私の好きな言葉の1つに「パーキンソンの法則」ってのがあります。仕事が完了するまでの時間は、その仕事のために割り当てた時間いっぱいまで拡張するっていうものですね。
個人的にはこのパーキンソンの法則は、収納の大きさとかゴミ袋の大きさにも当てはまると考えています。ということは収納を減らしてゴミ袋を小さくすると、自然と断捨離とコスト削減ができるのでは?と思った話です。
3日の仕事が1日で終わる「パーキンソンの法則」
たとえば普通なら3日で終わる仕事があったとして、〆切を勘違いしていたために明日までに仕上げなければならないとします。すると本来は3日かかっていた仕事のはずなのに、実際は1日で終わってしまう。
このように、たとえ1日で終わる仕事であっても、3日の猶予があれば3日間フルに仕事に費やしてしまうってことをパーキンソンの法則と呼びます。個人的にはこのパーキンソンの法則が働くことを頻繁に実感していたりします。
〆切ギリギリであと1時間で終わらせないといけない仕事があった時には、1時間以内に終わらせて提出できるにも関わらず、〆切まであと3時間の猶予がある時には、結局3時間かけて仕事を終わらせることになってしまう。
これまでに何度もそんな経験をしているからです。一種の〆切効果なのかもしれませんね。
ゴミ袋を小さいものに変えたら、ゴミの量が減った…かも?
そして最近思うのが、このパーキンソンの法則は物理的な世界でも当てはまるんじゃないかということでした。
というのも、私は最近になって市の有料ゴミ袋のサイズを20Lから10Lに小さくしてみたんですね。10Lの小さいサイズのほうが値段が安いってのもありますし、気温が高くなってきて生ごみのニオイがきになるって理由でもありました。
するとゴミ袋を小さくして以来、なんだかゴミの量が減少しているような気がしているんですよね。以前までは週に2回20Lのゴミ袋を出していたのに、最近では週に2回10Lのゴミ袋を出すだけで事足りるようになったからです。
ゴミ袋のサイズを小さくして大量のゴミを出せなくしたことによって、無意識にゴミの量を半分にまで減らしていたのかもしれません。
収納を小さいものにすれば、自然とものが減っていく
これと同じことは部屋の収納にもいえると思っています。よくある片付けメソッドの1つとして「収納を処分する」というものがありますが、これは「収納があればあるだけものを詰め込んでしまう」という現象を防ぐための方法です。
まず最初に収納を処分してしまうことで所有できるものの量が制限され、片付けがはかどるようになるというわけですね。ここにもパーキンソンの法則が働いていて、大きな収納から小さな収納に切り替えるだけで、断捨離が進むんじゃないかと予想。
「大は小を兼ねる」とよくいわれますけど、最初から大きい収納やゴミ袋を使っていると、無駄なものが多くなって不自由な生活に陥ってしまうのかもしれません。仕事のスケジュールでも収納でも、あまり大きな余白を取らないほうがいいのかもですね。