ダイエットをはじめとする目標達成や習慣形成では、あらかじめサボる日を決めておく「チードデイ」ってやり方が定番です。
しかし私は、悪習慣を手放すケース以外では、チートデイは不要って考えている人間であります。その理由をご紹介。
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1.習慣を身につける時に役立つ「チートデイ」
「パレオな男」さんのブログで紹介されている実験によると、あらかじめサボってもいい日、つまり「チートデイ」を設けたグループは、そうでないグループに比べてダイエットの効果が大きくなったことが紹介されています。
「サボっても良い日がある」という安心感が精神的にメリットをもたらすようで、セルフコントロール力(自制心)が高まり、ダイエットが楽しいと感じ、モチベーションも高まったんだとか。
さらにダイエット以外の目標達成でも、チートデイを設けたグループの方が貯金に成功したり、勉強を続けることに成功したとのこと。これならチートデイを積極的に使うべきといえそうです。
2.悪習慣を断つ時には、ガス抜きとして有効
ダイエットなんかはわかりやすい例ですが、「悪習慣」を断ち切る際には、チートデイは非常に役に立つと私は考えています。悪習慣を断つってのは我慢の連続ですんで、適度にガス抜きとなるような日がある方が成功しやすいのは当然でしょう。
禁煙や禁酒なんかは、チートデイをつくると逆に失敗する確率が高くなりそうですが、お金の使いすぎを防ぐ(節約する)みたいな目標なら、週に1回くらい爆買いする日をつくってもいいんじゃないでしょうか。
逆に、我慢を必要としない目標だったり、良い習慣を身につけようとしている場合には、ムリにチートデイを設けないのもアリだと思っています。
3.良い習慣を追加する時には、あえて設けないのもアリでは?
というのも、私は目標達成や習慣形成の際に、よく「続いた日数をカウントする」という方法をとっているからです。今日でブログを毎日書き続けて442日目、明日で443日目…というように、続けられた日数を毎日数えるわけです。
すると、人間には損失を避けたいって心理が働くほか、「授かり効果」っていって、すでに手にしたものを手放したくないって考えも働きます。「もう442日も続いているんだから、中断させたくない」っていう気持ちが芽生えるわけですね。
そんな状況でチートデイを設けてしまうと、せっかくの大記録が途絶えることになってしまい、むしろ「どうにでもなれ効果」が大きくなってしまうはずなんです。
ですので、現場で目標達成に取り組んでいる人間からすると、「ムリにチートデイを設けない方が良い場合もある」と考えるわけです。1つの考え方として、参考にしてみてください〜。
まとめ
以上、悪習慣を断つならチートデイは有用だけど、良い習慣を身につけるならムリに設けなくてもいいのでは?という話を書いてきました。
私が「続いた日数をカウント」しているように、チートデイ相反するような目標達成の手法を使っているなら、ムリに導入しなくてもいいよね、って話でもあります。
チートデイともうまく付き合いながら、目標達成や習慣形成をがんばりましょう〜。