ネットで偶然知った「ROLAND」という人の生き方が、同年代の男性である私からしてもめちゃくちゃカッコよかったので、これからの行き方の手本として参考にしたいと思った話です。
ミニマリストな自宅回で興味を惹かれたROLAND
「現代ホスト界の帝王」と称されるROLANDっていう人物がいます。2015年くらいからテレビの露出が増え始めたようで、この手の話題に詳しい人なら知っているかもしれません。
もともとは歌舞伎町のホストとして活躍した人で、今ではホストクラブや美容品の会社、脱毛サロンなんかも手がけている実業家なんだとか。
歌舞伎町なんて足を踏み入れたこともない私からすると完全に異世界の人間なんですが、そんなROLANDのことを知ったのはあるYouTube動画を目にしたことがきっかけでした。
よくあるお金持ちの豪邸のイメージとは裏腹に、ミニマリスト御用達のブランド「abrAsus」のメモ帳を使っていたり、無印良品のコスメを使っていたりと、値段よりも質にこだわって身の回りのものを選んでいる姿勢に好感が持てたんですね。
言葉のあちこちにホストらしいセリフも見受けられるんですが、どこかユーモアがあって憎めない。むしろ男性から見てもかっこいいと思えるくらいで。よくよく調べてみると芸人のとんねるずの2人と同じ帝京高校出身だとか。なるほど〜と思いましたね。
さっそく著書も購入
そんなROLANDが、2019年3月に本を出版していたという話も聞いて、さっそくKindle版を購入してみることに。タイトルは『俺か、俺以外か。』となんだか高慢ちきな印象を受けますが、その中身は学べるところが多くある良書でした。
小学校低学年の頃、周りのみんなが戦隊モノに夢中になっているとき、俺は『ゴッドファーザー』の映画に心を 奪われていた。
主人公はイタリア系アメリカ人マフィア、ドン・ヴィトー・コルレオーネ。家族を愛し、部下からの信頼も厚い。なによりも洗練された物腰と着こなしに、釘づけになった。
映画に出てくる男達は、スーツ姿。
「洗練された、エレガントな男はカッコいい」
8歳か9歳の俺の胸に、それは深く刻み込まれた。
たとえば、この『ゴッドファーザー』のくだりがあります。続けてROLANDは、このように書いていました。
進学した中学校はブレザーの制服だった。
俺はしっかりとネクタイを締め、革靴を 履き、制服をキチンと着こなしていた。それが一番優雅で美しいと思ったから。
「あ〜これはわかるな〜」と思ったんですよね。私もフリーランスという立場上、日々の服装を自由に選べる身分です。しかし個人的には「スーツ姿ってかっこいい!」と思う気持ちがあって、普段着はジャケットやワイシャツが多かったりするんですよね。
だから中学校、高校時代に周りのちょいワル友達に影響されて、腰パンとかシャツ出しとかしていた自分が、今になると恥ずかしく思います。
「つまらないものですが!」
この言葉が幼少期からとても疑問だった。つまらないと知っていてなぜ、人に渡すのだろうか? って。
俺ならば「最高に素敵な逸品です!」と言って渡すのになぁと。
この言葉にもおおいに共感したというか、新たな視点に気付かされたなって思います。昔から心のどこかで感じていた違和感を、うまく言葉にして表現してくれた感覚ですね。
もっと自分を好きになり、自信を持って生きよう
根暗な私がいきなりROLANDみたいにカッコよくなれるかといえば、決してそんなことはないでしょう。ホストなんていう接客業の頂点みたいな仕事が、コミュニケーション力皆無な私に務まるとは思いませんし。笑
しかしROLANDのユーモアのセンスや自信の持ち方については、おおいに参考にしたいと思いました。
もっと自分を好きになって堂々と生きられるように、まずはもっとちゃんとした部屋着を新調しますかねー。