長年使ってきたiPhoneのモバイルSuica。つい先日モバイルSuicaを使うのをやめまして、それに関連してモバイルSuicaのデメリットを徹底的に指摘しようと思います。
前提:モバイルSuicaやめました
私はiPhone7に機種変更してから、ずっとモバイルSuicaを利用してきました。消費税が10%に上がる前からキャッシュレス決済手段として愛用しており、普段の買い物の8割くらいはモバイルSuica。
そんなモバイルSuicaを、今年に入ってから手放したっていう経緯があります。今では電車やバスに乗るとき専用の交通ICカードとしてしか使っておらず、普段の買い物はクレジットカードがメイン。
あれだけ愛用していたモバイルSuicaを使うのをやめたのには、大きな理由がありました。
利用先の記録が残らない
その理由というのが、利用先の記録が残らないという点です。
たとえばコンビニで買い物をしたら、クレジットカードであれば「セブンイレブン」という感じで利用明細に上がってくるじゃないですか。モバイルSuicaではこれがなくって、単に「物販」としか表示されないんですね。
もちろん使った金額は記録されるので、レシートを全部保存しておけば利用先を照会することはできます。ですが、Moneytreeのような家計簿アプリを使っている身としては、全部「物販」でまとめられるのは非常に気になる。
レシートをいちいち確認して手入力するのもめんどうです。
そのうち改善されるかなと思っていましたが、キャッシュレス・ポイント還元事業が始まって利用者が増えたであろうこのタイミングでも、アップデートされる気配がありません。
このデメリットが改善されたら、すぐにモバイルSuicaを再開するんですけどねー。
2万円までのチャージ上限
モバイルSuicaを普段使いしていると、一度に2万円しかチャージできない上限にも不便を感じることがあります。
3万円くらいのちょっとしたガジェットを購入する際にはモバイルSuicaは使えず、クレジットカードなど別の支払い手段を使う必要があります。
新幹線のチケットにSuicaのチャージ残高を使うわけではありませんし、1枚のプラスチックのカードに大金をチャージするのはリスクがあるってのはわかります。
でも、盗難のリスクがほとんどないモバイルSuicaに限っては、チャージ上限を撤廃してくれてもいいと思うんですよね。
チャージまでのラグ、頻発するエラーが気になる
スーパーで買い物して商品をレジに通してもらった後に「あ、チャージ残高足りない」となったとき、めちゃくちゃ焦るのはモバイルSuicaあるあるだと思います。
というのも、モバイルSuicaのチャージってめちゃくちゃ遅いから。PayPayのような電子マネーのクレジットチャージを経験するとよくわかりますが、10倍くらいチャージが遅い。
PayPayが1秒でチャージできるなら、モバイルSuicaはたっぷり10秒以上かかります。これは素早くレジで会計したいって考える私たちにとって致命的なデメリットにもなり得るでしょう。
まあ事前にしっかりチャージしておけよって話ではあるんですけども。
また、これはモバイルSuicaアプリの話ですが、このアプリって完成度がかなり低くて、エラーが頻発することがよくあります。チャージができなかったり、アプリが開けなかったり。
たぶん通信環境が悪いのが原因だとは思うんですが、レジの前でSuica残高のチャージをしたいときに、モバイルSuicaアプリのエラーのせいでなかなか進まない…なんて経験をしたときには、モバイルSuicaに嫌気が差しましたね。
なるべくモバイルSuicaアプリを使わずにすむように、事前に多めの金額をチャージしておきたいところですが、そこで2万円のチャージ上限が気になってしまうわけです。
結論:メリットは多いけど、倹約家には不向き
モバイルSuicaのような非接触決済は、QRコードを読み取る電子マネーより絶対に便利ですし、使えるお店も多いので利便性はかなり高いと思います。クレジットカードでチャージして、ポイントを貯められるのもありがたいですし。
それでも、私はここで書いたようなデメリットがどうしても気になって、モバイルSuicaを使うのをやめてしまったのでした。
ちなみに現在は、PayPayが使えるお店ではPayPayに紐づけたクレジットカードで支払い、使えないお店ではクレジットカードそのものを出して支払うようにしております。