なんだかんだで音声入力はMacで使うのが最強だと思っているのですが、デフォルトだと音声入力を呼び出すショートカットキーがfn
2連打って設定になっています。
できればもっとシンプルなアクションで音声入力を呼び出したいと思っていたので、BetterTouchToolを使ってesc
とかCapsLock
に音声入力のショートカットキーを割り当ててみたぞって話です。
fn
連打で音声入力は使いづらい
Macで音声入力を使おうとすると、デフォルトではfn
を2回押して呼び出す設定になっています。このショートカットも打ち間違いが少なく便利な設定だと思うのですが、連続して音声入力を使いたいときには手間に感じることがあります。
fn
であれなんであれ、キーを2回叩ないといけないってのは、毎日何十回も音声入力を呼び出すには工数が多いな、と。Macの設定アプリで別のショートカットキーに設定することもできるのですが、必ず2つ以上のキーを組み合わせないといけません。
できれば1つのキーを叩くだけで音声入力を呼び出せるようにしたかったので、BetterTouchToolで設定することにしました。
esc
、CapsLock
を音声入力ショートカットに設定する方法
私が試したのは、普段はほとんど使っていないMacBookのesc
とCapsLock
のキーを、音声入力を呼び出すためのキーに割り当てるという設定です。
具体的なやり方は、次の3つ。
- 音声入力ショートカットを
option+スペース
に変更 - 修飾キー
CapsLock
→esc
に割り当て - BetterTouchToolで
esc
→option+スペース
に割り当て
音声入力ショートカットをoption+スペース
に変更
まずMacの設定アプリ「キーボード」の「音声入力」から、音声入力を呼び出すショートカットキーをカスタマイズします。
fn
の2連打でもcommand
の2連打でもなく、2つのキーを組み合わせて起動するショートカットキー変更。私はoption+スペース
に割り当てています。
意図しないタイミングで音声入力を呼び出してしまうのを防ぐために、普段は使わないような組み合わせがいいですね。
修飾キーCapsLock
→esc
に割り当て
ここまでの設定でesc
キーを音声入力用のキーに割り当てる準備は完了。
CapsLock
キーも音声入力のショートカットキーとして呼び出すためには、もう一つ設定を加えます。
設定アプリ「キーボード」の右下にある「修飾キー」の設定で、CapsLock
→esc
に割り当てるのがポイント。
こうすることで、CapsLock
キーもesc
キーとして入力されることになります。
BetterTouchToolでesc
→option+スペース
に
あとはBetterTouchToolを使って、esc
キーを押したらoption+スペース
が入力されるように設定。
これでCapsLock
キーまたはesc
キーを押したら、一発で音声入力ウィンドウが表示されます。本来のesc
キーが使いたくなったときに備えて、command+esc
でesc
キーの挙動になるようにも設定しています。
この設定のおかげで音声入力を左手人差し指1本、1クリックで呼び出せるようになり、さらに原稿の執筆がはかどるようになりました。
1日に何度も音声入力を使うなら、こんな設定も試してみてはいかがでしょうかー。