「節約」をはじめるなら、固定費の削減や酒・タバコをやめることが最優先ですが、ついつい食費を削ってしまう方も多いと思います。
しかし、安易に食費を削ると健康を害し、寿命を縮めることになりかねません。
今回は私が実践した、健康的かつ節約にもなるライフスタイルをご紹介します。
目次(2017/02/25更新)
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コンビニを使わない
食費を節約するにあたって、まず目をつけたのはコンビニ代。
家の近くに2軒も3軒もコンビニがある地域なので、ちょっと食材が足りなかったり甘いものが食べたくなったとき、ついつい利用していました。
生活に必要なもののほとんどが揃っていますし、最近は産地直送の野菜を扱う店舗も増えてきており、便利で使い勝手のいい存在であるコンビニ。
しかし、その便利さに負け、無駄な出費を増やしてしまうのはもったいない。
その分、スーパーで安くておいしい食材を買ったり、本などの投資にお金を使いたいですよね。
100円のお菓子の誘惑
また、私の場合はコンビニに行くと、つい100円のお菓子を買ってしまう習慣もありました。
コンビニの店舗に入ってしまったあとに、100円のお菓子を我慢するよりも、いっそコンビニに行かないと決意するほうが簡単です。
目の前にある100円のお菓子を我慢するのは難しい。
しかし、自宅にいながらコンビニの100円のお菓子を我慢することは簡単。
なぜなら、自宅からお菓子までの物理的な距離が遠いからです。
人間は目の前にあるものよりも、遠くにあるもののほうが楽に我慢できます。
だからこそ、「コンビニのお菓子を我慢する」ではなく、「コンビニに行かない」ことをマイルールとしました。
ちなみにこれは心理学的にも明らかにされていて、物理的な距離が近ければ近いほど誘惑を大きく感じ、遠ければ遠いほど誘惑は小さく感じるそう。
「欲求の逆転」現象を起こさない
健康と節約という長期的な目標を達成したいという欲求と、100円のお菓子を食べたいという短期的な満足を得ようという欲求。
本来は長期的な目標を叶えたい欲求のほうが高いですが、100円のお菓子に近づけば近づくほど「欲求の逆転」が起こりやすくなります。
これを防止するのが、「物理的な距離をおく」という戦略です。
※詳しくは『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』の224ページを参照。
お菓子を買わない
食費を節約するにあたって、コンビニの次に切り詰めようとしたのは、お菓子でした。
お菓子は短期的な快楽はもたらすかもしれませんが、健康を阻害し、寿命を縮める要因である、と私は考えています。
なので、1円や10円安いからといって格安スーパーを回って食費を切り詰めるよりも、お菓子を断つことのほうが合理的だと思ったのです。
しかし、私は昔から甘いものとお菓子が大好き人間。
いきなりバッタリとお菓子を禁止できるとは思っていません。
そこで、いつも食べていたスナック菓子の代わりに、「スルメイカ」や「フルーツ」といったおやつは買ってもOKというルールにしました。
おやつはスルメイカとフルーツ
スルメイカは、低脂肪高タンパクで、水分を吸ってお腹もふくれる便利な食材。
特に食塩無添加で、パッケージの原材料名の欄に「いか」しか書かれていないスルメイカばかりを選んで買っています。
塩が添加されていなくても、もともとしょっぱいのがスルメイカなので、くれぐれも食べ過ぎと塩分のとり過ぎには注意しています。
フルーツに関しては、なるべくお金に糸目をつけないようにしています。
リンゴやみかん、パイナップルなど。
スナック菓子に比べると金額は高くなりますが健康的ですし、お腹にたまり食べる量が減るので、結果的に食費を軽減できています。
スナック菓子を食べるときのように健康に対する罪悪感も感じず、気持ちよくおやつを楽しむことができますよ。
朝食を抜く
以前『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』という本を読みました。
そのなかで紹介されていたのが、「『朝食を食べないと太る』はもはや時代遅れ?」というコラム。
3食しっかり食べたほうがダイエットは成功する…なんて方法はよく聞きますが、実はそれは誤りだったことがわかります。
「朝食を抜くような人は、そもそも健康に気を使ってないから太る」のであって、健康に気を使う人が朝食を抜いた場合は、しっかりと体重が落ちることがわかっているそうです。
「半日断食」で健康づくりにも
この話がおもしろいなと感じ、私自身の食事スタイルも見直してみることにしました。
『3日食べなきゃ、7割治る』では、断食を行なうと花粉症が軽くなり、集中力もアップするなど、「食べないこと」のメリットが紹介されています。
そのなかでも「半日断食」というのが手軽で試しやすい内容でした。
具体的には、朝食を抜いて昼食を軽めにとり、夕食は質を重視したメニューを8時頃までに食べる。
そして次の日の昼食まで、16時間以上何も口にせず生活する、というプチ断食です。
こうした手軽な方法でもじゅうぶん健康上のメリットが得られるならうれしいし、食費の節約にもつながるではないですか。
ということで、最近は「夕食を早めに食べ、朝食を抜く」という生活に切り替えました。
空腹時は集中力が増すので、午前中の作業が捗るようになったのが実感できます。
ここ最近ブログの更新が続いているのも、そのおかげかもしれません。笑
健康を第一に食費を節約しよう
ここまで私が実践している3つの食費節約術をご紹介しましたが、どれも「安価で手軽な食べ物で食費を減らす」ことはしていないことにご注目ください。
体に悪いものを食生活から減らし、質の良いものには食費を惜しまない。
こうしたスタイルが、健康にも食費の節約にもつながっているのです。
…とはいいつつ、家計簿アプリで厳密に計算してみたら食費が多かった時期に比べて月5,000円くらいしか節約できていませんでした。
あくまでもメインは、「健康」ですね。
おまけとして節約効果が期待できるような、健康的なライフスタイルを目指しましょう。