身体障害も左利きも人見知りも、価値を生み出すんです。
目次
バリアバリューとは
「バリアバリュー」という言葉を知っていますか?
ミライロ代表の垣内さんが提唱している、「バリアフリー 」(障害を取り除く)ではなく、「バリアバリュー 」(障害を価値に変える)という考え方です。
垣内さんのバリアバリュー
垣内さんは、生まれつきの障害のために骨がもろく骨折しやすい体で、17歳の時には歩くことを諦め、車いすで生活をしているそうです。
垣内さんは自らについて、「私はある魔法をかけられて生まれてきた」と表現しています。前向きな姿勢が感じられて素敵ですね。
自分を好きになるために事業を起こそうと考えた垣内さんは、大学の友人とビジコンに参加したそうです。
そこで総額300万円に上る賞金を手にしたのは、「らくらく大学ナビ」という障害者の視点から見た大学周辺のバリアフリーマップでした。
自分だからこそ生み出せる価値
これは、車いすで生活する垣内さんだからこそ作れたビジネスで、自分の障害を前向きに捉えた結果なんですよね。
なんでこんな体に生まれてきてしまったんだ…とか、
俺だけこんなに苦しい思いをしなきゃならないなんて…とか。
自分の力ではどうにもならないことを変えるのではなく、「他人ではなく、自分だからこそできること」を成し遂げたんですよね。
左利きで悩む人のバリアバリュー「左利き専門店」
自分の障害や弱点も、考え方次第でバリュー(価値)に変えられるんです。
身近な例でいえば、「左利き専門店」が挙げられます。
ネットで検索すれば、今では左利き専門店がたくさんヒットしますよね。まとめページができているほど。
この例だって、左利き=障害、弱点と捉えるのではなく、自分が左利きであることを「価値」として捉えた結果なんです。
「環境を自分に合わせられないか」という視点
私たちは何かしらバリアを感じた時、「自分の方が環境に合わせなければいけない」と考える。
そうではなく「自分に合った環境はないか」「環境を自分に合わせられないか」という方向からも、物事を眺めてみてはどうだろうか。
そのような視点から見てみれば、バリアから多くの気づきや学び、チャンスを見いだせるはずだ。
TOPPOINTライブラリーより引用
垣内さんは著書の中で、このように述べています。
あなたにも、身体障害ほどではなくとも、苦手なことや弱点はありますよね。
例えば、人見知りで話すのが苦手、という人。
人見知りで話すのが苦手という弱点を生かして、「人見知りのためのコミュニケーション術」なんてコンテンツを生み出すことができますよね。
人と話すのが大好きで、おしゃべりが嫌いな人の気持ちなんてわからない!なんて人には生み出せない価値を、あなたなら生み出せるんですよ。
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私の場合のバリアバリュー
例えば私だったら、不安障害という精神病を患っています。
人前で食事をすることがで苦手で、ちょっとした不安で吐き気を催してしまう体質なんですが、こんな弱点だって価値として捉えることができます。
一般の人にはなかなか心理的ハードルが高い、心療内科へ通った体験をレポートにまとめたりとか、不安障害を抱える人の困りごとを紹介して理解を広めるとか、不安をできるだけ軽減するための対処方法や薬についてまとめることなんて、私以外の人にはなかなか難しいことですよね。
バリューでリターンを得る
このようにバリアをバリューを捉えることで、私は価値を生み出すことができ、その対価としてお金を得ることさえできます。
「なんでこんな病気に悩まされなきゃいけないんだ…」
と考えるか、あるいは価値を生み出してお金を得るか。
精神的にも経済的にも、後者のほうが豊かであることはだれにだってわかりますよね。
バリア以外だってバリューにできる
もちろん、障害や弱点ではない自分の経験だって、価値あるものと捉えることができます。
iPhoneを買って開封した経験、センター入試で高得点を取った経験、ヒッチハイクをした経験、本を読んだ経験だって、価値あるものにできるじゃないですか。
ブログや電子書籍、noteでお金を稼ぐことだって可能です。私も実際に、自分の体験を切り売りしてお金をもらっています。
自分の環境をどう捉えるか
結局、自分の捉え方の問題なんですよね。
交通違反をしてしまって違反切符。5000円払わないといけない日本氏ね!って考えるか、
わーい違反切符もらった!5000円払わないといけないけど、この体験をブログに書いて5000円稼げるようにがんばるぞー!って考えることができるかの違いですね。(交通違反はそもそも起こしちゃまずいですが。笑)
そう考えれば、毎日のできごとをもっと前向きに捉えることができるようになります。幸福度がどんどんアップしますよ。
おわりに
「自分のバリアをバリューと考えられないか」
「この体験をバリューにできないか」
という視点を持って、今日も1日過ごしてみてくださいね。