわけです。
- 「大きいです」「かわいいです」「軽いです」
なら、
- 「小さくありません」「ブサイクとは言えません」「重くありません」
というように。ブサイク〜の例はちょっと変かも?
もちろん、こればっかり使っていると回りくどい印象につながってよろしくないでしょう。しかし簡単に置き換えることができて、そこそこカッコいい表現になりますので、個人的には気に入っている方法です。
「形容詞+です」の幼稚さに困っている方は、対義語+否定語で言い換えるって方法をお試しください〜。