酸性の汚れ、ニオイはアルカリ性で中和
中学校や高校の理科で習った内容ですが、世の中には「酸性」と「アルカリ性」ってのがあります。pH(ピーエイチ)って単位で酸性の強さ・アルカリ性の強さを測ったのも記憶にあると思います。
この酸性とアルカリ性についての知識は、掃除や洗濯のときに非常に役立ってくれるんですよね。具体的には、酸性の汚れに対してアルカリ性の洗剤を使うと、中和されて汚れが落ちやすくなるってイメージです。
「素肌と同じ弱酸性」ってキャッチフレーズがあるように、私たちの肌は酸性です。ということは、Tシャツの襟袖についてしまう黄ばみ汚れも、酸性の汚れだと推測することができます。
となれば、アルカリ性の洗剤(石鹸、重曹、セスキ炭酸ソーダとか)を使えば、汚れを中和して落とすことができるってことですね。
ほかにも、ペットの体臭も酸性の汚れですので、セスキ炭酸ソーダを溶かしたスプレーを使ったりすると、安全かつ安価にニオイを軽減することができますし。
アルカリ性の汚れ、ニオイは酸性で中和
逆にアルカリ性に対しては、酸性のクエン酸や酢を使って汚れを落としたり消臭したりすることができます。
アルカリ性の汚れっていうと、シンクや風呂の水垢があげられますね。水道水なんかに含まれるカルシウムみたいなミネラルはアルカリ性なので、それが乾燥して固まった水垢には酸性の洗剤が効果的ってことです。
あとは人でもペットでも、糞尿のニオイのもとになるアンモニアはアルカリ性なので、トイレのニオイ消しには酸性の消臭スプレーが役に立ちます。
- たんぱく質や油分からくる汚れ、ニオイは酸性
- 水回りやトイレの汚れ、ニオイはアルカリ性
って覚えておいて、それぞれ使用する洗剤を考えていくのがおすすめです。
酸性とアルカリ性を混ぜて使用するのはNG
ナチュラルクリーニングを実践している人とか解説サイトとかをみると、「重曹とクエン酸を混ぜて万能洗剤に!」みたいな記述をみかけることがあります。
しかし普通に考えれば、アルカリ性と酸性の洗剤を混ぜちゃってるんで中和されてしまって、要は水で洗ってるのと一緒になってしまいます。なので、酸性の洗剤、アルカリ性の洗剤はそれぞれ単体で使うのが基本。
ちなみに、家庭用の洗剤の多くは酸性でもアルカリ性でもなく「中性」になってるんですよね。これは、酸性とかアルカリ性の成分で汚れを落とすのではなく、界面活性剤ってものを使って汚れを落とすメカニズムになっています。
こうやって酸性・アルカリ性について考えていくと意外とおもしろかったりするので、日々の生活のなかで役立ててみてはいかがでしょうか〜。