「テキストこそが最強のインプットである」
と、私は昨日まで思い込んでいました。動画で何か情報をインプットしようとすると、10分の動画を2倍で見たって、5分はかかる。でも、10分の動画で話している内容をブログに書き起こして読めば、1分もしないで読み終わるじゃないか。
そう思っていたんですけど、別の視点から考えると動画やオーディオブックのほうがインプットの質は高いよなーって感じた話です。
実はオーディオブック学習、サボってました
AirPods Proという優秀なイヤホンを持っていたにもかかわらず、最近はオーディオブックやYouTube動画で学習することをサボっておりました。イヤホンを耳に入れると気持ち悪いから…とかいろいろ言い訳はできるんですけど、単にめんどくさかったんですよね。
一方で、電子書籍は毎日読む習慣を持っています。やっぱり、音声や動画よりも電子書籍でテキストを使ってインプットしたほうが、効率がいいと思っていたから。
確かに、情報をインプットする速さってのはテキストが一番なんですけど、記憶の定着って意味では、テキストは音声や動画に劣るよね、と最近気付いたんです。
読書で一番大事なのは、記憶への定着
読書とかインプットで大事なのって、結局は記憶に定着させることですよね。本で学んだ知識を、すぐに仕事で生かしていく。そのために記憶に定着させなきゃいけない。では一番記憶に定着しやすいのはどのインプット方法か?って考えると、「少なくともテキストじゃねーな」と感じたんです。
人間の読むスピードって1分間に400~600文字くらいだって話があって、個人的にはこれの2〜3倍は早く読めると確信しています。でも、いくら早く読めるからと言って、イコール記憶に定着しているってわけじゃありません。
いくら本を速読したって、内容を覚えてなきゃ意味がない。
記憶に定着させるためには、復習が不可欠
じゃあ本の内容を記憶に定着させるためにはどうしたらいいのか?
これに対する私のが結論は、オーディオブック学習またはYouTube学習。本当は視覚と聴覚の両方でインプットできるYouTube学習が理想なんだけど、YouTubeはよくも悪くも配信者本人のフィルターしか通してないから、情報の質が劣ると考えています。
どういうことかというと、本を出版するときには、
- 著者
- 編集者
- 書店員
- 既存の読者
と、少なくとも4つのフィルターが存在します。このフィルターを通してなお出版されていて、書店の本棚の一等地に置かれていて、Amazonのレビューも多い本なら、情報の質として間違いないよね、と。YouTube動画はこういうフィルターがないせいで、玉石混交になっている。
つまりハズレを引いて時間を無駄にするリスクがあるよね、と思っているんです。
一番復習しやすいのは、間違いなくオーディオブック
だから、私がインプットの質として一番バランスが取れていると思うのは、オーディオブックです。少なくても4つのフィルターを通して私たちの手元に届く本をプロのナレーターさんが読み上げて、聴覚で情報をインプットできるこの方法がベストなんじゃないかと。
YouTube 動画もそうですがオーディオブックが一番優れているのは、復習のしやすさです。
おそらく誰でも経験があると思いますが、よっぽど気に入った本でない限り、一冊の本を何度も繰り返し読むことはありませんよね。私も『嫌われる勇気』とか『自分の時間を取り戻そう』といった本は何度も繰り返し読みますが、それ以外の本は一冊読んで終わりが大半。
じゃあどうやったら一冊の本を何度も繰り返し読んで記憶に定着させられるのかって戦略を考えてみると、オーディオブック学習が一番だよね、と思うんです。
一度読んだ本ををもう一度開くのって、なんだかめんどくさいしモチベーションも持続しません。でも、オーディオブックなら流し続けていれば自然と耳に入ってくるので、モチベーションに頼らずインプットを仕組み化できる。
私はApple BooksとAudibleを使ってます
私がオーディオブック学習で使っているのは、Apple BooksとAudibleの2つです。少し前はaudiobook.jpも使ってましたけど、 専用のアプリとかプレイヤーアプリにデータをダウンロードしないと聞けないのが手間でした。
でも、Apple BooksならiPhoneやMacのアプリを開けばすぐに聴き始められるし、Audibleに関してもWEB上で使えるプレイヤーがあります。効き始めるハードルの低さという点で、audiobook.jpよりもこの2つのほうが優れているな、と。
そんなわけで、インプットした情報を何度も繰り返しリピートして記憶の定着を図りたいなら、紙の本や電子書籍よりもオーディオブックを活用してみてはいかがでしょうかー。