引っ越し先のアパートの部屋で備え付けられていたエアコンが、「送風」機能のない製品になっていました。それでも送風機能を使いたいので、最高温度に設定した冷房を運転し、送風の代わりにしているぞって話です。
メンテナンスや扇風機代わりに「送風」が便利
一般的なエアコンのリモコンには「送風」ってボタンがあって、冷房でも暖房でもない風を送り出してくれる機能があります。文字通り風を送るだけのモードで、要は扇風機のような働きをしてくれる機能ですね。
たとえば秋口なんかに、夏の間に冷房でエアコン内部に溜まった湿気を逃がすために使うことができたり、「冷房を使うほどではないけど、やや暑い」って時に扇風機として使って涼んだりできます。
窓を開けて送風モードにすることで、部屋の空気を効率的に換気することもできるので、こもった熱気や湿気を逃がしたい場合にも便利。私は特に夏場の扇風機代わりとして、よく送風機能を使っていました。
備え付けのエアコンは冷房・暖房・ドライのみ
ところが、最近引っ越したアパートに備え付けのエアコンが、送風機能のない製品だったんですね。リモコンで選択できるのは、冷房・暖房・ドライ(・自動)のみ。
2017年製の比較的新しいエアコンではあったんですが、安いモデルだったのか、機能が限定されたエアコンだったわけです。
「これじゃ送風機能を使えないじゃん!」と思ったのですが、よくよく調べてみると送風機能のないエアコンでも擬似的に送風機能を使える手段があるそうで。
30度(最高温度)の冷房で送風を
その方法というのが、30度に設定した冷房を運転することです。つまり、エアコンのリモコンで設定できる最高温度に設定し、冷房モードで運転するというわけですね。
ひたすら設定温度の「↑」ボタンを連打して、これ以上上がらないって温度に設定し、冷房に切り替えてスイッチをオンにします。
この場合、外気が30度以下であればエアコンの室外機は動かず、空気を循環させるだけになります。これが擬似的に送風機能の代わりを果たしてくれるというわけですね。
要は室外機が動かなければ室内の温度は変化せず、電気代もかかってこないので、16度(最低温度)に設定した暖房を使うってのもアリでしょう。外気が16度以上あるなら室外機が動かず、こちらも送風と同じ役割を果たしてくれるはずです。
ここで注意したいのが、「風量」は必ず自動以外のモードにすること。
上記のような設定温度と運転モードにして、風量を自動としておくと、「動かす必要がない」とエアコンが判断して運転が停止してしまうことがあるからです。それでは風を送ってくれないので意味がないですよね。
あとは風向きを固定せず、スイングさせてあげると扇風機の首振り機能的な役割を果たしてくれるので快適かもしれません。
というわけで、私はいつも風量を「強」にして、冷房30度で送風運転をしております。送風機能がないエアコンを使っていて、送風の代わりになる方法を探している方は、参考にしてみてください。