現代に生きる私たちなら誰しも、「もっとお金がほしい」と考えるものでしょう。ではどうやったら増やしたらいいのか?って疑問に答えてくれるのが、『人生は攻略できる』という本です。
同書では、10〜20代の若者向けに、お金を増やす上で必ず知っておきたいことが3つまとめられています。
①宝くじは買わない
宝くじは税金とよく似ているが、消費税や所得税などとちがって国民全員に課税されるわけではない。宝くじを通じて「税金」を納めているのは、確率を正しく計算できないひとだけだ。そのため経済学では、宝くじは「愚か者に課せられた税金」 と呼ばれている。
要は、宝くじを買って「俺は夢を買っているんだ!」なんて言う大人にはなるな、ってことですね。宝くじを買うくらいなら、まだパチンコなどのギャンブルの方がお金が戻ってくる可能性が高く、経済合理的な行動と呼べるでしょう。
しかし宝くじの実態を見てみると、4割ほどは都道府県や市に収められる「税金」という性質を持っています。300円で宝くじを買ったとして、そのうち120円はそもそも税金として持っていかれるというイメージですね。
「できるだけ税金を払いたくない」といいながら、自ら進んで宝くじという税金を支払っている…。宝くじのことを「バカ税」なんて呼ぶ過激な表現もありますが、私は一生バカ税を支払わず、もっと楽しいことに使いたいなと思います。
②マイカーもマイホームもいらない
「逃げたい時にいつでも逃げられる「経済的独立」を目指そう」って記事にも書いた通り、私はマイホームもマイカーも持ちたくないと考えています。その理由は、「いつでも逃げられる」という自由を手放すことになるから。
マイホームを買ってしまえば、基本的にその土地で住み続けるしか無くなります。これによってまず、移動・引越しの自由が奪われることになります。
加えてローンを組んで家やクルマを買うことになれば、毎月数万円の固定支出が差し引かれることになります。安易に仕事を辞めたりリスクをとって起業することもできなくなり、お金の自由・仕事の自由も奪われることになるでしょう。
リスクが不動産に偏っていると、ひとを不寛容にする。自治体が保育園や児童相談所をつくろうとしたり、近所に外国人が住むようになると、「迷惑だ」といって反対運動をする住民が必ず出てくる。その理由を口ではいろいろいうものの、本音は「地価が下がって損をするのは困る」だ。なぜなら、借金までして資産を不動産(マイホーム)に一極集中させているから。
このような不寛容な大人には、なりたくないものですね。
③ウマい話は君のところにはぜったい来ない
「必ず儲かる!」みたいな話をSNSで聞いて、大事なお金を差し出した結果、詐欺にあって損をする人が今も多くいるようです。
「ウマい話には裏がある」といわれますが、よくよく考えて「じゃあなんでそれを自分でやらないの?」という疑問を持つことができれば、そんな話に騙されずに安全にいきていくことができるでしょう。
悪徳営業マンにだまされて全財産を失うようなことにならないためには、どうすればいいだろうか。その鉄則はとてもシンプルだ。
ウマい話は、君のところにはぜったいこない。ほんとうにウマい話なら、自分で投資するに決まっているから。
だから、 ウマい話はすべて無視すればいい のだ。
本当に儲かる話があるのなら、自分でやればいいはず。それなのにSNSで人を募ってウマい話をばらまくってことは、手数料目当てだったり、最初から持ち逃げするつもりだったりと、裏でなんらかの意図があるのは確実です。
だったら、ウマい話を全部無視していれば、無用なトラブルを抱えずに生きていけるというわけです。
これらの3つのポイントを念頭に置いて、確実に損を回避してお金を増やしていきたいものですね。