私がKindleの気に入らない最大のポイントは、1回ごとに支払い方法を変更できない点にあります。経費として購入したい本と、プライベート用に購入したいマンガ、どちらも1つのクレジットカードに請求が行ってしまうのがめちゃくちゃ使いづらい。
ってことで、Kindleはプライベート用、経費用の本はAppleBooksで購入することにしたぞって話です。
Kindle本の支払い方法が個人事業主にやさしくない
私は本は100%電子書籍で買いたい派なので、これまでKindleで何百冊もの本を購入してきました。プライベートで楽しみたいマンガと、仕事で使うためのビジネス書、どちらもごっちゃにしてKindleで購入していたんですね。
ただ、フリーランスとして確定申告するようになると、Kindleで本を買うのが面倒に感じられることが出てきます。私はプライベート用の支出はエポスカード、仕事で必要になる出費は楽天カードで決済しているんですが、Kindleは1回ごとに支払い方法の指定ができない仕様になっているからです。
デフォルトの支払い方法をプライベート用のエポスカードに設定しておくと、仕事用に使いたい本が購入できない。仕事用の楽天カードをデフォルトにしておけば、マンガや小説など仕事に必要のない本の代金まで、経費として計上してしまうリスクがあるんですね。
まぁ会計ソフトで一つひとつの注文ごとにマンガかビジネス本かをチェックすればいいんですが、当然そんなめんどくさいことはしていられません。
ギフト券を購入してプライベート用の本を買ってもいいけど…
こうしためんどくさい仕様を回避するために私がやっていたのは、プライベート用の本を買うときにはいったんAmazonギフト券を購入するという方法です。
たとえば全10巻のマンガを一気買いしたいと考えたときには、プライベートの用のエポスカードを使って5000円分のAmazonギフト券を購入しておく。Kindleの支払いではクレジットカードよりもAmazonギフト券やAmazonポイントが優先して使われるので、仕事用の楽天カードに請求が行くことがないという仕組みです。
これならKindle本のデフォルトの支払い方法を、仕事用の楽天カードに設定しておけばいいってことになります。
仕事用に使う本はワンクリックで買えるので自己投資のハードルが低くなるメリットがありますし、プライベート用の本を買うときにはめんどくさいステップを踏む必要があるため、無駄遣いを防げるというメリットもあったりします。
経費用のクレジットカードを設定すれば、確定申告が楽ちん
そもそも私がプライベート用と仕事用とでクレジットカードをわけているのは、確定申告を楽にしたいという目的があるからです。
私はfreeeっていうクラウド会計ソフトを使っているんですけども、freeeでは楽天IDを入力しておけば自動で楽天カードの明細を取り込んでくれるという機能があります。
この機能を使うことで、楽天カードで支払った支出は自動的に経費になるように設定できます。freeeにはプライベートの用のエポスカードは登録していないので、プライベートな支出は記録されないというわけです。
1枚のクレジットカードだけ使う手もあるけど…
私は年商1億円以上稼ぐフリーランスというわけではないので、仕事用の出費がそれほど多いわけではありません。
なのでプラベート用も仕事用も支出は全部クレジットカードを1枚に集約して、確定申告のときに手作業で仕分ける…という方法も使えなくはないんですけども、やっぱり時間のムダですよね。
かといってKindle本を買うためにいちいちAmazonギフト券を買うのもわずらわしく感じるようになってきたので、もっと別の方法がないか検討していたところでした。
プライベート用はKindle、経費用はAppleBooksで
そこで思いついたのが、KindleとAppleBooksを併用するという方法です。個人的には最近iPadのAppleBooksを試していて、とても使いやすいなと思っていたところだったので、「いっそプライベート用と仕事用とでわけてみるか!」と考えたわけです。
具体的には、Kindle本を購入するためのデフォルトの支払い方法にはプライベート用に使っているエポスカードを設定。AppleBooksを含めたiCloudアカウント全体の支払い方法は、仕事用の楽天カードに設定しました。
つまり、Kindleでは仕事用の本を買わず、Apple系のサービスではプライベート用の支出を発生させないってことです。
私はスマホゲームに課金したり、有料のゲームを購入したりすることがないので、この設定でまったく支障がありません。たまに有料のアプリを購入することがありますが、どれも仕事で使うためのアプリですし。
Kindleはマンガ専用機として使うことに
というわけで、Kindleのマンガなどのプライベート用読書アプリとして利用。自己投資や仕事で使うための電子書籍を購入する際には、AppleBooksを使うルールにしてみました。
AppleBooksにはマンガが多く入っていてビジネス書は少ないイメージがあるので、もしかしたら逆のルールのほうが使いやすいかもしれません。
そんなわけで、Kindle本を経費にしたりプライベートの支出にしたりと分別するのがわずらわしいと感じている方は、こんなルールを参考にしてみてはいかがでしょうか。