完全自炊派で、毎日必ず料理をつくっている私。
しかしある本を読んでから、「完全に自炊しないってのも節約になるんじゃね?」と思うようになりました。
そう考えた理由を紹介していきます。
SPONSER LINK
出費を抑えられる理由
完全に自炊をしない生活を送ると仮定すると、意外にさまざまな出費を抑えられることに気づきます。
たとえば、調味料。
しょうゆや砂糖、みそ、塩みたいな調味料って、使い切るのになかなか時間がかかりますよね。
砂糖なんかは入れ物が汚れてしまい、まだ残っているのに廃棄しないといけない…みたいなケースもしばしば。
これら調味料も、完全な外食・中食生活であれば用意する必要がなくなるので、その分出費が浮くんでないかという話です。
同様に、フライパンなどの調理器具、オーブンなどの調理家電、盛り付け用の食器、食器用洗剤やキッチンタオルなども不要になるでしょう。
最終的に冷蔵庫すらいらなくなるかもしれません。
そうすれば故障したり破損したりした場合に買い換える必要がなくなり、長期的に見れば出費が抑えられるはず。
食材を溜め込んでしまい、腐らせて捨ててしまうリスクも軽減できますしね。
食費は増加するはず
逆に、食費は確実に増加することでしょう。
ここでいう食費とは、カップ麺やインスタント食品などを使うことなく、栄養バランスの取れた食事のためにかかるコストとします。
たんぱく質やビタミンがしっかり摂取できる健康的な食事を想定すれば、スーパーや外食チェーンでの費用は高くならざるを得ません。
しかし家計全体をトータルで見て、かつ長期的なスパンで考えれば、自炊した場合と比べてもプラマイゼロになるか、むしろ安くなるように思うんです。
これまでに使っていた日用品代・光熱費を食費に回す…というイメージですね。
健康リスクも考慮する必要がある
ただし、健康リスクが高まることは考慮すべき問題です。
生の食材を自分で目にすることができないんで、極端にいえば、腐る直前の栄養スカスカの野菜を食べさせられている可能性だってあります。
加えて添加物も気になってきます。
惣菜や料理そのものに使われている添加物は、パッケージ裏やお店のHPなどで情報を得られるかもしれません。
ところが、たとえば原材料名に「しょうゆ」と書かれていたとしても、今では純粋なしょうゆから合成調味料で安価につくったしょうゆまで、さまざまなものがあるわけです。
そうした添加物の量を自分ではあまりコントロールできないという点で、健康リスクが高まるといえます。
健康意識の高い人はもちろん、子どもがいる人なんかは抵抗があるかもしれません。
時間を節約できるメリットも
その反面、完全に外食・中食の生活を実現できれば、食事にかかる時間を大幅に減らすことも可能になります。
たとえば、調理する時間、食器を洗う時間、レシピを考える時間、食材を選びスーパーに並んで買う時間、ネットスーパーで商品を吟味する時間など。
これらがすべてゼロになり、近くのスーパーで惣菜を買って自宅で食べる時間、外食チェーンで食事する時間のみに置き換わるわけです。
電子レンジで温める以外には調理は不要になりますし、食器の片付けはもちろんなし。
浮いた時間を活用して、趣味の時間にあてたり勉強に取り組んだりすることもできるでしょう。
もし副業をやっていたり自分のビジネスを立ち上げているなら、この選択肢によって仕事時間を増やすことにつながり、月収が上がることも期待できます。
まとめ
以上、「「100%自炊しない」という選択肢。調味料・調理器具代をカットし、むしろ節約になるかも」という記事でした。
この取り組みをスタートした際には、最初はきっと食費がかさんで大変な思いをするんでないかと思います。
しかし調味料代や光熱費、調理器具の買い替えがなくなる分、長期的に見れば食費は抑えられるのかもしれない…と期待しております。
1日1時間〜2時間くらいは時間の節約ができるはずですんで、年間でみれば莫大な時間を捻出することにもつながります。
一方で、健康リスクが高まるであろうことはトレードオフの関係。
ちなみにこのプロジェクトを中途半端にやってしまうと、外食代と調味料や調理器具代の両方がかかってしまって一番出費が多くなってしまいます。
シフトするなら一気に外食・中食オンリーにした方が望ましいでしょう。
これまでの家計簿を見直してみるなどして、「自炊をゼロにして外食・中食オンリーにする」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。