少し前になりますが2019年11月、兼ねてから付き合っていた彼女と入籍して夫婦になりました。ただ私たちの場合は、普通の夫婦とちょっと違うところがあって、同じ自宅に住んでいないって事情があります。
今回は別居婚を選択した理由と、この生活で感じたことについて書いておこうかと思います。
私たち夫婦の現状
別居婚といっておいてなんですが、私たちの場合はほぼ同居に近い状態で生活しています。私はフリーランスで1日中マンションで暮らしている身分で、奥さんは週の半分以上パートに出ています。
奥さんは実家に住民票を置いて、実家と職場を往復するのが基本。私は奥さんの実家の近くのマンションを契約して、そこに(ペットと一緒に)一人暮らししている状況です。
実家からマンションまでがそこまで距離があるわけではないので、奥さんには毎日夜寝る前にマンションまで来てもらって、同じ布団で一緒に寝るって具合ですね。
休日はマンションで一緒に過ごしたり出かけたりすることもあれば、奥さんは実家で私はマンションでそれぞれ別のことをするって日もあります。同居している夫婦よりは2人でいる時間は短いですが、単身赴任とかと比べると圧倒的に一緒にいる時間は長いと思います。
別居婚を選択した理由
んで、私たちが別居婚を選択した理由なんですけども、これは「奥さんのお父さん(私からみてお義父さん)が介護を必要とする状態だったから」となります。
お義父さんが数年前から「多系統萎縮症」っていう難病指定されている病気を発症して、お義母さん中心となって自宅介護を続けているんですね。
私は当事者じゃないので詳しくはわからないものの、やはり自宅介護を1人で続けるってのは大変なことだと思います。なので、そのサポートをするべく奥さんが実家を拠点として生活することを決めたって流れになります。
ほかにも「奥さんの実家に私が一緒に住む」って選択肢とかがあったんですが、実家の住居スペースの問題とか私の気分的な理由から却下。
「仕事が理由で別居婚を選択した」みたいな一般的な別居婚とは違う事例なんで、あんまり参考にはならないかもしれませんね。
別居婚を始めてみて思うこと
実はこの「奥さんが毎夜私のマンションに来て一緒に寝る」って状態は、婚約届を出す前からずっと続けていた暮らし方だったので、別居婚を始めたっていう実感はまったくなかったりします。
気分的には、独身時代の恋愛をそのまま続けているようなイメージでしょうか。付き合っていた頃の新鮮さをずっと感じられるって意味では、別居婚のメリットの1つとしてあげられるかもしれません。
ただ、片方が実家で片方がマンション住まいなので夫婦間で生活費の差が大きかったり、奥さん側には実家・マンションの間を毎日移動する負担があったりするので、ベストな暮らし方ではないなとは感じます。「子どもができたらどうするの?」って問題もありますしね。
そんなわけで、おそらく数年以内には別居婚状態は解消して、同居することになるでしょう。こんな状態ではありますが、こういう別居婚の形もあるよってことで参考にしてみてはいかがでしょうか〜。