「家だと集中できないからカフェや図書館に行く」という人は多いでしょう。
しかし、移動時間やお金といったコストを考えれば、自宅で集中できるのがベスト。
今回は集中できる部屋づくりに役立つポイントを紹介していきます。
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1.自宅だと集中できない理由
これは私の学生時代の経験ですが、「勉強が続かない」「家だとだらけてしまう」と言う友だちの部屋は、入った途端に「その理由」がわかりました。
雑然と散らかっているケースもそうですが、片づいていてもリラックスするモノや気を逸らすモノが置いてあると、どうしても集中力は逃げていきます。
メンタリストDaiGo師匠の本『自分を操る超集中力』では、家だと集中できない理由をこのように述べています。
家だと集中できないのは、決して自分の意志力が弱いからではなく、自宅という空間が遊んだりリラックスするためにデザインされているからなのです。
集中するために私たちがよく出向くカフェや図書館。
もしくは、ストレス発散を目的に遊びに行くゲームセンターやカラオケ、ショッピングモール。
あなたの部屋は、この2種類のうちどちらに近いでしょうか。
ゲームセンター・カラオケ・ショッピングモールに近い部屋だと思う人は、そんな部屋で勉強や作業に集中できないのは当然です。
集中することを目的に部屋が構築されていないのですから。
2.集中できる部屋をつくろう
だったら、集中に適した部屋づくりに挑戦してみましょう。
目標とするのは、カフェや図書館のような落ち着いた空間づくり。
自宅を遊んだりリラックスする場ではなく、集中して目の前のタスクに取り組む場として模様替えするわけであります。
3.集中するための部屋づくりのコツ
そうした「集中」を目的とする部屋づくりに役立つポイントを3つ紹介していきます。
カフェや図書館、ホテルをイメージして片づける
まずは、理想像をイメージすることから始めましょう。
普段私たちが集中できるのは、どんな場所に行ったときでしょうか。
カフェや図書館、友人宅やホテル、あるいは電車のなか。
自分がこれまでに「集中できたな」と思えた時と場所をイメージしてみるのです。
「他にやることがない」というのが集中の条件なら、自宅も「他にやることがない」状態にしてしまうわけです。
「整理整頓されていてきれいな場所」で集中できるのであれば、自宅も「整理整頓されていてきれいな場所」になるよう目指しましょう。
目に入るモノを減らす
スマホやケータイをはじめ、注意をそらすものを断捨離する。これが集中力を起動させる「場づくり」の基本となります。
次にポイントとなるのは、できるだけ視界に入るモノを減らすこと。
モノが多ければ多いほど、私たちの集中力は分散してしまいます。
たとえば、何もない真っ白な部屋にひとり座っていることを想像してみてください。
そこにひとつだけ本が置かれたら、その本に100%集中することでしょう。
しかし、100冊も本があったとしたら、とてもひとつの本に集中なんてできませんよね。
あちこちの本が気になり、私たちの集中力は分散してしまうことでしょう。
作業に使わない道具はもちろん、必要のないマウスやキーボード、あるいはペンを入れている筆箱など、徹底的に減らして視界に入るモノを少なくしましょう。
必要なモノをすぐ取り出せる場所に置く
視界に入るモノを徹底的に減らす。
それができたら次は、必要なモノをすぐに取り出せるようにすることが重要です。
極端な例ですが、毎日の作業でパソコンを使うのに、そのパソコンを家の外の物置にしまっていたとしましょう。
この場合、毎朝パソコンを取りに行くのがめんどうになりますし、「それなら別のことをしよう」ってなってやるべきことを先延ばしにしてしまうことでしょう。
そうならないよう、パソコンはすぐ使えるような場所に置いておくべきなのです。
これは仕事で使う書類や文房具、勉強で使う電子辞書なんかも同様です。
必要なときにすぐ使えるよう、引き出しのいちばん上、取り出しやすい一等地に置くようにしましょう。
まとめ
- 「リラックス」が目的の部屋では集中できない
- 「集中」が目的の部屋に模様替えしよう
- 不要なモノを減らし、必要なモノを手元に置くことが基本
以上、『家だと勉強できない?集中できる部屋のつくり方』という記事でした。
自宅で集中したいなら、集中できる空間にデザインすることが不可欠になります。
行きつけのカフェや図書館と同じような部屋となるよう、テレビを減らし、お菓子を減らし、できるだけ静かな環境にすべきなのであります。
それができれば移動時間やコーヒー代を節約し、作業にかける時間もお金も増えることでしょう。