結果が出ないWEBライターの悪い習慣3つ

私はWEBライターの仕事を始めてから5年目に入りますが、過去にはまったく稼げない時期や、全然収入が増えない苦労も経験もしてきました。そんな自分の体験談をもとに、稼げないWEBライターの悪習慣について3つ紹介します。

①完璧主義で形にこだわる

これは私の一番悪いクセだと思っているんですが、なんでも「形から入る」タイプの人っていますよね。たとえばギターを始めようと考えたとして、1万円の入門用ギターではなくって、あえて10万円の高級ギターを買おうと考える、みたいな。

もちろん商売道具にお金をかけるのは大事なことではありますが、ここで本質的にリソースをかけるべきなのは「ギターを練習すること」ですよね。だったら、まずは1万円のギターを買って残りの9万円は、練習時間を作るための家事代行とかロボット掃除機とかに使うべきです。

私の場合は「ベストな作業環境を作れば、稼げるはずだ！」と考えるタイプでした。ちゃんとした机とか、ハイスペックなPCとかを買えば、生産性は上がるだろう、と。ひどいときにはWEBライターの仕事をほっぽり出して、Amazonで雑貨を買い漁っていたこともあるほど。

快適な作業環境は効率を1.5倍に高めてくれるかもしれませんが、そもそもの仕事時間がゼロだったら意味がありません。1時間の仕事をして1.5時間分の価値を生み出すのに快適な作業環境は役に立つけど、ゼロを1にすることはできないよってことです。

「ミニマリスト」「デフォルト厨」として働く

完璧主義でどんなことにもこだわりたいと考えるタイプだった私は、その性格を逆に利用して「ミニマリスト」と「デフォルト厨」の考え方を取り入れるようにしました。つまり、使うアイテムを最小限にして、かつ標準状態から崩さないって考え方です。アイテムの数が少なくなって、デフォルトを維持するようにすれば、当然こだわりは減ります。

たとえば、文章を書く際のテキストエディタにもひたすらこだわっていたものでした。プログラマー並みにいろんなアプリを試したんじゃないかってくらいで。でも今は、一周回ってMacに標準で入っているアップルのメモアプリだけを使うことにしております。ここにもミニマリストとデフォルト厨の思想が入ってますね。

②プライドを守ろうとする

正直言うと、私はそんなに要領が悪いタイプじゃありません。成功者によくいる「偏差値30から東大合格！」とか「発達障害でも年収1億円に！」という人間からは、ちょっと違うかなって自覚しております。高校時代は偏差値60だったし、頭の回転が速いことは周りからもよく言われてきました。特に国語の成績が一番優秀で、文章を書くのにも苦手意識がなかったタイプ。

そうした成功体験が自信になって、新しいことにもチャレンジできる堂々とした性格になれたらよかったんですけど、私の場合はチヤホヤされてきたことにいい気になって高いプライドを守る性格になってしまいました。

具体的には、WEBライターの世界にはクラウドワークスやランサーズを使って1文字0.5円とかでスタートする案件がありますけども、「そんな仕事は自分にふさわしくない！」と頭から決めてかかっていたわけです。

いくらスキルがあっても、使わなければゼロに等しい

もしかしたら、人より多少基礎的な文章力はあったのかもしれませんが、その文章力を使って仕事をこなさなければ実績にならないし、収入も増えません。それがわかっておらず、「まあ、月10万あれば死なないしなー」とか言ってぬるま湯に使っていたのが、私の成長を遅らせた一番の原因だろうなと思っております。

その意味では「文章を書くのが苦手で、人よりも優れているところが何にもない」というタイプの人は、WEBライターとして成功しやすいと言えます。プライドも恥も捨ててすぐに行動できるなら、私よりずっと早くWEBライターとして大成できるでしょう。

③〆切を作らない

ここまではちょっと抽象的な話がメインでしたが、最後の1つはもっと具体的な習慣の話です。

それは、仕事の〆切を作らないって習慣です。

WEBライターとして働こうと考えると、基本的に副業やフリーランスって働き方で始めることがほとんどだと思います。どこかの会社に属してライティングを勉強する…ってのはかなりの少数派じゃないかと。

副業やフリーランスで一人で仕事をするってなると、どんな人でも自分に対する甘えが出てくると思います。「昨日がんばったし、今日はやらなくていいか」とか、ひどいときには「この仕事をバックれても死ぬわけじゃないしな」みたいに考えることも出てくるでしょう。

副業でもフリーランスでも、自分を律する力は必ず必要になります。私は自制心に自信があるわけじゃなかったので、とにかく自分を動かすための仕組みを徹底して構築してきました。その1つが、絶対に〆切を守るってルールです。

前倒しした〆切をクライアントに宣言してしまう

たとえばクライアントから提示された〆切が4月30日までの期限だったとしても、「了解です！なるべく前倒しして4月20日までにアップするようにしますね！」って感じで、相手に〆切を宣言してしまうわけです。

相手に宣言しなくても、自分の中で「4月20日までに終わらせよう！」っていう独自の〆切を作って守れる人なら、それでもいいでしょう。でも私の場合は、自分との約束だとどうしても守れない性格だったので、他者に宣言するようにしています。

この「〆切を作る」って習慣は、特に自分が稼ぐためのブログとかYouTube動画を作るときにも絶対に役立つと思うので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうかー。