『すべての仕事は10分で終わる』という本を読みました。このなかで紹介されている「大きい仕事は10分単位の仕事に小分けする」ってテクニックがいいよねって思ったのでシェア。
本書から学んだこととともに紹介していきます。
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1.大きい仕事は10分単位に分けてリスト化しよう
私は仕事を 10 分に分けることにしています。
もちろん、そもそも 10 分かからない仕事もありますが、大き目の仕事は 10 分で終わるくらいのサイズに分け、TODOとして考えます。
『すべての仕事は10分で終わる』の著者、森川 亮さんは、ToDoリストを作成する際に10単位で終わる仕事を設定しているんだとか。たとえ何時間かかる仕事であっても、10分単位の仕事に小分けしておくことで、取りかかりやすくするわけですね。
さらに、10分単位というごく短い時間で仕事を区切っているので、「次の会議まで10分あるな」ってタイミングでも迷いなく仕事を進められるっていうメリットもあるそうな。
仕事をしているとどうしても細切れの時間ができてしまうものですが、10分単位の仕事をあらかじめ設定しておけば、「この時間何しよう…」なんて迷うことなく仕事がタスクを消化できそう。
ちなみに、なぜ10分単位で分けるのかっていう理由については、このように述べています。
それは人が集中できる時間は 10 分ぐらいが限度だと思うからです。1つのタスクに1時間かけたとしても、その間、終始集中しているかというと実はその半分ぐらいはぼーっとしている人もいるのではないでしょうか。
たしかに1時間の仕事に取り組んでいるからといって、まるまる1時間集中している…とは限らないですよね。そのうち半分くらいは集中せずぼーっと単純作業しているような気もしないではないかも。
個人的には、10分単位の仕事に小分けすることによって、やっぱり仕事に取りかかるハードルが低くなるのが一番のメリットだと思います。「1時間かかる仕事だ〜」って思うと、つい先延ばししたくなってしまうものですが、「10分で終わる仕事だ!」って思えばさっさと終わらせようって気持ちが生まれますからね。
ただし10分単位だと、仕事がたくさん詰まっている日にはToDoリストがかなり長くなってしまうことが予想されますんで、手書きよりかはむしろパソコンのメモ帳やスマホアプリで管理するのがよろしいかと。
2.「タスク」と「ジョブ」の違いとは
私はいつも仕事を「ジョブ」と「タスク」の2つに分けて考えるようにしています。
ジョブというのは頭を使わないといけない仕事。
タスクというのは頭を使わずにできる仕事です。
これまで私にとっては意識したことのない考え方だったんですが、森川さんは仕事を2種類に分けているそうで。知的作業の「ジョブ」と、単純作業の「タスク」ですね。
たとえば朝の頭がスッキリしているタイミングではジョブの仕事を終わらせ、昼下がりの眠くなってくる時間帯にはタスクの仕事を終わらせる、っていうイメージでしょうか。よくある時間管理術ですね。
人によっては役立つテクニックかもしれませんが、個人的にはほぼすべての仕事がジョブ型なんですよね。零細個人事業主にとっては事務処理なんてほとんど発生しないものでして、どの仕事も少なからず頭を使うものばかり。
「ムダな雑務に追われないってことはいいことだ」と言い聞かせることにして、今日もジョブの仕事に励みたいと思います。
3.仕事とは、「アウトプットを出すこと」
それから、当たり前のことだけといいこと言ってるな〜と思ったところを紹介しますと、
私は「仕事とは何か」についていつも考えていますが、その結論は、
「アウトプットを出すこと」
に尽きるのではないかと思います。
つまり、過程より成果が大事ってことですね。
「仕事とは長時間働いてとにかくがんばることだ!」なんて勘違いしている人が少なくありませんが、いくらがんばったって成果が出なければ売上につながらず、人件費を維持することができなくなるものです。
私のようなフリーランスの人間にとっては毎日痛感することでもあり、成果のみ重視されるフリーのお仕事では、「10時間かけて終わらせました!」みたいながんばりましたアピールは何のメリットにも結びつきません。
むしろ「そんなに時間かけてやったのにこのクオリティなの?」なんて思われてしまう可能性も。だから強制的に生産性を上げなきゃいけないってプレッシャーに追われているのであります。
今後社会は確実に成果重視になっていくはずですんで、個人的にはこれからも成果を大事にした仕事をしていきたいですね。
まとめ
以上、『すべての仕事は10分で終わる』という本をもとに、ToDoリストを10分単位で書き出すことの大切さと、「タスク」「ジョブ」の違い、そして仕事とは何ぞやって話を書いてきました。
企業勤めの方にとっては役立つ情報が少なくないんじゃないでしょうか。気になった内容があれば、ぜひ本書を手に取ってみてください。