今ではしょーもないことやってたな〜と思ったりもするんですが、私は以前メルカリを使ったせどりをやっていたことがありました。業界的には物販って言い方をするんですかね。
それから3年ほど経った今では、まったくメルカリを使わなくなりました。時々500円分のポイントが付与されたって通知が来ることもあるけど、自分では全然利用せず。その理由を紹介していきます。
メルカリには「自由」がない
自分の人生は自分のものですから、できる限り自由に生きたいって思っています。人間関係や通勤から解放されるフリーランスで働いているのもその一環ですね。
「裁量」「コントロール感覚」と呼んでもいいかもしれません。この商品をいくらで買っていつまでに手に入れるか、あるいは不用品をいくらで売っていつまでに手放すか。それをメルカリでは自分で決められないのがストレスになるんですよね。
「自分で値段を決めて出品できるし、値下げ交渉もできるじゃないか」って思うかもしれないんですけど、私が重視したいのは「いつ手放せて、いつ手に入るか」っていうタイミングに関することだったりします。
メルカリに出品すると一瞬で売れる…なんてこともありますが、基本的にはいつ売れるかわからないシステムです。一方でリサイクルショップなどに持ち込めば、値段がつかなくともその場で買い取ってくれるわけで。
買い手になるときも同じです。Amazonや楽天のショップなど法人がやっているところなら、配達の時間指定ができたり発送までの時間を案内してくれたりします。
しかしメルカリは売り手の気分次第って側面も少なからずあるので、「ちゃんと発送されるかな?まだ届いてないかな?」と気にするストレスを感じてしまうんですよね。
メルカリというシステムや他のユーザーの気分に左右され、自分が持てる裁量が少ない点が、メルカリを使わない最大の理由になっています。
トラブルに巻き込まれるリスクが高い
匿名配送を利用して同時に2個発送し、配送先が互いに入れ替わった状態で届けられてしまったという配送事故に遭遇したことは、昔書いたことがありました。
今でもよく覚えていますが、メルカリのサポート体制がめちゃくちゃ悪いってことはよく知られた事実。Amazonとは天と地ほどの差があります。
私が遭遇したのは配送業者のミス(のはず)ですが、個人間で取引をしているわけですから、トラブルが生じてしまうのは当然のこと。
裁判所のような機能は無理にしても、ユーザー間に立って仲裁してくれてもいいような気がするんですよ。10%の利益をユーザー全体から巻き上げているわけですし。
しかしサポートに問い合わせて返ってくるのは、テンプレの文言をコピペしたようなメッセージだけ。不用品を処分してスッキリしようとしているのに、メルカリのせいでストレスフルになってしまったら意味がなくなっちゃいますよね。
まあユーザー層的に理不尽な要求をしそうなクレーマーも多いでしょうから、メルカリ側としてもサポートに四苦八苦しているんでしょうけども。
時給で考えると割に合わない
写真を撮って説明文を記入し、購入されるまでを見守って買い手とのメッセージをやりとりし、品物を包んで発送後、ちゃんと届いてるか見守って評価を記入する…。
この手順をこなすまでに、慣れていない人であれば最低1時間はかかるでしょう。単純に時給計算で考えれば、この作業で1000円、2000円と利益が出ないと損になるといえます。
それ以下の利益にしかならないなら、さっさとゴミにして捨てて1時間働いたほうが得になるわけですから。
特に私のようなフリーランスになると時給で考えることが多くなってしまい、「メルカリで作業するなら、1時間余分に働いたほうが得だよな」って思考になります。
だったらむしろ、宅配買取サービスを使ってダンボールに不用品を詰めて発送し、さっさと買い取ってもらったほうが得なんじゃないかと。買取金額は減るでしょうが、自由になる時間は増えるわけですから。
まあ、こうやって神経質にネチネチ考える私のような人間には、そもそもCtoC取引なんて向かなかったってことでしょう。今後もメルカリは使わず、たとえ割高・割安でも通販サイト・宅配買取サービスを使おうと思ったのでした。