というわけで、手持ちのデバイスのデメリットを徹底的に指摘するシリーズ第2弾です。今回は、ASUSのChromebook「C434TA」について、1ヶ月ほど使って感じた欠点について紹介します。
(MacBookと比べて)トラックパッドの操作性が悪い
これは私がメインで使っている12インチMacBookと比較しての話ですが、トラックパッドの操作性はそれほど優秀なわけではないため、マウスなしでも心地よく画面を操作…とはなりません。
もちろんWindowsPCやChromebookの中では操作性が高い部類に入るんだと思いますが、MacBookの感圧タッチトラックパッドに慣れてしまうと、物理的にトラックパッドを押し込んでクリックする操作方法にチープさを感じてしまいます。
3本指のドラッグでタブを切り替えたり、3本指タップでタブを閉じたりするChromeOSのジェスチャーは非常に使いやすいんですけどねー。
(MacBookと比べて)スピーカー周りが微妙
こちらもMacBookと比較してしまうと、本体のスピーカーが微妙な点が気になります。具体的には、まず音質が悪い。MacBookを隣に置いて音楽とか動画を流してみるとよくわかりますが、低音が聞こえてこなくてシャリシャリしたノイズのような音になってしまいます。
このデメリットも、比較する相手が相手なのでマイナスイメージがついてしまいますけども、普通はノートPCのスピーカーをそのまま使うことなんて想定されていないのでしょう。
もう1点、C434TAのデメリットというよりはChromeOSの欠点なのかもしれませんが、音量が小さくて映画やアニメの音声が聞き取れない…ってことがよくありました。
音量スライダを最大にしても、どうも音が小さくて聞き取りづらい。Chrome拡張機能で音量を操作する拡張機能をインストールすれば改善されますが、これはChromebook本体でメディアを楽しみたい場合には大きな障害になるでしょう。
明るさの自動調節ができない
C434TAは、構成によっては10万円近くするChromebookのなかでもハイエンドモデルに分類される機種ですが、最近のスマホやMacBookには当たり前に搭載されている「明るさの自動調節機能」がありません。
周りがどんなに明るかろうと暗かろうと、本体の設定で画面の明るさを調節しない限りはずっとそのまま。パソコンやスマホの画面の明るさを手動で調節したのなんて、いつぶりなんだろうかという印象すら受けました。
どうも明るさの自動調節はChromeOS側でそもそも非対応になってるっぽいので、C434TAは悪くないのかもしれませんけども。
映り込みが激しい
C434TAはグレア液晶を搭載しているので、色が鮮やかな反面、映り込みが激しいデメリットがあります。私は普段、部屋に差す日光が逆光になる位置で作業しているんですが、それでも日の光が映り込んで画面が見えづらくなってしまいます。
MacBookの場合は、同じ場所に設置していても映り込みが発生することはほとんどないので、なんだかC434TAを使えば使うほどMacBookの優秀さが浮き彫りになっていく感じです。笑
反射防止フィルムなんかを貼り付ければ改善されるんでしょうけど、個人的には余計なオプションを付け加えたくないタチなのでやめておこうと思います。
キーボードのバックライトが残念
以前のレビュー記事にも書きましたが、C434TAはキーボードのバックライトが非常に残念な作りになっています。暗いところでは視認性が上がって使いやすいですが、明るいところでバックライトをオンにしてしまうとキートップの文字がまったく見えなくなってしまいます。
キーボードの色がシルバーで、バックライトの色も白っぽい光、キートップの文字は透明に加工されているので、キーの色とライトの色が同化してしまうんですよね。
なので私は、常にキーボードのバックライトはオフの状態で使っています。再起動した後はバックライトの設定がリセットされてしまうのが、まためんどくさいデメリットですね。