WEBライターの収入を増やすといえば、まず思い当たるのが単価を上げることです。1文字1円ではなく1文字5円の仕事を見つければ、収入は5倍になるからですね。
ただ、これまで4年ほどWEBライターの仕事をしてきて、稼ぎを増やしたいなら単価のほかにも大事にしなきゃいけないことがあるよねと思った話です。
単価が高くても、発注が少なければ稼ぎにならない
確かに、1文字1円から1文字5円へ単価をアップさせれば、収入が5倍になる可能性があります。単価以外の条件がまったく同じであれば、ですが。
つまり、たとえ1文字5円の仕事を発注できても、たった1000文字の記事を月に1本だけじゃ稼ぎにならないってことです。
トータルの収入額を考えれば、1文字1円であっても、5000文字の記事を月に20本獲得するほうが、10万円というバカにならない金額になります。
できるだけ多くの案件を獲得して仕事量を増やしたうえで、単価アップを狙わないとジリ貧になってしまうってことですね。
クライアント数の調整も不可欠
もう1つ私が気をつけているのは、クライアント数を増やして収入源それぞれバランスを取ることです。
たとえば、現在5つのクライアントと取引していたとして、次のような内訳だったらかなりリスキーだといえます。
A社:20万円
B社:1万円
C社:1万円
D社:1万円
E社:5万円
トータルの収入は28万円とそこそこの金額になります。でも、もしA社との契約が切られてしまった場合、収入が一気に8万円に激減してしまうわけです。
もともと安定しにくいフリーランスの収入が、さらに危ういものになってしまうんですね。
もちろん、クライアントの数が多過ぎれば対応が煩雑になってしまうので、クライアントの数を増やせばいいって話でもありません。
A社:5万円
B社:5万円
C社:5万円
D社:5万円
E社:5万円
もし私だったら、このように5つのクライアントから5万円の収入を得て、トータル25万円の月収を目指したいと考えます。これなら1つの会社から契約を切られても、ダメージはマイナス5万円に抑えられますから。
単価×文字数×発注数×クライアント=収入だ!
WEBライターの収入は、単純に単価×文字数で決まるわけではありません。
単価×文字数×発注数×クライアント=収入
という式が成り立ちます。文字単価1円で、記事あたりの文字数は5000文字、月に10件の発注をくれるクライアントを5社抱えている。この場合で、
1円×5000文字×10件×5社=25万円
ということになります。
WEBライターが単価を上げる努力をすることは、あくまでも収入を構成する要素の1つを増やすにすぎません。文字数も発注数も、クライアントの数も増やしていけるようにがんばろうねって話でした。