先日、2〜3年帰っていなかった実家に帰省してきました。
しかし、ミニマリストを心がけている今の私にとって、ゴミやモノが散乱した実家は、まさにゴミ屋敷そのもの。
そんな環境に耐えられず、夜も眠れずメンタルも不安定になり、1泊で帰ってしまったという話です。
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そもそも帰省ってしなければいけないの?
実家のゴミ屋敷からクルマで5分ほどにある、祖父母の家へ泊まったとき。
「そもそも帰省ってしなければいけないものなのか?」というレベルから問い始めました。
たしかに親や祖父母に顔を見せてあげるって意味では、帰ったほうがいいものではあるのでしょう。
でも、親や祖父母だってしょせんは他人。
自分と同じ考え方を100%共有することは無理な存在なわけです。
さらに親元を離れて数年間一人暮らししているような私の場合、まるっきり価値観も異なってしまいます。
そんな価値観の違い、考え方の違いで苦しむのであれば、そもそもの話帰省なんてしなければいいのだというのが、私の結論です。
その代わりに手紙を書いたり写真を現像して送ったり、電話やLINEする機会を増やしてコミュニケーションをとればいいんじゃねと。
ゴミ屋敷の実家はどうしたらいいのか
私の実家は恥ずかしながら、いわゆるゴミ屋敷に近い環境であります。
床が見えないほどモノが散乱していたり、いつ使ったのかわからない食器がシンクに山積みになっていたり。
実家から高校へ通っていた数年前までこんな環境で生活していたなんて、ミニマリストを目指している私にとっては信じられないといったレベルだったりします。
それで、モノの多さやゴミの量に気が滅入ってこんなことまで考えてしまうわけです。
「これ、もし親が急逝したりして荷物整理しなきゃいけなくなったら、死ねるな…」と。
しかし、実家のメンバー(親と下の兄弟たち)に片付けの習慣を身につけさせようとするのは不可能。
そもそも祖父母もあまりきれい好きではない人たちなんで、その子である親も、その子である私の兄弟たちも、片付けられない人間になってしまった感じなんです。
そう考えると、長男としていち早く高校を卒業し、自立して一人暮らしをして大学に通ってよかったなぁと思ったりもします。
両親の介護が必要になったとしたら…
おそらく健康的な食事なんてものから無縁の食生活を送っているであろう実家の人たちのことを考えると、こんなことまで考えてしまいます。
「今後親が要介護状態になったら、誰がどうやって面倒をみればいいのか…」みたいな。
家がゴミ屋敷なんで、在宅介護なんて無理。
かといって、介護施設に自分で入れるほどの貯金をつくっているわけでもない様子。
ここで長男の私に責任が降り掛かってくるのか…?という暗い妄想にも駆られてしまうわけです。
だけど世間一般の子どもなんて、それほど親の介護をおこなっているわけではないという話も耳にしたことで、少しはラクになりました。
こういっては暴言にも聞こえますが、この先死ぬしかない要介護の両親の世話をするよりも、自分たちの未来や家族のことを優先したいと思うのは当然のこと。
その思いを無理に曲げることなく、しかるべき窓口や施設を頼ってもいいんじゃないかと思えるまでになりました。
将来結婚し、子どもができて、あいさつしに行くときはどうすれば…
もう自分でもアホなことを考えているのはわかっているんですが、モノやゴミの多さにあてられてしまったのでしょう。
将来大事な人ができて子どももできたとして、親や祖父母にあいさつしに行くときはどうしたらいいんだろう…なんてことも考えてしまうわけです。
昔からすごくおばあちゃんっ子だったんで、自分の家族や子どもができたら、すぐに紹介したいという気持ちはある。
だけど、ゴミ屋敷に家族を連れていきたくないという思いもあって、どうしたらええんや!状態であります。
冷静に考えれば、
- そもそもあいさつに行かず写真や電話でコミュニケーションをとる
- レストランやカフェであいさつをすませる
- むしろこっちの家を訪ねてもらう
といった選択肢も考えられるわけで、結婚すらしていない今の自分があれこれ思い悩む必要のないことなんですけどね。笑
まとめ
- 親が心配するからって、無理して帰省なんてしなくていい
- そう割り切ってしまえば、もっと積極的に電話やLINEをするなどコミュニケーションをとれるはず
- ただし、ゴミ屋敷にいるとメンタルがやられるんで要注意
以上、「ゴミ屋敷な実家に帰省したけど、一刻も早く自宅に帰りたいと思った話」という記事でした。
あらためて文章を読み返してみると、ゴミ屋敷に数時間滞在したせいでひどくメンタルがやられていたんだなぁと思ってしまいます。笑
やっぱり、モノが多く注意力が散漫になる環境では、人間は冷静に考えることはできなくなってしまいますね。
私と同じように実家がゴミ屋敷で困っている方は、決して無理して帰省したり片付けをしたりせず、適度な距離を保ちつつ家族との関係を維持できるといいですね。