土日を除いて1日1万字以上の原稿を書きまくっている私ですが、最近になってメインの執筆アプリをCotEditorからUlyssesに乗り換えて試験運用しております。
Ulyssesで毎日ブログの原稿から仕事のWEBライティングまですべてをこなして1週間ほど立つので、どんなところが気に入っているのかをまとめます。
文字数カウント
WEBライティングの仕事では、厳密に文字数の指定がされていることが大半です。「1記事3000文字以上」とか「1冊で2万文字以上」みたいな感じで。
原則として文字数が上回っても報酬が増えるわけではないので、なんとか3000文字ぴったしをイメージしながら全体の構成を決めて書いていきたいと考えるのが基本です。
でも、文章を書いていてちゃんと文字数が表示されるメモ・ノートアプリって意外と少なくて、たとえばiPhoneとかMacに標準搭載の「メモ」アプリは文字数カウントに非対応。
Pages、Googleドキュメント、Wordあたりは文字数を表示しながら書けるんですけども、余分な機能が多い分だけ動作が重くなりデメリットがあります。
WEBライティングの仕事では、文字を太字にしたり見出しのタグで囲んだりすることはあまり多くないので、プレーンテキストを扱えるアプリのほうがなにかと使い勝手がいいんですよね。
その点、Ulyssesなら文字数をカウントする機能がちゃんとついていて、もちろん常時表示しておくことも可能。ついでにプレーンテキストを扱うので、コピペして余計なスタイルがくっついてくることもありません。
個人的には文字数を表示できるかどうかが執筆用のアプリを選ぶ際の第一条件だったので、Ulyssesのファーストインプレッションも高評価でした。
タイプライターモード
使ってみると意外と便利だなーって思ったのが、タイプライターモードっていう機能です。通常は矢印キーでカーソルを動かすと、これまでに書いた文章は固定されてカーソルが上下に移動していきます。
でも、Ulyssesでタイプライターモードをオンにすると、文字入力中のカーソルの位置が固定されて、文章が移動するって状態になります。タイプライターモードがあるおかげで、視線をずっと同じ高さに保てるというメリットが得られます。
従来のテキストエディタだと、書き進めていくうちに視線が下がってしまうし、スクロールして末尾を上に移動させる必要もありました。でもタイプライターモードをオンにするようになってから、視線の高さを一定にして書き続けられるようになったんですね。
Ulyssesのタイプライターモードに慣れてしまうと、従来のようにカーソルが移動するAppleの「メモ」アプリとか、Googleドキュメントを使うのがやたらわずらわしく感じるようになりまして。
タイプライターモード、いいですよー。
Markdown対応でテーマも充実
このブログ記事も普段のWEBライティングの仕事も、私はMarkdown記法というものを使っています。見出しにしたい語句の先頭に「##」記号を入れたり、太字にしたい文字は「~*~」で囲んだりすることで、プレーンテキストだけで文章のスタイルに変化をつけられるのが特徴。
UlyssesはこのMarkdownって書き方をバッチリサポートしており、見出しにしたり太字にしたりした箇所は色が変わってハイライトされるようになっています。
私は「Freestraction」ってテーマを使っていますが、見た目が美しくていい感じ。もちろん白黒でも執筆にはまったく影響はないんですけども、やっぱり見た目がきれいだとタイピングが楽しくなりますしねー。
ほかにもiCloudで連携してMacでもiPadでも遅延なしで書き続けられることとか、シートを管理する自由度が高かったりするところもメリットですね。
まだ使ったことがないなら、Mac向けのUlyssesをダウンロードしてみて、無料のお試し期間を体験してみてはいかがでしょうかー。