大人になってからも、食べ物の好き嫌いが激しい人がいます。
たとえば私がそう。
でも、嫌いなものを「NO」ときっちり言えるのであれば、それは充実した人生を送っている証だよねって話です。
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好き嫌いが激しい
食べ物に関して好き嫌いが激しい人っていうのは、子どもでも大人でも多いですよね。
ピーマンが食べれなかったり、ニンジンが嫌いだったり。
そういう好き嫌いはなかなか治らないもんで、嫌いな食べ物を克服するのも難しかったりします。
私の場合の食べ物の好き嫌い
たとえば私の場合、肉も魚も卵も嫌いです。
特にスーパーに売っている安物の鶏肉や豚肉がダメでして、どんな調理をしても消せない生臭さが苦手だったりします。
魚も生の海鮮料理はほぼ全部NG。
生卵も食べれなくて、生モノ全般が嫌いという人間であります。
なので子どもの頃はたんぱく質がほとんど摂れておらず、栄養バランスは最悪だっただろうなぁと思うこともあります。
子どもには好き嫌いはさせたくない
さて、私は食べ物の好き嫌いに関しては寛容というか、「嫌いなものをわざわざ無理して食べなくてもいいじゃん」という考えをしています。
しかし子どもたちに対しては別。
もし自分に子どもができた場合にも、できるだけ好き嫌いなく食べてくれるよう支えていきたいとも考えています。
栄養バランス的な観点から
その理由は、ひとつは栄養バランスを保って、多様性のある食事をしてもらいたいという願いから。
365日同じものを食べるのではなく、人間の本性に沿って多種多様な食材を口にするのが、健康に生きるためのベストな方法。
そう考えているので、今後長い人生が待っている子どもたちには、できるだけ嫌いな食べ物も克服してほしいと思います。
「おいしい食事の世界」を知ってもらうためにも
もうひとつは、広い食事の世界を知ってもらいたいという願いから。
たとえば、私のように生の魚が食べられないと、せっかく日本という国に生まれたのにマグロもウニも、サーモンも食べれないことになります。
「○○が食べられないなんて、人生半分損してるよ」なんて訳のわからない言葉もありますが、生魚が食べられるかどうかで食事の世界の広さが大きく変わるのも事実。
自分の子どもには、より広い食の世界を知って幸福になってもらいたいと考えているからです。
大人になったら思いっきり好き嫌いして生きよう
その一方で、大人に対していうのであれば、「嫌いなら食べなくてもいいさ」というスタンスです。
というのも、20歳、30歳、40歳くらいになったら、この先どのくらいおいしい食事を食べられるかわからないからです。
たとえば、明日交通事故にあって首から下が動かなくなってしまい、今後一生病院食しか食べられない生活になったとしたら。
食わず嫌いを克服するために今日食べた生魚が、実質的に人生最後の自由に食べられた食事ということになります。
そんなのって嫌じゃないですか。
だから、大人になってからは残りの人生を考えつつ、まあまあ健康で好きな食事ばかりを食べればいいんじゃないかと思うわけです。
そういう生き方が、充実した人生を送っていることの証なんじゃないかと。
3食カップ麺はまずいけど
とはいえ、1日3食全部がカップ麺というのはまずいでしょう。
今の刹那的な欲求にフォーカスを当てすぎてしまっており、数年後の自分の健康さえ危うくさせてしまう結果になります。
嫌いなピーマンやニンジンをわざわざ積極的に食べようとする必要はないけれど、それなりに健康的な食事を心がけたいところ。
野菜の中でもわりと好きな野菜を食べるように努力するとか、野菜は控えめだけど果物をたくさん食べるようにするとか。
サプリメントも賢く併用する
あとはもちろん、サプリメントを利用するのも立派な戦略ですね。
私は加工食品とサプリメントの利用には否定的ですが、どうしても嫌いな食材からしか摂取できない栄養素があるなら、サプリメントを使うこともアリだと考えています。
たとえば、青魚が苦手な人がオメガ3のサプリメントを飲むとか。
一番いいのは、好きな唐揚げやハンバーグを手作りしてできるだけ変な調味料が入り込まないように配慮しつつ、マルチビタミンのサプリメントで栄養を補う…というスタイルではないでしょうか。
まとめ
- 子どもの頃には、嫌いな食べ物を克服させてあげたい
- でも大人になったら、嫌いな食べ物を無理に食べる必要はない
- だって、いつ大好きな食事が食べられなくなるかわからないから
以上、「食べ物の好き嫌いが多いのは、充実した人生を送っている証」という記事でした。
もし余命1ヶ月と診断されたとしたら。
嫌いなピーマンやニンジンを克服しようとは思いませんよね。
とはいえ、人生が無限にあると考えてしまえば、ついついカップ麺や唐揚げやハンバーグなんかを食べすぎてしまうことでしょう。
中長期的なこれからの人生を見据えつつ、食事から得られる幸福度が最大になるよう、心がけて生活したいですね。