2018年1発目は、目標達成のためのエントリーです。
せっかく立てた新年の誓いや目標を守り抜くため、身につけておきたい3つのテクニックを紹介します。
SPONSER LINK
1.「SMART」な目標設定
経営目標を達成するためのメジャーなテクニックとして、「SMARTの法則」というものがあります。
これは、
- Specific(具体的な)
- Measurable(測定可能な)
- Achievable(達成可能な)
- Realistic(現実的な)
- Time-oriented(期限が明確な)
の5つの頭文字をとったもの。
特に大事なのは具体性と測定可能性、〆切の存在
私たちが日常生活で目標を立てる際には、SMTの部分が特に大切になります。
つまり、具体的で、合格ラインが明確で、〆切がある目標を設定しようってことですな。
たとえば、「今年は貯金するぞ!」なんて目標は3日坊主に終わることが確実でしょう。
そうではなく、「3月31日までに、ゆうちょ銀行の残高を、今より10%増やす」みたいな目標を立てるべきなのです。
同じく「ダイエットするぞ!」は「3ヶ月後の誕生日までに3kg減少する」のほうが達成しやすいですし、「英語の勉強するぞ!」ではなく「4月の試験でTOEIC700点を取る」のほうが達成しやすくなります。
わかっていてもつい抽象的な目標を設定してしまうのが私たちの性質ですので、これでもかというくらい具体的な目標づくりに努めましょう。
2.if-thenプランニング
if-thenプランニングは、習慣形成の分野では絶大なパワーを誇るテクニック。
if-thenプランニングはとてもシンプルです。基本形は次の通りです。
「①(if)もし、Xだったら、②(then)Yをする」(=If X happens, then I will do Y.)
引用:『やり抜く人の9つの習慣』
「もし〜だったら」というトリガーを設定し、「〜をする」というアクションを設定するわけです。
たとえば、
- ゲームがしたくなったら、20秒待ってから遊ぶ
なんてのも効果的なif-thenプランニングです。*1
- なにかモノがほしくなったら、そのお金でほかのどんなモノが買えるか考える
というif-thenルールを決めておけば、貯金がしやすくなるでしょう。
- 夜9時になったら、スマホの英会話アプリで1つフレーズを覚える
みたいな時間をトリガーとするのも効果的です。
このif-thenプランニングをうまく決めておけば、どんな目標も達成できるでしょう。
3.完璧主義ではなく完了主義
最後は、私たち日本人が陥りやすいといわれる「完璧主義」を手放すことです。
私もかなりの完璧主義だったんですが、近年では「完了主義」に切り替え、なにごとも完璧を目指すのではなく完了を目指そう、という考え方になりました。
課題を完璧に達成するのではなく、まずは課題を完了させることに重点を置く。
100%の完成度を目指すのではなく、80%でも60%でもいいから、課題を完了させることを目指すようにしましょう。
引用:【書評】腕立て1回が人生を変える。『小さな習慣』の威力がすごい
ということですね。
「60点でもいいんだ」と考える
完了主義者になるためには、「60点でもいいんだ」という考えを受け入れることが大切です。
目標の100万円まで貯金できなかったからといって、60万円まで貯めた貯金がムダだったとはいえませんよね。
ところが、なかには「100万円すら貯められないなんて自分はクズやなつだ!いっそ散財しちゃえ!」と考えてしまう人もいます。
完璧主義だと「100%達成できないと意味ない!」と考えてしまいますが、完了主義であれば「60%でも目標に近づけたのはすごいことだ!」と考えることができます。
これは仕事にも応用できる考え方で、〆切ギリギリに100%のクオリティで上司に書類を提出するんじゃなくて、〆切のずっと前に60%のクオリティで提出するほうが、成果も評価もあがりやすくなります。
「完璧主義ではなく完了主義で!」というスローガンで、完璧主義を手放すようにしましょう。
まとめ
- 具体的、合格ラインが明確で、〆切を設けた目標を立てよう
- 「if-thenプランニング」で自分の行動を操ろう
- 完璧主義を手放し、完了主義を目指そう
以上、『新年の目標達成に役立つ3つの習慣』という記事でした。
スクラントン大学による自己申告制の調査では、新年の誓いを1ヶ月守り抜いたのは50%、半年守り抜いたのは40%にすぎなかったとされています。
自己申告での調査なんで、実態はもっと悪い数字になるでしょう。
それだけ新年の誓いや目標は長続きしないってことであります。
自分の意志の弱さを自覚し、ここで紹介したようなテクニックを用いることで、新年の目標を達成しましょう。
*1:なぜ20秒待つのがいいのかって理由にかんしては「「20秒ルール」で良い習慣を身につけ、悪い習慣を手放そう」の記事を参照。