毎朝の服選びにはどのくらい時間をかけていますか?
っていうかそもそも、その「服を選ぶ時間」ってあなたの人生に不可欠なものなんでしょうか。
答えがNOなら、今すぐ同じ色・同じサイズの服を2セット揃えてみましょう。
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1.服選びにどのくらい時間をかけてる?
毎朝の服選びって、自分の人生にとって重要なことなんでしょうか。
たとえば、ファッションで飯を食っている人ならわかります。
アイドルやモデルの人が、毎日毎日同じ服を着ていたら仕事の悪影響が出るだろうことは簡単に予測ができるんで、日々おしゃれに気を遣うことは当たり前でしょう。
アパレル業界に勤める人なら、給料のほとんどを服に使うのは当然なのかもしれません。
でも、そういう仕事をしておらず、私のような普通の一般人である人々は、そもそも服選びにそんなに時間をかけなくていいんじゃないかと思うわけです。
強いていうなら、「服をたくさん持つのが好き!」「着こなしを考えることがストレス発散!」という人であれば、服選びに時間をかける価値があるはず。
そんな人は思う存分服を集めて、毎日のコーディネートを楽しみ、より人生を豊かにしていくのがベストです。
つまり自分が一番大切にしていることをまず考えて、それに服選びが直接関与しないなら、もう服選びにかかる意思決定をゼロにしてしまおうって話です。
2.靴下を全部統一して100時間を節約
一説によると人は年間100時間以上、探し物をしているそうです。探している時間がたった数分であったとしても、繰り返せば数日分になります。
『仕事を高速化する「時間割」の作り方』ではこんなことが書かれていました。
たしかに、私たちは意外と毎日探し物をしているように思います。
職場で1枚の書類を探したり、外出直前に車のカギを探したり、スーパーで目当ての商品を探し回ったり。
しかし、私にしてみればそうした探し物をする時間は、何の価値も生み出さないムダな時間。
むしろストレスの原因になり、焦りの原因になります。
この2つは、人生の満足度を劇的に下げてしまうことでしょう。
服選びに迷う時間も含め、「探し物」をする時間を徹底的に減らすことが、多くの人にとって望ましいはずだと私は考えております。
靴下を全部捨てて、同じ色・同じサイズの靴下を12足買ってみる
「(中略)こんなに面倒なのはなぜだろう。そうか、似ているものばかりだからだ」と気付いたのです。そこで、持っている全ての靴下を一気に処分。そして、ユニクロに行って全く同じ靴下を12足(4足組みを3セット)購入してきました。
それからは本当に楽でした。洗濯した靴下を何も考えず靴下ボックスに入れておくだけ。履くときは適当に2枚取り出せば、それで終わり。どれを手に取っても組み合わせは正解。それまでのようにペアを作る必要が一切なくなったのです。
同書の著者は、これまでに持っていた靴下を全部処分し、同じ色・同じサイズの靴下を12足分買い集めたんだとか。
なるほどそうすれば、毎朝靴下を選ぶ時間が不要になりますよね。
たとえ毎日の靴下選びに10秒しかかけていなかったとしても、365日10秒ずつ迷っていれば3650秒のムダになるし、それを10年続ければ36500秒のムダになる。
36500秒を60で割って608分。時間に直せば10時間のロスタイムが、10年間のうちに生まれてしまうわけです。
さらにシャツを選ぶ時間や下着を選ぶ時間、靴を選ぶ時間などを加えていけば、どれだけの時間がムダにされるか想像できませんね。
3.シャツや下着も統一してみよう
そこで私が提案するのは、シャツからジャケット、靴まで全部同じ色・同じサイズの服を2枚ずつ購入して統一しまうことであります。
- ユニクロの白シャツMサイズ2枚
- 無印のTシャツMサイズ2枚
- しまむらの靴下27センチ4足分
みたいなイメージです。
こうして徹底してしまえば、「どっちのシャツを着ようかな」「今日は何色をメインカラーにしようかな」と迷う必要もなくなります。
『仕事を高速化する「時間割」の作り方』の著者は靴下を統一することだけを進めていましたが、どうせならその範囲をもっと広げようぜって話ですな。
実際に私は、肌着兼部屋着として着るTシャツ・ロングTシャツは、2枚ずつ無印で同じものを買い揃えております。
おかげで選択肢が1つだけになり、迷う時間を大幅に減らせるんで、意思決定に費やす時間も意志力も節約できるようになりました。
ただし、スティーブ・ジョブスやマーク・ザッカーバーグのように飛び抜けた存在になる自信はないって方は、1〜2セット分のおしゃれ用全身コーディネートを手元に残しておくのを忘れずに。
まとめ
- 多くの人にとって、服選びは時間も意志力もムダに浪費する行動
- 靴下を同じ色・同じサイズで用意して選ばない工夫をしてみよう
- まずは今ある服を処分し、新しく同じ色・同じサイズの服を2セット揃えるのがおすすめ
以上、「「服選び」の意思決定をゼロにすれば、時間のムダづかいを大幅に減らせるぞ」という記事でした。
同じ色・同じサイズの服で揃える勇気が出ない…という方は、7本のハンガーを用意して、7日分のコーディネートをあらかじめ決めておくってのもおすすめ。
それも難しいなら、1つのハンガーに上下セットをつくり、コーディネートのパッケージを2〜3つ用意しましょう。
「今日はパッケージ1にしよう!」と決めるだけなら、シャツとパンツ両方を選ぶよりも意思決定の量を半分にできますんで。
いずれにしろ大事なのは「自分の人生にとって一番大事なことは何か」を考えることであり、その目的に服選びは役に立つのかって視点を持つことですね。