Macを使うにあたって、個人的にはBetterTouchToolは必要不可欠なツールだと思っています。しかし最近になって、BetterTouchToolが動かなくなる「アクセシビリティAPIの権限」についてのエラーが頻出。その原因は、セキュリティソフトのESETだったって話です。
BetterTouchToolが無効になる?
当ブログでもたびたび紹介しているBetterTouchTool。
個人的には、3本指で上から下にドラッグする動作を[command]+[W]に割り当ててタブを素早く閉じられるようにしたり、3本指クリックを[command]+[左クリック]に設定して別のタブで開くショートカットを割り当てていたりします。
これはもう毎日数十回以上使う機能ですので、BetterTouchToolは私にとって手放せないツールの1つ。しかし最近では、以下のようなエラーが表示されて、BetterTouchToolが動かなくなってしまうことがよくあったんです。
エラー画面の指示通りに「セキュリティとプライバシー」の設定を開いてみると、「アクセシビリティ」の欄に登録していたはずのBetterTouchToolのアイコンが消えていることが判明。
正常であれば、以下のようになっているはずの画面です。
どうも新しいアプリをインストールしたり、アップデートしたりするとこのエラーが発生してしまう様子。なぜこんな風になるのか検討もつかず、困っていたところでした。
原因はESETにあり
そんな時に見つけたのがこちらのページ。こちらの投稿者の方も私と同じように、「アクセシビリティ」のページがおかしくなってしまったようで、その原因がセキュリティソフトのESETにあることが指摘されています。
ESETのヘルプページでも言及されていました。その回避策というのが以下の通り。
どうも最新のクライアントでのみ不具合が発生しているようで、1つ前のバージョンに戻すと回避できるっぽい。実際にダウングレードしてみると、この不具合に遭遇することはなくなりました。
ただ、少なくとも2019年1月に問題を把握して回避策も提示しているにも関わらず、その後半年近く修正されず放置されているってのは不信感が募るところですね。
まあWindowsと違ってMacにセキュリティソフトを入れるって話はあんまり聞かないので、もしかするとアップデートを配信するコストに見合うだけの需要がないのかもしれません。
ダウングレードで対処可能。乗り換えも検討中
もともとはメニューバーアイコンを非表示にできるっていう「見た目」を重視してESETを選んだわけなんですが、この不具合があるってなると使い続けるのが難しくなってきますよね。
かといって在宅の仕事を請け負っている以上、信頼性を担保するためにもセキュリティソフトは外したくないところ。3年ライセンスで買ってしまったので残り期間の分が無駄になってしまいますけど、他社のセキュリティソフトに乗り換えることを検討中です。
というわけで、「アクセシビリティAPIの権限」のエラーでBetterTouchToolが使えなくなってしまうトラブルに見舞われた時は、ESETが悪さしている可能性についてチェックしてみることをおすすめします。