約1年ほど「空気清浄機」を使ってみました。この経験を踏まえて、空気清浄機は買う価値があるのかどうかについて買いていきます。
空気清浄機を設置して1年。その効果は？
昨年12月、シャープ製のちょっといい空気清浄機を購入しました。その目的は、主にアパートの隣の部屋の騒音対策。生活音がドンドン響いてくるので、ノイズにはノイズをってことでストレスを軽減するために設置してみたんですね。
その後花粉シーズンを含めて1年ほど使ってみましたが、正直なところ「空気清浄機があってよかった！」と思ったことはほとんどありません。
空気清浄機の裏のフィルターを外してみると、ホコリの汚れがびっしりついているので確かに空気はきれいにしてくれているのでしょう。しかしニオイが減っているのかはよくわかりませんし、カビとかウイルスの発生が抑制されているのかも実感できず。
花粉症もバッチリ発症したので、花粉を除去してくれるって効果も得られませんでした。1日中部屋にいたとしても、です。
上部と全面の2つの場所から風が出るってことで、サーキュレーター代わりに使って空気の循環をメインに使ってみようかとも考えたんですが、空気清浄機ってそんなに風量があるわけではないので、そこまで大きな効果は得られません。
パワーを最大にして風量を増やそうとすると、逆にファンの音がうるさくなってしまいますしね。
なお、私が使っているのは加湿機能付きの空気清浄機ではあるんですが、私は加湿機能を一切使わずに使用中。「沸騰させない加湿方法＝カビが繁殖する」って思っている人間なので、加湿機能は使わない前提で進めていきます。
温度・湿度表示が一番便利
ただし空気清浄機を置いていることによって、1つだけありがたいと感じることがあります。それは「温度・湿度表示」です。
私が使っている空気清浄機のモデルには、全面のスクリーンに温度または湿度を表示してくれる機能がついています。私の家には温度計や湿度計を置いていないので、本来であれば今どれくらいの気温・湿度なのかがわからない状態。
しかし空気清浄機の温度・湿度表示によって部屋の空気のコンディションを数値化することができて、「湿度が高いからちょっとエアコンを除湿にしようかな」「気温が上がってるから冷房の温度を1度下げようかな」みたいな判断につながります。
まあ、温度計も湿度計も、必ずしもなくてはならないというものではないんでしょうけど。
温度・湿度計がなくて安心を求めるなら買い
「たぶん空気がきれいになってるだろう」という安心効果、ファンのノイズによる騒音軽減効果を狙う、あるいはサーキュレーターの代わりとして風を送るとか、温度・湿度を知るために使う。
こうした効果や目的のために使うのであれば、空気清浄機を買うのはアリでしょう。ニオイを軽減するなら窓を開けて換気したほうがいいでしょうし、ホコリをとるなら掃除機とか雑巾のほうが便利に使えそうです。
というわけで、これから空気清浄機を買おうか悩んでいる人は参考にしてみてください。
