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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

一人暮らしのフリーランスが猫と犬をワンルームで飼うのに挫折した話

f:id:rough-maker-an9:20200523125633j:plain 2020年4月に自宅のマンションの敷地内で大怪我を負っていた猫を保護してから、ワンルームの自宅で先住犬の柴犬と保護猫とで一緒に生活していました。でも最近になってフリーランスとしての仕事に支障が出てきてしまったため、保護猫との暮らしは挫折しましたって話です。

柴犬と保護猫との4人暮らしを10畳ワンルームで

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私が去年の秋に愛犬をお迎えしてからもずっと住んでいるのは、都内にある10畳ワンルームのマンション。建物は古いですがペット可のマンションとなっていて、奥さんと一緒に3人で暮らしていたものでした。

そんな生活が変わったのは今年の4月の初めにマンションの敷地内で猫を保護したタイミングでした。背中に大きな怪我を負っていて、おそらくはどこかの飼い猫だったと思われるオスの大人の猫でした。

すぐに動物病院に連れて行って薬を処方してもらってからは、とりあえず我が家で預かって面倒を見てあげることに。もし迷い猫の張り紙とかを見かけたら連絡するつもりでしたが、今のところはそういう情報もないので、我が家の4人目の家族としてお迎えすることにしたんですね。

体力が回復した保護猫は、立派なやんちゃ坊主に

保護して我が家にお迎えしてから数日の間は、あんまり元気はないものの、食欲はたっぷりのかわいい男の子でした。しかし体力が回復してくると先住犬とバトルをし始めたり、部屋の中をひたすらダッシュしまくったりと、やたらと騒々しいやんちゃ坊主になっていきます。

最初のうちは、そのやんちゃっぷりもかわいらしいものだったのですが、時間が経つとどんどんエスカレートして家の中のいろんなものを破壊するようになりました。テーブルの上に飛び乗る際の衝撃でいろんなものが落下したり、するどいツメのせいで布団や服に穴が開いたり。

nogunori.hatenablog.com

ペット用のフェンスを購入してイタズラ対策していたものの、そのうち犬猫の存在が大きなストレスに感じられるようになってしまいました。

さまざまなストレスが積み重なり仕事が手につかなくなる

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特に大きなストレスだったのは、夜中の鳴き声と運動会、そして下の階の住人からの天井ドンでした。

我が家ではワンルームで犬猫と夫婦が生活していたもんで、犬猫のための部屋なんてあるはずもなく、寝る時もみんな同じスペースです。その部屋の中で元気がありあまっているやんちゃ坊主は、布団の上をダッシュして走り回ったり、ケージに入れておくとひたすらニャーニャーと鳴いたりと、延々と飼い主の睡眠を妨害してくるわけです。

これでは、毎日在宅フリーランスとして働いている私としては、たまったもんじゃありません。猫による睡眠妨害のせいで寝不足になり、日中の集中力が低下することもしばしばありました。

下の階からの天井ドン

中でも極めつきのストレスになったのは、犬猫が騒いで走り回ることに腹を立てたのか、下の住人から床(天井)をドンドンと叩かれるようになったことでした。いくらペット可のマンションとはいえ昼間から走り回っているこちらの方に非があると思うので、管理会社に相談しようとも思えず。

私はどうも壁ドンや天井ドンにめちゃくちゃストレスを感じるタイプのようで、「うるせえな」とか「叩き返してやる」という感情よりも先に「やばい。静かにしなきゃ」という罪悪感でいっぱいになってしまう人間です。

小さなことを気にしない人には些細な出来事なのかもしれませんけど、私にとっては天井ドンのせいで一日中集中力が途切れ途切れになってしまうほどの、大きなストレスになってしまうのでした。

なんとか静かにさせようと愛犬をケージに閉じ込めたり、猫の入れたケージをベランダに出してさせたりと、さまざまな対策をしてきたものでした。ただ、それにも限界というものがあります。

保護した猫のせいでまともに仕事ができなくなってしまうのであれば、いっそ保健所に連絡して連れて行ってもらおうかと考えるほど。毎日ストレスフルに接してくる飼い主と同居するよりも、もっと心の広い老夫婦とかに育ててもらったほうが幸せなんじゃないの?と思えますし。

保護猫は奥さんの実家に預けて、別々に暮らすことに

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しかし保護猫に愛着がある奥さんの反対意見もあって、ひとまず私のマンションのすぐ近くに住んでいる奥さんの実家で預かってもらうことにしました。車を借りてケージとかトイレとかを載せて、猫の住まいのプチ引っ越しです。

奥さんの実家では在宅介護もしているので、猫を飼うっていう負担が増えて申し訳ないと思うところではあります。それでも背に腹は代えられないと言うか、ここは自分のわがままを押し通すべきだという結論にいたったわけです。

そもそも10畳ワンルームの部屋でペット2匹と大人2人が生活するのは、最初から無理があったのだろうと思いますし。

育ち盛りの犬猫は一緒に飼っちゃダメ

もしかしたら一人暮らしの部屋でも、犬猫と一緒に暮らせる人はいるのかもしれません。でも私が実感したのは、まだまだ若い犬と猫を一緒に飼おうとするのは間違いだったなということでした。

愛犬は1歳になる前の子犬で、割とやんちゃな性格。保護した猫も推定2〜3歳と動物病院で言われたので、元気がありあまっている時期なんだろうなと予想しています。そんな2匹を賃貸のワンルームマンションで飼い始めたら、当然こうなることは予想できたよね、と。

今後ファミリー向けのマンションに引っ越して2匹と2人での生活を再スタートさせるか、それとも今の暮らしを維持するかはまだ未定です。ただ、一人暮らしで2匹のペットを飼おうとしている人には、相当な覚悟が必要だよってことをお伝えできればと思います。