フリーランスは会社員のような定時が存在しないため、どうしても仕事とプライベートのメリハリがつきづらくなってしまいます。そのせいで〆切を破ったりしないように、私が実践する時間管理術を紹介します。
時間効率を上げるには、まず記録から
限られた時間を効果的に使うためには、まず自分がどのように1日を過ごしているのかをチェックする必要があります。具体的には、1時間ごとにアラームを鳴らして、そのときに何をやっていたのかタイムログを取るのがおすすめ。
Macには標準で「時報」という機能があり、1時間ごとに「◯時です」と知らせてくれます。この時報を合図にして、Googleカレンダーに1時間ごとの行動をメモすると時間の使い方を可視化することができます。
徹底的にタイムログを取りたいと思うなら、「TimeSheet」というiOS向けアプリを使ってみるといいんじゃないかと。
TimeSheetは、意外とありそうでなかった「作業時間を記録するアプリ」で、どの作業にどれだけの時間を使ったのか、グラフにして俯瞰できるのが特徴です。
個人的には
- ★→勉強
- ■→仕事
- ✓→遊び
という記号でタグ付けして、あとから3項目のどれが一番多かったかをチェックできるようにしていました。
有料のアプリではありますが、Googleカレンダーとの同期もできるので時間管理の第一歩には最適だと思います。
1日の体感時間を大幅に伸ばすテクニック
毎日同じくらいの仕事をしていても、「あれ、まだ昼の2時なんだ!」と思えるときと、「え、もう昼の2時かよ!」ってびっくりするときの2パターンがあります。
その違いはどこから生じるのかといえば、「早起きしたかどうか」が大きく関係していると思います。朝6時に起きて仕事をスタートしたら、8時間仕事しても昼の2時。
10時に起きたら4時間仕事しただけで昼の2時になってしまいます。主観的に「まだ昼の2時なんだ!」に思える日は、体感時間が大きく伸びて時間効率がアップするって印象があります。
「まだまだ時間がある。なら明日の仕事も前倒ししよう」って感じで、タスクを消化しやすくなると思うんですね。
ちなみに、早起きするコツとして私がよく話していたのは、「夜寝る時間を早くすること」そのために「夕方になったらすぐに風呂に入って夕飯をすませること」です。
なかなか早起きが習慣化しなかった学生時代を振り返ってみると、風呂に入るのを先延ばししていたがために、夜更かししてしまうケースが多かったって経験からきたライフハックです。
「夕方6時になったら風呂に入ってご飯を食べて歯磨き」って決めておけば、あとは布団に入るだけで寝れるので早寝がしやすくなり、早起きにもつながるんじゃないでしょうか。
あえてノートPCを充電せずに使う
フリーランスにはいい意味でも悪い意味でも「制限がなく自由」なので、ダラダラと仕事を続けて生産性が落ちてしまうことになりがちです。会社で同僚や上司の目があったら1時間で終わるであろう仕事が、自宅で一人でやっていると2時間も3時間もかかってしまうってイメージ。
それを防ぐためには、なんらかの制限をあえて設定してあげることが大切になります。私が物理的な制限を作るためにやっているのが「ノートPCを充電せずに使う」ということです。
自宅で働いている場合、ノートPCをずっとコンセントにつないだまま使うって人が多いと思いますが、あえてこの習慣をなくしてしまうのです。そして、「バッテリーが切れたらその日の仕事は終わり」と決めてしまう。
すると、バッテリーで稼働する数時間のうちに仕事を終わらせないと!っていう制限が生まれることになり、時間内に終わらせようと生産性が高まるようになります。
PCの充電器は家族や友人に預かってもらったり、ロッカー・金庫にしまって取り出しにくくしておくとなお効果的だと思います。〆切当日に終わっていない仕事があって、急ピッチで進めないといけないってときには納品が間に合わなくなるリスクがあるので、この方法はおすすめできませんけど。
ともあれ、フリーランスにとって「制限を作って仕事に取り組む」という発想は非常に大事になると思いますので、ここで紹介した方法を応用して時間管理を行ってみることをおすすめします。