ねこ背で悩む方、腰痛や肩こりを抱える方も、ぜひ読むべき。個人的にはイメージを大きく覆される体験をした本です。
目次(2017/08/13更新)
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ねこ背解消のための「抽象的」アドバイス
『ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」』というベストセラー本があります。
ずっと気になっていて、月額980円で読み放題のKindleUnlimitedで配信されていることも知っていました。
しかし、わたしの持っているiPhoneのKindle版だと、どうも不具合があって表示できない模様。(この端末と互換性がない、というエラーです)
そのためにずっと読めずじまいだったのですが、最近KindlePaperWhiteなら問題なく読めるっぽいことが判明。
それほど内容が濃い本でもないので、さくっと読んでみました。
すると大きな発見がいくつもありましたので、本書の要点をまとめていきたいと思います。
肺の大きさを正しく認識する
あなたは今まで、肺という臓器の大きさを、小さく小さくイメージしていたのです。
いきなりなんで呼吸の話?ってなりますが、あながち役に立つ知識なのかも。
というのも、わたしの肺に対するイメージを、根底から覆してくれたからです。
これまでわたしは、自分の肋骨に収まっているはずの肺の大きさについて、まったく意識することがありませんでした。
なんとなく、ちょこんと胸のなかに入っているものだったという認識だったんです。
これは、これを読んでいる多くの方にとっても同じはず。
でも、実際の肺ってもっともっと大きくて、肋骨にぴったりくっつくぐらい、パンパンに胸のなかに収まっています。
ご自分の肋骨を触ってみてください。
この肋骨のカバーする範囲全体に、肺が広がっているんです。
ねこ背とは関係なくね?とはわたしも思うんですが、このイメージが毎日やっている瞑想(呼吸に集中して深く・ゆっくりと息をする)に大いに役立ったので、ここでも取り上げました。
ちなみに著者いわく、呼吸の深さが人の健康に大きく関わっているために、この肺の話を持ち出したんだそうです。
膝立ちをするとねこ背にならない
もう一つ、ねこ背にならない状態があります。 それは膝立ちをしている時です。
これはよくいわれることなので、すでに知っている方も多いかもしれませんね。
寝ている姿勢のほかに、ねこ背にならない姿勢は膝立ち。
たしかに膝立ちをしていると、背中がピンと張ってきれいな姿勢になっていることが自分でもわかります。
要は、この膝立ちをイメージしながら体を支えて、ねこ背を解消しようという話です。
具体的にどうするのかは、次で述べていきます。
大きな骨に乗る意識が大切
この時に、スネの太い骨に乗る意識を強く持ってください。
膝立ちをするようにきれいな姿勢を保つ方法。
それは、重さを支える骨を意識して立つ(座る)ことであります。
立つ場合には、足の裏のなかでも骨とつながっている場所。
土踏まずとかかとの間の、足の裏やや後ろに重心を置くように立つのがポイントです。
実際にやってみてびっくりしたんですが、足の裏の重心を少し後ろに意識することで、全然ねこ背にならないんですよね。
逆に、やや前の方に重心を置くと、すぐにねこ背になってしまいます。
なかなか言葉では伝わりにくいんですが、とにかく体の重心を、足の裏のややかかと寄りに置くことが大事。
座るときには、骨盤に体重を乗せることを意識するのがポイントとなります。
骨盤の坐骨という骨が、イスや床との接点となる部分です。
そこを意識して体重をかけるようにするのが、座り姿勢でのねこ背を解消するコツです。
こちらも、やや後ろに重心を置くことに重点を置くと、きれいな姿勢を保ちやすいかもしれません。
ちなみに、肩や腕を後ろに引くように意識することも加えると、すんごくきれいな姿勢になりますよ。
まとめ
実はここで書いたのは1章と2章の内容だけでありまして、実際の本には3章、4章もあります。
あえてここで取り上げなかったのは、ねこ背と関係ない話ばかりが続くから。
「一般常識は、ただの多数決」という見出しの精神論が延々続いていたりします。
なので、ぶっちゃけこの本を読むのはあまりおすすめしません。
この記事を参考にしていただくか、書評ブログの記事を読むことをおすすめします。
関係ない話が多すぎるんで。
ちなみに現時点ではKindleUnlimitedの配信対象ですし、
当ブログでおすすめしているオーディオブック版、Audible版も配信されています。
図解版も販売されているので、いまから紙の本で読もうとしている方は、こちらの方が実践しやすいかと。
きれいな姿勢で深く呼吸し、集中して作業できる体を整えましょう!