「私がAmazonを使わずLOHACOを愛用している理由」って記事では、Amazonで日用品を買うのは控えつつ、Kindle本はこれからも買っていこうと考えていることを紹介しました。
しかし最近になってiPhoneやMacの「ブック(Apple Books・iBooks)」を使ってみたら、予想以上に使いやすくてKindleから乗り換えようと検討しているよって話です。
Apple Booksの「スクロール表示」が便利
iOS12のiPhoneや、MacOS MojaveのMacで使える「ブック」アプリで初めて電子書籍を購入してみました。これまでも無料本をダウンロードして使ってみたことがありましたが、本格的に使うのはこれが最初。
するとKindleアプリと比べて読みやすいことにびっくりしまして、特にiPhone向けアプリの「スクロール表示」のオプションが非常に便利。
iPhoneのブックアプリを開いて、縦書きでも横書きでも好きな本を購入して開いてみると、表示オプションのメニューに「スクロール表示」が出てきます。
これをオンにすると、まるで縦書きのブログ記事を読んでいるかのように、スクロールでどんどん本を読み進めることができるんですね。
実は横書きの本であれば、Kindleアプリでも同じようにスクロール表示ができます(「連続スクロール」機能)。ですが縦書きの本もスクロール表示できるってのは、ブックアプリにしかない魅力。
これがあるおかげで読書がかなり捗り、外出先でも気軽に読書ができるようになりました。
Macアプリを使うとハイライトのコピペも簡単
Mac版の「ブック」アプリも完成度が高くて、こちらはスクロール表示に対応していないものの、トラックパッドで2本指ドラッグすることでページをスクロールすることが可能。
Mac版の強みはそこではなくって、自分で引いた「ハイライト」を簡単にコピペできる点にあります。
たとえばこんな風にハイライトを引いたとして、左側に表示できる「メモ」のところでハイライトを右クリックすると、「コピー」という項目が出てきます。
このメニューを使うと、クリップボードには次のような文章がコピーされます。
2019年6月24日
“この本は縦書きでレイアウトされています。
また、ご覧になる機種により、表示の差が認められることがあります。
本作品を電子書籍版に収録するにあたり、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。”メモ:: 岸見一郎 “嫌われる勇気”。 Apple Books
ブックストアでこのブックをご覧ください: https://books.apple.com/jp/book/%E5%AB%8C%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%8B%87%E6%B0%97/id783585198
前後にちょっとジャマな文章が入ってはいるものの、右クリックするだけでハイライトを引いた文章をコピペできるので、読書メモを作ったり、書評ブログを書いたりする際に非常に重宝します。
引用元はこちらです。
配信タイトル数が難点。だけど乗り換えアリかも
やっぱりKindleと比べてしまうと、Apple Booksでは読める本が少なく、価格も割高になってしまっています。
次期iOSやMacOSでUIがさらに改善されるかもしれませんが、コンテンツの少なさは一朝一夕で解決されるものではないでしょうし。
なので現状はKindleがメインにはなるものの、お気に入りの本はApple Booksで書い直したり、Kindle本を買う前にApple Booksでも配信されていないか優先的にチェックするってのが現実的な活用方法でしょう。
このままAmazonを完全に断捨離できるとスッキリするんですけど、なかなか難しいですかね〜。