紅葉が始まる少し前、一番観光客が少なそうなタイミングの平日に、松島を観光してきました。
仙台に1年住んでいたものの、ずっと行けてなかった日本三景・松島。
時間をつくって訪れてみると、景色やグルメはもちろん、「数珠づくり体験」がすんごく楽しかったのでレポ。
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出合い橋と呼ばれる朱色の橋「福浦橋」
クルマを使って彼女と一緒に松島を訪れた私は、まず福浦橋を訪れました。
どうやら地元の人ほど知らないスポットのようで、大通りから見ると建物の影に隠れて見えなくなっているスポットなんですな。
「第三駐車場」にクルマを停めるとすぐ横に入り口があるんで、福浦橋を確実に訪れたいならこの駐車場を利用するのがおすすめ。
福浦橋そのものは、朱色に塗られた長い橋。
対岸にあるのは、福浦島と呼ばれる小さな島です。
通行料が200円かかる橋ですが、出会い橋と呼ばれるロマンチックなスポットですし、カップルならぜひ訪れたい場所ですね。
下が見える高所恐怖症NGな「五大堂」
下を流れる海が隙間から見えるのは、五大堂というお寺につながる透かし橋であります。
3つの橋が連続して架かっていて、その中間にお土産屋さんがあるつくりになっています。
んで、その3つのうち2つ目の3つ目の橋が、写真のように隙間が空いたように設計されているんですな。
足元をよく見て、どんなときも気を引き締めるようにという由来があるようですが、ぶっちゃけ怖くて気を引き締めるどころではないっす。笑
ちなみにこの五大堂の屋根の下には、それぞれ3つずつ4面に干支のモチーフが彫られているんだそうな。
高いところにあるんで気づきにくいですが、よーく見るとネズミ・牛・虎なんかの姿が見えますよ。
津波の被害を受けて修復された国宝「瑞巌寺」
2011年の津波の被害を受け、長く修復工事がおこなわれている瑞巌寺。
現地のパンフレットにあるような林はなくなってしまっていて、私が訪れた際もまだ工事中でした。
境内の修復は2016年には終わっているようですが、門の周囲も早くきれいになるといいですね。
円通院で数珠づくり体験をやってきた
瑞巌寺の隣に円通院というスポットがありまして、そこでは「数珠づくり体験」をやっているという情報を耳にしました。
数珠づくり体験に参加するには、まず円通院の受付で希望を伝えるそうな。
そのときに黄色の参加証みたいなものを受け取り、門を通った先にあるお寺の、和服を着たスタッフさんに声をかければOK。
よくあるアクセサリーとして数珠をつくることができるんで、普段用のブレスレットが自作できると考えればよろしいかと。
ちなみに料金は1000円から(500円の拝観料込み)。
とはいっても1000円でつくれるのはプラスチック製の残念な数珠ですんで、3000円以上の天然石を使った数珠を選びましょう。
小・中・大・特大とありますが、普段使いとしてつくるのであれば小サイズ(3000円)がおすすめ。
一番最後会計の際に、「この石は血行を良くする作用があって〜」みたいな解説をしてくれます。
「もし用意されている全種類の天然石を使って数珠をつくったら、全部の石の説明をするんかな…」みたいな変なことを考えたりもしました。
興味がある方は、20種類くらいある石を全部使って数珠を完成させてみてください。笑
↑私のつくった数珠
グルメとおみやげ
私は不安障害を抱えておりまして、外食をしようとすると気分が悪くなってしまう体質の持ち主であります。
そのため有名なお店を訪れたりといったことはできなかったんですが、ちょっとした軽食をつまみながら観光を楽しみました。
手焼き笹かま
まずは、自分で焼いて食べることができる「手焼き笹かま」。
松島周辺の大通りでは、2〜3軒ほどのお店がこのサービスをおこなっていました。
竹串に刺した笹かまを、店内に用意されたコンロで炙って楽しむものですな。
ちなみに私は、店内の商品を見て回っていたら返すタイミングを逃し、笹かまを焦がしてしまったため、人生の味のような苦さを味わいながら食べました。笑
手焼き体験するときは、焦がさないように十分気をつけましょう。
大判せんべい
これも大通りに面したお店に、大判の焼き立てせんべいを売っている場所があります。
そこではアイスクリームも売られており、夏は冷たいアイス、冬はアツアツのせんべいを楽しめるお店です。
ほかにも袋詰されたせんべいや、昔ながらの南部鉄器などの雑貨も陳列されていて、レトロかつモダンな雰囲気が楽しい空間でした。
しかし、キャッシュレス主義で現金を持ち合わせていなかった私は、お店のレジを見て現金以外NGということを知ってガックリ。
せんべいや昔ながらの雑貨は私の大好物なんですが、せんべいとアイスだけ彼女さんに買ってもらってお店を後にしました。
かもめの玉子まんじゅう
もう一つ、彼女さんがおおいに気に入ってくれたお土産のお菓子がありまして、「かもめの玉子」というのがそれ。
中身はひよこまんじゅうと同じような「あん」が入っていて、外側がホワイトチョコでコーディングされている和洋折衷のお菓子なんです。
これが彼女さんにとって大ヒット作だったようで、うれしそうにいくつも頬張っておりました。
おそらく女子ウケが非常によろしいお土産なんじゃないかと思いますんで、カップルの方以外にも、職場・学校の女の子へのお土産としてもぴったりかと。
ちなみにこの「かもめの玉子」まんじゅうですが、もともとは岩手県のお菓子なんだそうな。
いちご・メロン・みかんの味もあり、スイーツとしてかなりレベルが高いなぁと感じます。
まとめ
以上、「初めての松島観光!私が彼女と一緒にまわった3スポットと「数珠づくり体験」」という記事でした。
とにかく楽しかったのは、数珠づくり体験でした。
1時間くらい集中して制作に励み、色のバランスや親玉(数珠の中で一番大きいやつ)にどれを持ってくるかなど、真剣に考えて没頭して作業していました。
マインドフルネスな感じがして、非常に癒されたように思います。
ちなみに、松島のすぐ近くに「藤田喬平ガラス美術館」という観光スポットがあり、早めに松島観光を切り上げてそちらへ向かったのですが、その日があいにくの休館日。
最後のシメとして考えていたスポットがNGになり、なんとも消化不良な感じで帰路につきました。笑
あとは不安障害のせいで今回は見送った「遊覧船」も、松島観光へ行くなら外せないイベントでしょう。
松島へ観光する際には、数珠づくり体験や福浦橋、遊覧船などをゆっくり楽しんでみてください。