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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

《自律神経》がキーワード!東洋医学が「夕食→入浴」よりも「入浴→夕食」をすすめる理由とは

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昨日の夕食と入浴、どっちが先でしたか?

もちろん夕食が先でも入浴が先でも問題ありません。

しかし東洋医学の観点からいえば、「入浴してから夕食」がおすすめであります。

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1.夕食と風呂、どっちが先?

夕食食べないと寝れないって人は少ないと思うんですが、風呂に入らないと寝れないって人は多いはず。

かつては私もそうでした。

子どもの頃からずっと、夕食が先で風呂が後。

むしろ「風呂は寝る直前に入るもの」と考えていたため、たまに「夕食の前に風呂入るよ」という友人に出会うと「マジかよ!」と思ったりしていました。

しかし自律神経の切り替わりを考えると、その逆で夜の時間を過ごすことがよりよい睡眠につながる、ということを『寝てもとれない疲れをとる本』という本を読んで知ることになります。

2.東洋医学では「風呂先」メソッドを推奨

なぜ夕食が先ではなく、風呂を先にすませる方がいいのか。

そのキーワードとなるのは「自律神経」であります。

自律神経ってのは、人間の「活動」と「休息」を切り替えるスイッチのようなもの

活動担当の交感神経と、休息担当の副交感神経の2つから成り立っています。

この2つの自律神経は、24時間の中でバランスを取りながら私たちの体を調整しています。

たとえば、集中して仕事に取り組むときは交感神経モードに。

逆にリラックスしてソファで休んでいるときは副交感神経モードに、といった感じですね。

自律神経の切り替えをスムーズに

「食事=副交感神経モード」「入浴=交感神経モード」「就寝=副交感神経モード」となります。

夕食と風呂、睡眠の自律神経はこのようになっています。

意外かもしれませんが、食事は交感神経モードではなく副交感神経モード、入浴は副交感神経モードではなく交感神経モードなんですな。

「なぜ入浴は副交感神経優位になるんじゃないの?」と私も思いましたが、そもそも交感神経とは人間の活動を司るもの

それに対し、副交感神経は内臓の活動を司るもの、と考えるとわかりやすいかもしれません。

睡眠時は人間の活動(=交感神経)が静まり、内臓の活動(=副交感神経)が活発になるってイメージ。

体の陰陽バランス(=自律神経)の切り替えがシンプルなほど、体はスムーズに休息モードに入ることができるので、「入浴」→「食事」→「就寝」という流れのほうが、効率のいい回復ができるのです。

つまり、頻繁に交感神経/副交感神経を切り替えるのは体への負担が大きいということ。

特にリラックスする夜の時間は、交感神経をできるだけ静めて副交感神経が優位な状態を続けることが望ましいんですな。

「疲れやすい人」「疲れきってしまった人」や自律神経が過緊張な人は、この食事と入浴の順番を意識していただくだけで、疲れの溜まり方、抜け方が変化します。
ぜひ一度試していただきたい順番は「入浴→食事→就寝」です。
これは、東洋医学はもちろん、自律神経の働き方から見ても正しい順番といえます。



3.私も試してみた

この「風呂先メソッド」(私の造語)を実践して数日。

以前休日はゆっくり寝たい?むしろ休日こそ早起きしてやりたいことをたっぷりやろうぜ の記事でも書いた通り、私は毎日17時になったら夕食づくりをスタートする習慣を身につけています。

17時のアラームが鳴ったら、すぐに台所に立って調理を始めるって行動を体が覚えるまでになりました。

そんな習慣を活かすため、私の場合は16時に「風呂に入る時間」アラームを設定することに。

16時のアラームが鳴ったら風呂に入って、17時から調理をスタートし、18時には夕食を食べ始める。

そこからブログの更新予約などをおこなって、21時頃には就寝。

やっぱり効果あるっぽい

これは私の生活という一例ですが、この「風呂先メソッド」を始めてから、明らかに寝る時間が早まったという実感があります。

そもそも私は、夕食を食べるのが遅かったり風呂に入るのが遅かったりすることが原因で、夜更かしをすることが多い人間でした。

そのため、夕食や入浴の時間が早まると、自然と就寝時間も早まっていくというメカニズムです。

また、自律神経の切り替えがスムーズにおこなわれているからなのか、布団に入ってから眠りに落ちるまでの時間も短くなったように感じております。

始めたばかりのライフスタイルなんでなんともいえないところではありますが、少なくとも私の場合、睡眠に良い影響を与えるのは間違いなさげ。

さらに早寝早起きができるようになったんで、生活スタイルを朝型に切り替えたい人にもおすすめです。

まとめ

  • 夕食は副交感神経モードで、入浴は交感神経モード
  • 睡眠は副交感神経モードのため、体が自律神経の切り替えをしやすいように工夫すべし
  • 入浴(交)→夕食(副)→睡眠(副)の順を心がければ、疲れにくく休息上手な体になるよ

以上、「《自律神経》がキーワード!東洋医学が「夕食→入浴」よりも「入浴→夕食」をすすめる理由とは」という記事でした。

まずは明日、夕食の前に風呂に入ってみるチャレンジをやってみましょう。

家で夕食を食べないという方は、レストランに行く前に銭湯に寄るのもいいでしょう。

入浴→夕食→睡眠の順だと、明らかに睡眠の質が向上し、体力が回復していることを翌朝実感できるはずです。

もちろん早寝早起きの朝型のライフスタイルにもつながりますんで、健康的で元気な暮らしを続けたい方はぜひどうぞ。

追記:当記事が紹介されました!

job.kiracare.jp

当ブログが上記メディアで紹介されました!介護業界に携わっている人には役立つ情報が得られるかもしれませんので、参照してみてください〜。